バラエティのテロップで日本語を勉強
テレビ東京で以前放送していた『Ya-Ya-yah』という番組が好きで、テレビ業界に関わってみたいなと思っていました。中国のメディア系の大学を卒業後、日本の大学院に進学。日本語の勉強を始めたのは大学2、3年生くらいからです。バラエティのテロップを見てほぼ独学で勉強してきました。その時にたくさん日本の映像コンテンツも観ていたので、いま職場の先輩や友達と、昔の番組の話で盛り上がることができています。
大学の卒業設計では、脚本から人物相関図を自動で生成するシステムを作りました。それをきっかけに、ドラマの構成や脚本の書き方についてより知ることができました。また大学院では、AIによるテロップの表現を課題として研究していました。テロップは手打ちが多いので、人手不足の中でもAIが活用できたらと考えていました。
コンテンツプロデューサーはこんな仕事
プロデューサーとコンテンツプロデューサーの違いをプレゼントで例えると、プレゼントの中身をこだわって作る人がプロデューサーで、そのパッケージデザインや売り方、PRキャンペーンまで考える人がコンテンツプロデューサーです。コンテンツプロデューサーは配信、投資、DVD、番組販売など、番組の放送外収入における収益の最大化を目指す責任者です。一方、プロデューサーは、台本、撮影、キャスティング、放送、権利問題など、番組内容の制作に集中して配慮する立場です。プロデューサーとコンテンツプロデューサーの仕事内容は被っている部分もありつつ、それぞれ異なる分野もあります。
制作局のドラマ室と、配信ビジネスセンターは、どちらもドラマに関する仕事内容があるので、よく混同されますが、それぞれ持っている番組枠及び目的が違います。ドラマ室は地上波放送の視聴率を重視する一方で、配信ビジネスは、視聴率に加えてグッズやDVDなど、放送外収入を目指して全体のマネタイズを考えています。現場の立ち会いとデスク作業の割合は、コンテンツプロデューサーのときは現場2:デスク8、プロデューサーのときは逆転して、現場8:デスク2ぐらいになります。
私は1年目のときにバラエティで1本プロデューサーを担当して、2年目でドラマも1本担当しました。二つとも自分の企画ではありませんが、若手にチャンスが回ってくる機会は、他の局より多いと思います。
若手の意見も取り入れてくれる環境
私が所属している配信ビジネスセンターは若手がとても多くて、私が入社してからも、さらにキャリア採用や社内異動で若い社員が増えました。上長も若手の意見を聞いて取り入れてくれる方です。例えば今までずっと印鑑が使われていたところを、電子印鑑にできませんか?と提案したら、次の日にはさっそく管理担当と打ち合わせを行い、翌週にはもう整備が始まっていました。意見を真剣に受け止めてくれるので、調子に乗ってばんばん意見を言ってしまいます…たまにやっぱり言いすぎたかも…と夜に眠れなくなることもあります(笑)。会社の人は友達や家族みたいな存在です。部内でも他の部署でも、あまり上下関係がなく、自由に意見が飛び交っています。みなさん出身も違って多様性があって、だからこそ、この会社は面白いなと思います。気軽にランチに行ける人も多いので、出社のモチベーションも上がっています。
トレンドは追いかけるのではなく、
自分で作らないといけない
全社的には60周年の企画募集、新しい挑戦を後押しする特別トライ枠の企画募集、配信で海外向けセールスを目的とした企画募集、原作無しのオリジナルドラマ募集、番組カテゴリーに限らずビジネスアイデアの企画募集など、、、社内での企画募集はかなり頻繁に行われています。
手持ちの業務がすごく忙しい時期だと、企画を考える余裕がないこともありますが、ちょっとでも時間ができると、今はどのような企画募集があるかなと調べて企画書を出す人が多いのは配信ビジネス部員の特徴です。
どんな企画でも、基本的に準備期間は数か月など、時間を十分とってくれています。そのため、企画制作に関して、トレンドに関して、改めて考え直す機会がありました。ちょっと前までは、最近のトレンドに乗った企画を出そうとしていたんですけど、それは違う、自分で次のトレンドを作らなくちゃいけないと思い始めました。また、自分の好きなものから発想したり、SNSをチェックしたりもしています。テレビ離れが進む中、世界を知る入り口がSNSになってきたので、SNSは企画を立てるのにも重要なツールです。
就活では外国人であることを生かしつつ、
自分ならではのアピールも
就活の時は、”お祈りメール”しか来ない時期がありました。グループワークが特に苦手で、日本人学生と自身の語学力を比較して、自信を無くしたりもしていました。確かに、面接官の日本の方々にとって、外国人の自分はただ「日本語を話せる外国人」という抽象的な存在だったことに気がつきました。日本に沢山の外国人がいる中で、自分にしか出来ない事はあるのかと、落ち込んでいた時期もありました。
自信を取り戻すために、改めて自分の得意分野を整理しようと思いました。「私は、日本語も中国語も英語も話せて、文系と理系の学歴がある。好きなこともいっぱいある。」ということに気がつき、自分のことをより具体的に話すようにしたら面接官との会話も盛り上がるようになりました。外国人だと、なぜ日本に来たのか、それだけの話題で面接時間の15分が終わってしまうケースが多いので、生い立ちや国籍に限らない、一人の人間としての性格や好きな事、能力、個性のアピールを会話に入れるように工夫しました。
チャレンジ精神のある人待っています!
急に大きな仕事を任されても、躊躇せずに自信を持って、「できます!」と言えるような、チャレンジ精神のある方が求められていると思います。初めてプロデューサーを任された時は、そもそもプロデューサーの仕事内容すらわかっていない時期だったので、「私で本当に大丈夫なの?」と不安もありました。配信ビジネスはこのようなことが起きる部署なんです(笑)。でも、何かトラブルが起こりそうなときに、先輩がしっかりと出てきてヘルプや意見をくれるので、自分を成長させてくれます。
今、現場にいる人たちは、20代後半とか30代以上の人が多いので、就活生の皆さんのような若者の声に飢えています。だから、今の自分は「右も左もわからない」と思わないでください!自分が知っていることを迷わずしっかりと発信してください!どうか後悔が残らないように、皆さん、就職活動を楽しんでください!
プロフィール
2021年入社
入社後、配信ビジネス局配信ビジネスセンターに所属。『みなと商事コインランドリー』『映画演劇 サクセス荘』『ダイアンの絶対取材しない店』などの番組のコンテンツプロデューサー、『何かおかしい2』『#ウルトラマワス』などのプロデューサー業務を手がける。
担当番組
思い出の一枚
「部長と社畜の恋はもどかしい」のポスター撮影にスタンドイン!恥ずかしくて後ろからこっそり記念写真を撮ったのでこの画質に・・・
その後デザイナーさんからスタンドインVer.のレタッチ済データも頂きました。