- 柔道グランドスラム東京2015をご覧いただき、ありがとうございました。引き続き、当HPにて動画をお楽しみください。
- 柔道グランドスラム東京2015をご覧いただき、ありがとうございました。引き続き、当HPにて動画をお楽しみください。
ニュース
2015.11.13
「絶対」のない世界で、王者へ挑む【七戸龍 ルポ】
2014年の世界選手権で、日本の最重量級に久々のメダルをもたらした七戸龍選手。しかし、2014年、2015年と2回の大会で獲得したのは銀メダル。彼の目の前には世界選手権7連覇中であり、ロンドン五輪の金メダリストであるテディ・リネール選手(フランス代表)が立ちはだかる。王者を倒し、オリンピックでの“金”へ—グランドスラム東京が、悲願への第一歩となるか。
「柔道グランドスラム東京」まで、あと1ヶ月。国士舘大学の柔道場では、黙々と練習に励む七戸龍の姿があった。乱取りでは100kg級の下和田翔平、同じ100kg超級で柔道グランドスラム東京に出場する上川大樹と休みなく組み手を続けてゆく。
饒舌に何かを語ったり、表情豊かに感情を表現するタイプではない。しかし、その闘志の強さは端々から見て取れる。
「よく、『あまり怒らないね』って言われるんですけど、そんなことはないんですよ(笑)」
インタビューでもそう語った七戸。確かに、取材中最も印象に残ったのは、彼が乱取りの最中に見せた「笑顔」だった。真剣な表情で組み合いながら、ふと見せた闘志むき出しの笑顔。インタビュー中の柔らかな表情とは全く違うその顔が、おそらくアスリートとしての彼の本質なのだろう。
取材時に見せてくれた2つの銀メダルは、彼にとっては“悔しさ”の象徴らしい。2度の世界選手権とも、リネールに敗れ2位となった。100kg超級に君臨し続ける王者への壁は、やはり厚い。
「差は縮まってはいるとは思うけれども、まだ相手のほうが上。でも柔道は『絶対に負ける』というのも、『絶対に勝つ』というのもない。ワンチャンスは絶対にあると思うので、そこを作れるように臨みたい」
そう、「絶対」はない世界。だからこそ、彼の目の前に立ちはだかるライバルはリネールだけではない。同階級の他の日本人選手も、彼にとっては代表の座を争うライバル。現在世界ランキング3位であり、100kg超級の中では最もオリンピック代表に近い七戸ではあるが、けしてその座が安泰なわけではない。そんな“一つも落とせない”試合でもある柔道グランドスラム東京が彼にとって若干相性が悪い大会でもあるだけに、緊張感はやはり大きいようだ。
■育ててくれた「環境」への感謝
現在、27歳。オリンピック出場がかなえば、リオ五輪の際には28歳での出場となる。
「『遅咲き』とはよく言われます。でも自分ではそんな風に全然思ってなくて、『しっかりやっていたら結果が出てきたな』位にしか感じてないですね」
けして、恵まれた環境にいたわけではない。エリートと言われるような強豪校にいたわけではなく、周囲の指導者や先輩、後輩に恵まれていままでやってこられた……そう語る七戸。4年前のロンドン五輪の際はランキング外で悔しい思いをしたが、今はオリンピック出場が目の前に届くところに来ている。
また、この4年間で、もう一つ彼には大きな変化があった。それは「家族」の存在。
「家にいる時間はどうしても少なくなってしまいますけど、そんな中でも待ってくれている人がいる、それは大きいです。家に帰ってからも笑顔になれる、というのは自分にとってプラスですし、明日も頑張ろうという気になれますね」
自分をとりまく、全ての人への感謝を胸に世界へーー「オリンピックで金」という悲願達成への布石が、まもなく始まる。
■関連ニュース
一つ一つの勝利を、オリンピックへとつなげていく 【七戸龍 インタビュー】
「リオデジャネイロ五輪代表選考会 柔道グランドスラム東京2015」
テレビ東京系列で12月4日(金)から3日連続放送!
メインキャスターは6年連続で小泉孝太郎!
【放送日時】
12月4日(金)夜 6:00 放送
12月5日(土)午後 4:35 放送
12月6日(日)午後 4:10 放送
【番組公式HP】
https://www.tv-tokyo.co.jp/judo/judogs2015/
柔道初の試み!カメラアングルを切り替えて楽しめる「マルチアングル動画配信」実施!




