PERSON 社員紹介

自分が携わったニュースが
「誰かの原動力」になれば

ニュースを取材し、映像素材をつくる日々

2018年に報道局ニュースセンターに異動し、『ワールドビジネスサテライト』の番組制作に携わるようになりました。テレビ東京の報道局では、記者とディレクターを兼任することがよくあります。平日夜から生放送される番組に間に合うよう、まずは記者として現場に足を運び取材をします。会社に戻ってから原稿を書き、今後はディレクターとして、取材した内容をわかりやすく伝えるために、映像の編集やテロップの内容を考えます。放送ギリギリまで編集作業をして完成させ、オンエアをするという仕事をしています。取材対象が決まる流れとしては、当日の放送内容を決めるデスクから「こういうネタがあるから取材に行ってきて」と指示をうけることもあれば、自分自身で取材したいネタを見つけて提案することもあります。「自動車」「飲料」「外食」「マーケット」など業界によって担当者が決まっているものもあります。担当は、好きなものや興味のある業界について情報収集をしていくうちに、いつの間にか担当になっていくパターンが多いと思います。

新型コロナウイルス流行から医療担当へ

今は、新型コロナウイルス関連のニュースが多いですが、その中でも私は医療関係を担当しています。報道局に異動する前は、イベント事業部でクラシックコンサートやアイスショーの運営を行うなど、報道局とは全く異なるセクションで仕事をしていました。私自身、政治や経済に関する特別な知識を持っていたわけではなかったので、ニュースセンターに異動した直後は、「自分はどの分野で貢献できるだろう」と悩んだ時期もありました。そうこうしているうちに新型コロナウイルスが流行し、日本はもちろん世界にとっても未曾有の事態で、当然、番組スタッフ全員が手探りでゼロから情報収集を行うことになりました。そのとき、よーいどんのスタートなら間違いなく自分も貢献できるものがあると思ったんです。積極的に情報を収集し、ニュースのネタを提案して、それが採用されることもありました。番組内で医療分野を重点的に取材するチームを発足する際にも声をかけてもらいました。医師や専門家にインタビューをしたり、ワクチンの開発・摂取に関する情報収集、国内と世界の感染状況を調べたりすることが多いです。こうした取材をして感じたのは、普通に暮らしていたらおそらく接することがなかった専門家や病院の方などの話しを聞けるというのは、この仕事をしているからこそできる貴重な経験だということです。世界で起きている最前線の情報を得て世の中の動きを感じることができるのも楽しさの一つだと思います。

「伝えるためのインプット」の大切さ

イベント事業部にいた頃は報道フロアは、どこか近寄りがたい堅苦しい印象がありました。しかし異動してみると、意外と和気あいあいと仕事をしていて、そこまで他部署と雰囲気は違わないような気もします。ただ、生放送の直前や放送中は、事故をおこすこと無く無事に放送を終えなくてはいけないので、緊張感があるのは確かです。
そして、スタッフそれぞれが担当番組ごとに動いているので、朝に放送を終えて反省会をしているチームもあれば、昼のニュースに向けてオンエア前でバタバタしている人もいる。同じ時間帯に全員が自分の席(デスク)で仕事をしていることが無いのも報道の特徴です。
今は新型コロナウイルス感染防止対策のために在宅勤務も推奨されているので、在宅勤務時は翌日に放送するニュースのリサーチやリモートで対応できる当日放送のサポート業務にあたっています。在宅勤務が始まってからが、一人で調べものをする時間は効率的に取れるようになりましたね。特に、医療分野を扱うようになってからは、身につけないといけない知識が膨大で日々勉強しています。今まで全く携わってこなかった領域ですし、最初はDNAとRNAの違いすらわからないような状態でした。まずは自分がしっかり知識を得て理解をしてなければ取材した内容をわかりやすい言葉に変換して原稿を書くことができないんです。100の知識を取り入れても、オンエアで視聴者に届けられるものは1あるかどうか。なので、外に取材に出るだけではなく、地道に情報収集とインプットをする時間の方が圧倒的に多いと思います。

自分で取材した内容が、誰かの原動力となる

2019年、台風19号で被災した宮城県の丸森町に取材に行きました。取材したのは台湾からボランティアに来られていた方々です。お互いにカタコトの英語でしか意思の疎通がとれない状態で、浸水した家の泥を掻き出すボランティア作業などを1日密着取材しました。なんとか取材を終えて会社に戻りましたが、いざ編集作業をはじめると「もっとこんな話しを聞けば良かった」とか後悔することばかりで、先輩からもかなりのダメだしをされました。被災地でボランティアの方々も大変な思いをしている中、どこまで踏み込んでいいものかわからず、躊躇した結果、取材が足りない部分が多かったのです。こうした密着取材ははじめてでしたので、「もう少しなにかできたのでは」と自分の中では悔しさの残る出来事でした。ところがその1ヶ月後、再びその台湾の方々を番組で取り上げることになり、前回後悔した取材にトライできるチャンスが到来しました。今回こそはボランティアのために来日した彼らの思いを深掘りしてちゃんと届けたいと、実際に台湾にも足を運びました。そして、台湾の取材で知ったのは、自分としては反省がのこった前回の放送が反響を呼び、たくさんの感謝のメッセージが日本から台湾に届けられていたということです。取材対象者のもとに手紙や千羽鶴などが送られていたことを教えていただいたんです。私が取材やディレクションを担当したニュースが、自分の知らないところで誰かに影響を及ぼし、誰かの善行の原動力になっていたことを実感し、テレビの放送の力を改めて認識しました。とても印象深い仕事になりましたね。

「何でも楽しめる」姿勢が、新たなニュースを生む

報道局だけではなく、どこの部署でもそうだと思うんですけど、テレビ局の仕事は「色んなことを楽しめる人」が向いていると思います。特に報道局の場合、世界中で起きている様々なニュースを取り上げるので、もともと知らなかったもの興味がなかったものを取材することも多くあります。そのようなときに「まだ知らない興味深い世界があるかもしれない」と考えて、好奇心を持って積極的に調べ上げ、知識の幅を広げていくことを「楽しい」と思える人が向いていると思います。私も入社して、イベント事業部に配属になった時は、「テレビ東京ってイベントをやってるの?」という感じで、想像もしていなかった仕事をすることになりました。でも実際に仕事をしてみると、収益を出すことの喜びやイベント特有のやりがいもあり、とても楽しんで仕事ができていたように思います報道の仕事は興味を持って調べたことから、「これを伝えたい」というものが生まれてくる。情報を待つのではなく、自ら動いて突き詰めていくタイプの人には、とてもやりがいのある仕事だと思います。

プロフィール


2013年入社/総合職採用
入社後は事業局イベント事業部(現ビジネス開発局イベント事業部)に配属。
2018年に報道局ニュースセンターに異動し、現在は『ワールドビジネスサテライト』を担当。

担当番組


WBS

思い出の一枚


異動した1~2年は自然災害が多い年で、被害を取材し中継する事も多々ありました。特に18-19年は豪雨災害・台風被害が多く、全国各地に取材に出ているような状態でした。

報道局紹介