PERSON 社員紹介

リアルタイム配信は新しいことだらけ

ライブ配信の需要は右肩上がり

リアルタイム配信設備の保守や整備、ライブ配信系の業務や、最近は「ネットもテレ東」の開発など幅広く担当しています。配信技術センターと配信ビジネスセンターは、表裏一体の関係で、配信関連事業の技術面を支えるのが配信技術センターですが、事業系と技術系で業務内容が離れている感じはありますね。最近リアルタイム配信をするようになって、関わりが増えてきたかなと思います。他部署とは、リアルタイム配信をする場合、その延長対応や運用方法、システム変更や機能追加のご紹介や提案をするときに接点がありますね。
2022年4月からTVerでリアルタイム配信が始まりました。私が入社したときに、設備を作っていきましょうという段階だったので、最初の検討のところから入らせてもらって、総務省の実証実験をベースに、どのシステムを採用するか、どのメーカーの機材を入れるかというところから話し合いに参加し、実際に構築をして今年の4月に無事スタートできました。今は、民放5局とTVerとでリアルタイム配信の話をする会議に参加したりしています。私が入社したのが2020年で、コロナ禍ですぐリモートワークが主流になってしまった世代なのですが、コロナをきっかけに、社内研修とかもライブ配信がかなり増えたタイミングだったので、全配信っていうのを打ち出すちょっと前から、配信業務に対する世間的な関心が増えてきたのかなという印象があります。
「全配信時代」と会社的に打ち出したことによって、どちらかというとコンテンツの作り方の方法が変わったのかなと思います。配信で権利的に使えないものは使わないようになったり、これまでは見受けられなかった様々な工夫が見受けられます。
ライブ配信は案件的にはどんどん右肩上がりに増えています。これまでリアルで開催されていた企画がどんどん配信に移り変わってきているかなと思います。

放送と配信で変わる権利関係

ライブ配信の技術を担当しているので、それぞれの番組の担当者の方にどういうことをやりたいかお伺いして、「こういうやり方でどうでしょうか」と提案をしたりしています。
今でこそ「全コンテンツ全配信」というスローガンを会社的に打ち出したので、だいぶ皆さんも気にしてくれるようになりましたけど、やっぱり権利的に隠さなきゃいけないところが抜けているような事も多々あるので、毎回、「権利的にこれ大丈夫でしたっけ」「ああこれは駄目ですね」といったやりとりをしています。見逃し配信はアーカイブとして認識されやすいので、権利関係の複雑さを理解していただきやすいのですが、地上波と同時に放送しているリアルタイム配信でも、使えない素材がある、ということは忘れられがちですね。また、今まで配信をやっていなかった部署の方から「配信をやりたいです」というお声がけをいただく機会も増えてきました。配信での権利関係などは、毎回ゼロから説明をし、細心の注意を払う心持ちでいます。例えばオリンピックの映像でNHKさんが持っているものは配信では使えないとか。世界卓球でも結局は使用しなかったんですが、ギリギリまでNHKさんの素材を使うかもしれないと前日まで調整していました。
私はグループ会社のテレビ東京コミュニケーションズも兼務しているので、そちらの立場だとテレビ東京から依頼をもらってやるので、見積を出したりといった業務も担当しています。現場に出るときはテレビ東京コミュニケーションズの立場で、局内で話し合うときはテレビ東京の社員という立場と、場面によって切り替えています。

配信設備は小さい放送局

仕事の覚えやすさという意味合いでは、基本的なネットの知識、例えばIPアドレスがどう、といった知識は事前に持っていた方が多分業務に慣れやすいとは思います。見逃し配信なら指定の動画フォーマットで納品してもらって、メタ情報と呼ばれている番組表で出てくるようなタイトルや詳細などを入れて、それを配信するというような流れで作業を行います。しかし、リアルタイム配信をやっている関係上、放送の知識もないとしんどいですね。そもそもどうやってCMに入るタイミングをもらったらいいんだろうとか。番組延長も放送側ではどうやっていて、配信ではどうすればうまく放送に追従する形になるだろうとか。リアルタイム配信では放送と同じものを配信で出さなきゃいけないので、配信の知識だけではやっていけない部署かなと思います。私もまだ勉強中なんですけどね。
時には、放送局の心臓部、マスターがやっているようなことを配信担当としてやらなきゃいけないこともあり、私の先輩が言うには「ある意味小さい放送局を作るというのがリアルタイム配信の設備を作ることだ」とのこと。
新しい取り組みだからこそ、ところどころアップデートも必要で、全員が初めて行うという業務内容ももちろんあって。最近では世界卓球の延長対応をしたんですけど、初めてやるものだったので大変でしたね。

他局の技術者とのつながり

2021年、東京オリンピックの公式動画サイト「gorin.jp」で実施されたライブ配信のオペレーターを各局の皆さんとやらせていただく機会があって、赤坂のTBSに2、3週間通いました。どうやってオリンピックの映像が作られているか、どうやって各局放送しているかとか、オリンピックについての勉強にもなったし人脈も広がりました。
私も驚いたのですが、技術って他局同士で競合他社として認識をしてる感じがあんまりなくて、皆さん知識を共有して協力して進歩していきましょうねっていう雰囲気が心地よいですね。最近だとリアルタイム配信設備の見学会をして、各局見に行かせてもらいました。テレビ東京内でも、12階の技術フロアはちょっと雰囲気が違うかもしれませんね。

社内人脈で得た情報も業務に生かされる

そもそもテレビ東京は人が少ないので、若手も活躍しやすい環境にあると思います。ただ活躍しやすいといっても、自分が得意な分野だったり、「これやってみたいんですけど」ということを言っていかないと、周囲の人には伝わりません。いろいろ質問を繰り返しているうちに、興味が広がり、自分の興味関心が相手に伝わり、チャンスが舞い込んでくる。その積み重ねです。
もちろん希望部署に必ず配属されるとは限りませんが、私はたまたま第一希望の部署になったので、その中で自分が何をやりたいかとか、こういうところがまだできていないというのを知っていかないといけません。情報収集のためには、人脈が大切だと感じます。アンテナを張って、いろいろな人と喋っておくことが大事です。1年目の社内研修とかでも少しずつ人脈を作っておくと、あの人にちょっと頼んでみようとか、相談がしやすくなります。
在宅勤務でもいいのですが、私は結構出社しています。やっぱり出社した方が人とコミュニケーションが取れますよね。そこから得た情報がそれこそライブ配信の業務にも生かされています。

新人の素直な意見がありがたい

テレビの仕事をする以上、テレビが好きじゃないとしんどいとは思います。ただ最近入社した人たちを見ると、「あまりテレビは見ないです」と言っていて、この2年ですごく変わったなと思います。私は今、新人のトレーナーをやっているのですが、TikTokの話をされて、私はやっていないからどうしたらいいのか(笑)。でも、私ももう入社して3年目で、どうしても会社のやり方に寄ってしまっているので、素直に意見を言ってくれるのはいいですね。いろんなことに興味があって好奇心旺盛な方に来てほしいです。

プロフィール


2020年入社
入社後、IT推進局配信技術センター(現:テック開発局配信技術センター)に所属。配信事業を支えるインフラの企画・開発・導入・保守、広告付き動画配信、定額制動画配信、ライブ配信の技術戦略の立案、配信技術に関連する調査・研究に携わる。

思い出の一枚


1年目の3月に社外向けの大きい案件を担当させていただいた時の写真です。
やらなければならないことも多く、社外向けということでかなりのプレッシャーでしたが、ここで学んだことは今も活かされています。