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新井 千鶴インタビュー「東京までの4年を、しっかりと勝ち上がっていく」

2016.11.28
柔道グランドスラム東京2016 - 新井 千鶴インタビュー「東京までの4年を、しっかりと勝ち上がっていく」

悔しさを胸に「自分に足りないもの」を見つめ続けた。グランドスラム東京での「勝ち」は彼女が新たなスタートを切るために必要なものとなる

 

――リオデジャネイロ五輪には残念ながら代表として行けなかったわけですが、

五輪代表争いをした田知本遥選手の試合は観られていたんでしょうか?

 

現地で観ていましたけど、複雑な気持ちでした。代表選考会で勝てていたら自分もこの畳の上で戦えていたのかなとか、自分の過去を思い出しながら色んな気持ちで観ていました。

 

 

――正直、田知本選手の金メダル獲得は複雑な思いでしたか?

 

 

ずっと競ってきた相手なので、優勝してほしいとは素直には思えないですよね(苦笑)。でも2回戦でオランダのポリングに勝った瞬間に、田知本さんは決勝に行くんだろうなと思いました。気迫もすごかったし、見ていて刺激を受けましたね。

 

 

――4月の選抜体重別選手権をむかえるまでは、新井さんの方が五輪代表争いでは有利だったと思うのですが、やはりそこでの負けが悔やまれますか?

 

田知本さんにはずっと勝てていない、そんな中で去年の世界選手権の代表に選んでもらって……そこで勝ちきれなかった。これは自分自身の責任でもあるし、最後の最後で負けてしまった。結果が全てなので、自分の力が足りなかったなと。

 

 

――選抜体重別選手権で負けた後、インタビューに答えてくれましたが、意外と冷静に見えました。あの時はどういう気持ちだったんでしょうか?

 

リオデジャネイロ五輪に出たいという気持ちで練習してきましたし、試合に臨むにあたっては『やりきった、ちゃんと準備してきた』という気持ちだったんですね。負けた瞬間は私自身も急に感情が出ないで、『何でだろう』という気持ちで。でも聞かれているので答えなきゃいけない……色んな気持ちの中で答えていました。初めての感覚でしたね。

 

 

——―次の2020年、東京五輪に向けて、今はどんな思いですか?

 

これまでも別にリオデジャネイロ五輪だけを目標にしていたわけではなく、目の前の試合に勝つことに必死で、がむしゃらにひたすらやっていたら、リオが近づいてきた……という感じだったんです。でも今は、前回のスタートとは気持ちがぜんぜん違う。東京までのこの4年を、しっかり勝ち上がっていくという気持ちは固まりました。リオの時より、東京へのこの気持ちは強いです。

 

 

――グランドスラム東京は去年も優勝されています。相性のいい大会なのではと思うのですが、大会を前にしていかがですか?

 

そうですね。グランドスラム東京は雰囲気も好きですし、今年もしっかり出て、優勝したいという気持ちはあります。グランドスラム東京で勝って、しっかり結果を残して、という一つ一つの積み重ねが大きな大会につながる。ここで勝てなければ世界選手権もないし、世界選手権で結果を出せなければオリンピックもない。日本一、世界一になってオリンピックを迎えたい、その中の一つの大会がグランドスラム東京でもあるので、しっかり勝って繋げていきたいと思います。

 

 

新井 千鶴

生年月日:1993年11月1日

出身地:埼玉県

階級:70kg級

所属:三井住友海上火災保険

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