- 柔道グランドスラム東京2015をご覧いただき、ありがとうございました。引き続き、当HPにて動画をお楽しみください。
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ニュース
2015.12.2
五輪をモノにする難しさは自分が一番知っている【浅見八瑠奈 ルポ】
代表権争いに敗れ、涙をのんだロンドン五輪から3年半。一度は畳を離れようかと迷うこともあったが、「柔道の申し子」は再び世界の舞台へ戻ってきた。「濃密だった」という3年半を振り返るとともに、気になるライバルの存在を聞いた。
2008年の北京五輪では谷亮子か福見友子か? 2012年のロンドン五輪では福見か浅見八瑠奈か? 女子48kg級の代表選考ほど揺れた階級はないだろう。これまで命運を分けてきたのは、過去の実績と若さ溢れる勢い──。浅見は2011年の世界選手権で優勝したものの、2012年の代表争いに敗れてオリンピック出場の座を掴むことができなかった。
失意の中にいた浅見は、2013年世界選手権の決勝で敗れた後、一年間の休養をとった。その間に頭角を現し始めたのが、若きライバルの近藤亜美だった。
■ベテランと若手
近藤は、2014年の世界選手権で優勝し、浅見の代わりに世界女王へと上り詰めた。
新たなライバルの出現について、浅見は「自分が休んでいる間に世界で活躍する選手が出てきたのは、女子48kg級のあるべき姿。ある意味、日本の強さを示してくれたのはよかったと思いましたし、自分がオリンピックに出たいなら必ず勝たないといけない相手だと思いました」。
27歳の浅見と20歳の近藤。7歳という年の差だけではなく、それぞれの乱取りの稽古を見ていると、両者の振る舞いと柔道スタイルは対照的である。
浅見が「前に出ていくのが近藤選手の強さ」と分析するように、近藤はいつ何時も喜怒哀楽を表現し豪快に技を仕掛けていく。
その一方で、相手に自分の心理を悟られないようにして、飄々と多種多様な技を繰り出していくのが浅見の柔道である。
「柔道グランドスラム東京」を目前に控えた11月中旬。所属のコマツ女子柔道部で稽古に励む浅見は、畳の上にいるときは決して表情を緩ませることはない。残された時間を大切にじっくり味わうかにように、ただひたすら静かに闘志を燃やし続ける。
ポーカーフェイスの浅見が唯一頬を緩ませたのは、稽古後、助監督の谷本歩実氏(女子63kg級アテネ・北京五輪二連覇)から指導を仰いでいるとき。ほんの少しだけ覗かせた温かみのある笑顔が印象的だった。
■追う立場と追われる立場
なぜ、浅見は必死なのか。それは追う側から追われる立場となり、「オリンピックで戦うためのヒント」を探し続けているからだ。
「追われているとも追っているとも思っていないんですけどね(笑)。どちらかというと、世界を追っていると思っていますが。でも、福見さんもこういう時期を乗り越えてきたのかな、と思うことはあります。近藤選手を見ていて、昔の自分とリンクするというか…。オリンピックへのチャンスをモノにする難しさは自分が一番感じています」
■ラストチャンスを掴むために
そして2015年12月。代表権争いに大きく関わる「柔道グランドスラム東京」を迎える。
近藤と初めて対戦したのも、昨年の「柔道グランドスラム東京」だった。決勝戦で巴投げで有効をとられて敗戦を喫したものの、「オリンピックのために戻ってきた」という浅見の視界はその戦いを経験してよりクリアになったと語る。
「あのときは試合ごとに感覚が戻ってくるのを感じていたので、負けたことよりも自分はもっとできるんじゃないか、という気持ちが強かったです。ライバルは近藤選手だけとは思っていませんし、同じ相手に勝つことが大事だと思っています。今は先のことは考えていないですし、次のオリンピックがラストチャンス。そのチャンスをモノにするためのヒントを見つけて、自分に足りないものを埋めていきます」
女子48kg級、リオデジャネイロ五輪の代表権争い。その最終章が幕を開ける。
■関連ニュース
同じ相手に勝ち続けるか。そのヒントを見つけ出す 【浅見八瑠奈 インタビュー】
「リオデジャネイロ五輪代表選考会 柔道グランドスラム東京2015」
テレビ東京系列で12月4日(金)から3日連続放送!
メインキャスターは6年連続で小泉孝太郎!
【放送日時】
12月4日(金)夜 6:00 放送
12月5日(土)午後 4:35 放送
12月6日(日)午後 4:10 放送
【番組公式HP】
https://www.tv-tokyo.co.jp/judo/judogs2015/
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