PERSON 社員紹介

さまざまなデータを分析して
テレビのチカラを示していく
総合編成局マーケティング部 佐治裕一朗「さまざまなデータを分析して、テレビのチカラを示していく」

教師になるつもりがテレ東に

実はもともと教師になりたかったんです。「保険として普通の就活もしておこう」という感覚で比較的早い時期に選考が始まるテレビ局を受けたので、まさか受かるとは思っていませんでしたが、これも何かの縁だ、テレビに関わる仕事だったらどんなことでも楽しいだろうと思い入社を決めました。何の気負いもなく、自然体で受けられたのがよかったのかなと思っています。僕が学生時代の頃のテレビは、誰もが当たり前のように見ている影響力のある存在。テレ東であれ教師であれ「人に影響を与える仕事がしたい」というのはひとつ、自分のなかの軸としてありましたね。
大学時代はニューラルネットワーク、いわゆるAIの研究をしていました。研究とアルバイトに明け暮れたごく普通の理系学生なんですよ。テレビ業界は特別な個性や経験がないと受からないイメージがあるかもしれませんが、普通の人でもちゃんと受かるんだよということは、僕だから言えることかなと思います。

視聴データの登場がマーケティングを変えた

マーケティング部のメイン業務は「どうすれば番組をより多くの人に見てもらえるのか」を分析して提案すること。つい数年前まで、番組を分析する手段はいわゆる「視聴率」や、意識調査程度しかありませんでした。それが近年では、インターネットにつながっているテレビから何百万台分もの「視聴データ」がリアルタイムで収集できるようになりました。この膨大なデータを番組作りにどう活かすかが僕らの課題。視聴データの収集に関してはどのテレビ局にとっても未知の分野なので、各局と協調しながらデータを整備し、ルール作りを一生懸命やっている段階です。
また、社内では、分散していたデータをダッシュボードにまとめて「この番組は視聴率がこれくらいで、配信数はこのくらいで、ツイッターではこれくらい盛り上がってて、ネット記事だとこれくらい取り上げられてて」と可視化できるようにしました。僕がこの部署で最初にやった大きな仕事です。

仮説をたてること、仮説を証明すること

視聴データからは、視聴者が番組のどのタイミングで流入・流出したかも秒単位でわかるので、より最適な番組構成などを分析することができます。データを分析する上でまず大事なのは、適切な仮説を立てること。そして、その仮説を証明するためにデータをどう読み解くかということ。仮説が正しいと分かったときはものすごく気持ちがいいですね。この「仮説を立てて、それを証明していく」プロセスは理系の研究にも共通していることなので、マーケティングは理系の人に非常に向いている分野だと思います。

今後は視聴データを軸に、新しいクリエイティブ開発にも関わっていきたいですね。僕は番組づくりにデータを活かしていくことこそが今後のテレビ局の競争の要だと思っています。今でも番組に対して小さな提案はしていますが、企画そのものの提案にも取り組みたい、取り組まなければと考えています。

テレビの影響力をデータで示したい

今のテレビは、皆が当たり前のように見るものではなくなっています。若い世代にとってはあくまでYouTubeなどの動画配信と並ぶチャンネルのひとつという感じ。スマホネイティブも1層(20〜34歳)に上がってきました。テレビというデバイスを持っていないという人も増えてきたなか、なんとかスマホにコンテンツを届けようと各局が一生懸命頑張っているところです。
正直なかなか厳しい状況ですが、テレビ東京には50年以上のコンテンツ制作で積み重ねたノウハウや信頼がありますので、今のうちに、若い世代に支持されるコンテンツをどう開発していくかを考え、テレビデバイス以外にもリーチを広げていかなければいけません。今年はオリンピック・パラリンピックなどの大きなイベントもあります。マーケティング部としてもテレビの影響力をデータで示す絶好の機会です。データの量や範囲が拡大するにつれ重要性も増している非常にホットなセクションだと思います。

どうしてテレビなのか、よく分析を

分析には、適切な仮説とそれを裏付けるデータの読解力が必要です。では適切な仮説を立てるにはどうすればいいのかというと、多種多様な経験をしてインプットを増やすこと。時代の流れやトレンドを把握していないといけないので、常にいろんなことに興味をもってアンテナを張れる人が向いていると思います。
この先、テレビというデバイスがなくなることはないと思いますが、間違いなくテレビ局だけのものではなくなっていきます。そのような状況でも僕らは視聴者に豊かな視聴体験を届ける使命があります。そのためにはクリエイティビティと同じくらいテクノロジーが必要だと考えます。テクノロジーがテレビ局の未来を変えていく、そこにはまさしく理系の力が必要です。
テレビ業界に入りたいと思っている人には、今この業界がどういう状況におかれているのかはきちんと分析しておいてほしいですね。また、いろんなメディアがあるなかでどうしてテレビなのかというところは、きちんと自分の考えを持ち、ぶつけてほしいなと思います。

プロフィール


2002年入社/技術職採用
入社後、システム部に配属。その後、デジタル関連セクションに異動。番組ホームページをはじめとしたWEBコンテンツの制作ディレクションを経て、データ放送を用いた番組連動施策等の企画開発を担当。2017年から現職。

仕事の逸品


おやつ

どうしてもデスクワークの時間が多くなりがちなのでおやつを。
さいきんハマったのはこれ!止まらない!

ある1日の仕事の流れ


09:00-11:00
前日の番組分析
前日放送した番組の分析をして現場に報告します
11:00-12:00
打合せ
番組プロデューサーから課題などを聞き取ります
12:00-13:00
ランチ
13:00-17:00
分析
打合せを受け現状分析や提案を考えます
17:00-19:00
ルーティン作業の自動化
働き方改革を受けて、こんなことにも取り組んでいます
19:00
帰宅

オフショット


たまに娘の弁当をつくります(3回目)。これがいい気分転換に!ただ、回を追うごとに娘からの要望はハードに…

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