PERSON 社員紹介

起きてしまったことを、どうするか?
「出たとこ勝負」のテレ東イズム

もう少し「ものづくり」を続けたいという気持ちでテレビ局に

大学生の時、英語劇のサークルに入っていたんです。現役最後の年となる大学3年生のときに、劇全体のプロデュースをする立場でやらせてもらったお芝居が、自分としてはどうしても「もっとできたのでは?」と思うところがあって。それまでは教師になるつもりで教職課程をとってたんですけど、その不完全燃焼感から「もう少しモノづくりをやり続けたい」と思って、テレビ局への入社を志望をするようになりました。
僕がテレビ東京に入社してよかったと思うのは、社内の風通しがいいというか、「思ったことを言ってもいい」雰囲気があるところです。本気で番組を良くしようと思ったときには、たとえ相手が先輩であっても「こっちの方が良くないですか」とか「これはちょっとやりたくないです」という意見を伝えられる環境だと思いますし、何よりその意見をみんなで話し合ったりして、大切にしてもらえます。社員の人数が少ないからかもしれませんが、ハードな業務ながらも毎日みんなでワイワイと文化祭をやってるような感覚なんですよね。それが今の時代にあっているのかはわからないですけど、僕はこの感じのテレビ東京がすごく好きですよ。
最近は「他局ではなくテレビ東京に入りたい」って志望してくれる学生さんも少なからずいてくれるんですけど、やっぱり会うと「えぇ!本当に!?テレビ東京だよ?」って聞いちゃいますね(笑)。でも実は、僕らみんなどこかでは胸を張って「テレビ東京で働いてます!」って言いたいなと思って番組作りをしているので、心の中ではすごく嬉しいです。あんまり言うのも恥ずかしいですけど。

家族も大切なスタッフの一員

今は制作局で、バラエティ番組を手掛けています。テレビの仕事の魅力はなんといっても、自分が興味のある場所があれば行けるし、会いたい人に会いに行ける。そしてその経験を番組を通して日本中に伝えることができる。そういうところが、素晴らしい仕事だなと思っています。その仕事にチームで取り組めるのが、また楽しいんですよね。自分の興味のあることや面白いと思うことを共有しながら番組を作っていく。英語劇を仲間と作って楽しんでいた学生時代から、自分のやりたいことは変わっていないんだと実感します。
もちろん、ツライこともあります。例えば今、僕がメインで担当している『出川哲朗の充電させてもらえませんか?』という番組でいうと、1ヶ月の半分ぐらいは撮影の準備とかで地方にいるときもあります。そうなると僕はともかく、家族が大変ですよね。やっぱり家事や家族サービスに割く時間も少なくなりますから。でも、我慢してもらったり応援してもらって、支えてもらって番組をつくれている。だから、本当に家族には頭が上がりません。何ならエンドロールにスタッフみんなの家族の名前も載せたいくらいです(笑)。
一昔前はテレビ局というと激務で、仕事人間ばかりで「家族のために帰ります」などとはとても言えない……というイメージだったかもしれませんが、今は環境もどんどん変わってきていると思いますね。僕も、子どもの授業参観とか運動会とかがあれば、ガンガン休みをもらっています。「その日は子どもの学校あるんで撮影ムリです!」「それは、そっち優先だな!」って先輩に言ってもらって(笑)

先輩から受け継がれるテレ東イズム

入社2年目でADをしていた時に、『所さんの学校で教えてくれないそこんトコロ!』という番組で初めて海外ロケに行くことになったんです。オーストラリアのタスマニアだったんですけれど、世界遺産の絶景ポイントをバックに番組MCの所ジョージさんそっくりに作った人形の写真を撮るという企画があったんですね。ロケの一番最後の日にその写真を撮影する予定だったんですけど、前日の夜に泊まる宿に着いたところで、僕が管理してたその人形が手元にないことに気付いたんです。予算の関係で人形のスペアは用意してなかったので、「どうしよう?どうしよう?」って慌ててパニックになりながらも、意を決して先輩のディレクターに打ち明けたんですよ。当然めちゃくちゃ怒られると覚悟してたんですけど、これが全然怒られなかった。「そっかぁ……じゃあ、どうしようかねぇ」って呟くだけで慌ててもいなかった。結局のところ、車を100kmほど走らせて直前までロケをしてた場所に戻ってもらって、そこで人形は見つけることができたんでよかったんですが…。ロケが終わってから「何であのとき怒らなかったんですか?」とディレクターに聞いてみたら、「怒ってもなくしたものは出てこないし、だったらどうやって撮影したらいいかを考えた方がいいから」と。あの経験は今でも強烈に印象に残ってますし、自分の仕事の進め方とか、後輩との接し方を考えるきっかけにもなったと思ってます。いま担当している『出川哲朗の充電させてもらえませんか?』のロケもいつもガチなので、事前に想像してた展開から脱線することばかりなんですよね。でも、チームみんなで出川さんのバイクを車で追いかけながら、「このあと、どうするかな?…まあ、出たとこ勝負だ!」なんて話しながら、制作しています(笑)。だから、そういう状況に応じて考えて工夫して番組を作っていくって姿勢が、テレ東のイズムとして脈々と受け継がれてるのかもしれませんね。

就職活動は、自分自身を見つめる良い機会

就職活動を頑張っている人やこれから始める人に伝えたいのは、就職活動自体から得るものがたくさんあるよ、ということ。僕自身、もともと人見知りで人の目を見て喋ることもできなかったんですよ。それが就職活動を進めるうちに、克服されてはいなかったとは思うけど、ある程度苦手なことをごまかせるようになったり…自分自身と向き合う貴重な時間になったと思います。だって面接で「あなたはどういう人間なんですか」って深く問われますよね。僕はそれまでの人生で、自分の性格や将来についてもそんなに深く考えたことがなかったんですけど、そのときに初めて自分が何を好きとか、どうしたいのかとか、何を大切に思っているかとかがわかったし、反対に自分がやりたくないこと、こういうのは受け入れられないなっていうこともわかったと思っています。それは社会人になった今でも、自分が行動する際の軸になってますね。 番組作りにおいても自分のことを良く知っている方がいいと思います。自分自身の考えがブレていると何を一番に伝えたいのかがわからなくなるし、それは番組を見てくれている視聴者さんにも伝わると思うんですよね。…とにかく、就活をきちんとやり遂げるだけでも仕事観や人生観にもプラスに作用させることもできると思うので、前向きに頑張ってほしいです。

今しかできないベース作りを

僕が一緒に働きたいなと思うのは、好奇心や探究心、向上心のある人。自分で面白いことを探し回ってカタチにしていく、現状に満足せずにより良く改善を続けていく……クリエイティブであるとはそういうことだと思いますし、それがテレビの仕事だと思っています。僕らみたいなおじさんにとっては、そういう後輩と雑談するだけで、すっごくいい刺激になるんですよ。僕らが知らない今のトレンドを教えてもらって、新しい企画に繋がることもよくありますし。あとは…「ちゃんと常識がある」っていうのも大事かな(笑)。僕らは出演者さんや取材させていただく方、放送作家さんや技術スタッフさんとか、とにかく「誰か」に協力してもらいながらチームで番組を作っているので、最低限の常識があった方が、チームである番組制作の場では楽しく活躍することができるかと。
それから、モノづくりの共通言語になる知識も備えていた方がいいと思います。番組作りの現場では、「あの漫画のあのシーンみたいに」とか「あのドラマ、あの映画の出演者さんが……」という話が頻発します。でも、社会に出て働き始めると忙しくなって、しっかり意識していないとインプットの時間を確保するのが難しくなるんです。だからこそ、テレビの世界で働きたくて、学生の間に何をするべきか考えている人がいるなら、そのような「ベース作り」をしておいてもらうといいのではと思います。自分が面接官で面接をしていても「あ!この人、テレビやエンタメが本当に好きなんだな!」って伝わってくる学生さんがいるんですよ。そういう人は入社してすぐに一緒に番組づくりをバリバリできると思うし、若くてもチャンスが多くなってくると思います。

プロフィール


2005年入社/エンタテインメント職採用
入社後、制作局CP制作チームに配属され、約9年間番組制作業務に従事したのち、2014年4月に編成局編成部に異動。2018年1月から制作局CP制作チームに復帰し、現在は『出川哲朗の充電させてもらえませんか?』『ウレロ☆シリーズ』の演出・ディレクターとして活躍。これまでに『所さんの学校では教えてくれないそこんトコロ!』『やりすぎコージー』などの番組を担当。

担当番組


出川哲朗の充電させてもらえませんか?
ウレロ☆未開拓少女
元祖!大食い王決定戦

思い出の一枚


撮影で、日本全国を旅することができました。

制作局紹介