働くなら「好きなもの」に関わりたかった
大学・大学院時代は画像処理に関する研究をしていました。テレビ東京を志望した理由は、「テレビが好き」だったというミーハーな理由です(笑)。また、理系の学科にいると就職活動では基本的に「自分の研究してきた内容」に近い分野をみんな志望していくんですね。でも僕はそういう方法に少し疑問を抱いたというか、やはり「自分の好きなこと」でないと働き続けるのは難しいのでは……と思ったんです。そんなときに「テレビ局でもIT系の技術採用がある」ということを知りました。技術系の採用はカメラマンや音声などの分野というイメージだったんですが、IT分野でも採用がある。テレビ局が配信などを手掛けていることはユーザーとして知っていましたから、ここだったら自分が学んできたことと、テレビという好きな分野をかけ合わせた仕事ができるのでは……そう思ってテレビ東京を志望しました。
いろいろな人と話し合いながら業務効率化を目指す
配属されたIT推進局デジタル改革センターでは、DX戦略の立案と、それに基づく基盤システムの企画や開発、運用を行っています。DX戦略というのは、簡単に言えば「デジタル技術を活用して業務効率化していくこと」。テレビ東京のシステムは大きく分けて2つの種類に分類することができ、1つは放送を管理するシステム、もう1つは経理など日々社内での業務を管理しているシステムに分かれます。この2つの大きなシステムに関して、ユーザーも巻き込みながら業務効率化を進めていくことが、デジタル改革センターの主な目的です。かんたんなプログラミング等自分で直接手を動かすことはありますが、自分の手で作るよりは「いろいろな人と話し合いながら進めていく」部分が多いですね。他の業務も含めると、自分の関わっているものに関しては社内の開発は1割ほどで、9割は外部の会社の方に開発をお願いするので、自分の役割としてはその「橋渡し」のようなものでしょうか。そのため、ピークの時期は1日のほとんどがいろんな人との打ち合わせで終わってしまうような状態でした(笑)。ただ、大学のときに行っていた研究でもチームで進めていた部分はあったので、そういう意味では学生時代の経験が活かせているかなと思います。
右も左も分からない状態で挑んだ社内システム開発
入社してすぐに開発に関わった「ナナ番地。」というシステムが、今年ようやくリリースできました。これは一言でいうと「テレビ東京のコンテンツを管理するシステム」です。これまでも、番組情報を管理する旧システムは存在していたのですが、それは「放送回ごと」の管理になっていて、地上波放送の他に、ネット配信コンテンツが急増している現在では、なかなか使いづらいものになっていました。コンテンツ管理の方法を今の時代に合ったものにリニューアルしたのが「ナナ番地。」で、過去番組のアーカイブ映像もオンラインで貸し出しできるようになったり、いろいろな配信プラットフォームに渡す番組情報を効率化できたりと、まさに”DX”に則する形で進化しています。社内でも使われている範囲が非常に広いし、ユーザーごとに求める機能も違いますから、いろいろな部署の人に話を聞きながら開発を進めていきました。ただ、最初に関わることになったときは、入社仕立ての時期でしたし、「システム開発ってなんですか?」という右も左も分からない状態。しかも当初の中心メンバーは6人ほどで、そのうち2人が1年目というなかなかハードな状況でした(笑)。周りの人のほうが不安だったのではとも思いますが、勉強しながらなんとかリリースにこぎつけました。
「何ができるかまだ決まっていない」という面白さ
もう1つ業務で担当しているのは「池袋ミラーワールド」というテレビ東京が運営しているメタバース空間です。ここではユーザー認証やデータベース・バーチャル空間の設計、ポータルサイトの構築、データ活用などさまざまなことを行っています。コミュニティ事業部という部署がメインで運営していて、僕はそこにIT側のメンバーとして関わっている感じですね。メタバースに関しては今でこそいろいろな企業が参入していますが、「池袋ミラーワールド」がスタートしたのは2021年の3月だったので、かなり早い方だったのではないでしょうか。プロジェクトが立ち上がるときは社内でも「何ができるの……?」という感じでしたし、いろいろな企業の方に話を聞きに行くところからスタートしました。メタバースという分野は、まだまだ「何ができるか」「何が正しいか」が定まっていないところが多く、それが面白さでもあると思います。例えば、バーチャルイベントをすることをメインのコンテンツにするのか、ユーザー同士のコミュニケーションをメインにするのか、それを全部できる空間は果たしてできるのか……多分どの企業もまだ答えを出せていなくて、新しい文化が生まれている段階です。その中で「テレビ東京としての答え」を見つけなければいけないんだろうな、というのを肌で感じているところです。
働きながら知識や技術を身につけることができる環境
現在の働き方としては週の4〜5割は出社で、あとは在宅勤務です。テレビ東京の他の部署に比べても在宅でできる作業が多いですし、打ち合わせなども基本的にリモートですから、新型コロナウィルスの流行が激しい時期は積極的に在宅を推進されていました。基本的には土日が休みになりますから、OAの時間に合わせて出社するシフト制の部署も多いテレビ局の中では、かなり他業界に近い、いわゆる「オフィスアワー」を重視する働き方になるのではないでしょうか。また、働きながら知らなければいけないことも多い部署でもありますが、これに関しては「わざわざ勉強する」というよりは、打ち合わせで出てくる資料を理解するために調べていくうちに自然と知識や技術がついてくる……という感じですね。業務の中で知識を身に着けたり、スキルアップしたいという人には向いていると思います。
まだ3年目ではありますが、感じているのはテレビ東京は「優しい人が多い」ということ。少なくとも僕がいる部署は1年目や2年目だから意見が言えないということはないし、逆に「それぐらいのことを言ってくれたほうがいい」と言われる場面が多い。入社してすぐに先輩方が多い現場に関わることになりましたが、物怖じしたり萎縮したりすることなく働くことができています。とても働きやすい会社だと思いますよ。
プロフィール
2020年入社
2020年入社後、IT推進局デジタル改革センター(テック開発局DXセンター)に所属し、DX戦略の立案と、それに基づく基盤システムの企画、開発、導入、保守、運用業務に従事。
これまでの業務内容の具体例:コンテンツ管理システムの開発・運用、DXプロジェクトメンバーとしての活動、池袋ミラーワールドでユーザー認証やデータベースの設計、ポータルサイトの構築、バーチャル空間の設計、マーケティングへのデータ活用などを担当。
思い出の一枚
自分が開発に携わった社内システム「ナナ番地。」のアイコン用に作成したイラストです。
社内システムのアイコンなのに、外部のデザイナーさんと打合せを重ねて作成したあたりにテレビ局らしさを感じました。