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阿部 一二三 インタビュー「グランドスラム東京」で新たなるスタートを。

2016.11.30
柔道グランドスラム東京2016 - 阿部 一二三 インタビュー「グランドスラム東京」で新たなるスタートを。

──リオデジャネイロ五輪には出場できませんでしたが、どんな心境で五輪を見ていましたか?

 

 悔しい気持ちもあって、自分が出ていたらどうなっていたんだろうと思いながら見ていました。でも出られなかったのは(選考で)勝ち切れなかった自分の弱さがあったと思います。出たかったのですが、まだ早かったのかもしれません。この悔しい思いを4年間ずっと持ち続け、誰にも負けないくらいの力をつけて五輪に出たい。

 

 それで東京五輪では自分の柔道で圧倒して、世界中を驚かせたいと思っています。その考えはリオ五輪を見て、より一層強くなりました。どんな試合に勝っても、たとえ世界選手権に勝ったとしても、この悔しさは心の中に残っていると思うので、東京五輪で金メダルを取るまでやりきるだけです。

 

 

──リオデジャネイロ五輪出場が叶わなくなってから、どの様に気持ちを切り替えましたか?

 

 もともと東京五輪世代と呼ばれて東京五輪を目標にしてきたので、リオが無理となってもすぐに切り替えはできました。悔しかったのですが、この気持ちを東京にぶつけようと思いました。ただ若い時にこれだけの経験ができているのは僕だけだと思うので、この経験を生かしていきたいと思っています。

 

 東京五輪は年齢的にも体力的にも一番いいタイミング。これで金メダルを取れなかったら一生後悔すると思います。東京までの4年間は死に物狂いで練習して、燃え尽きてもいいとさえ思っています。

 

 

──講道館杯(2016年11月12、13日)では3回戦で敗退しました。

 

 大学に入って半年経ちましたが、技の威力は上がっているし、確実に力はついてきたと思います。だけど講道館杯ではそれを出し切れず不完全燃焼で終わりました。お前は勝ち続けて強くなっていけと言われていましたが…。

 

 この負けで気付いたことはたくさんありました。負けて学ぶこともあるし、勝ち続けていたら負けた時の気持ちは分かりませが、負けるのは今回だけにしたいです。

 

 

──阿部選手の柔道はやはり前に出て仕掛けていくスタイルでしょうか?

 

前に出るスタイルは自分の柔道人生で変えることはありません。主体にしている背負い投げなどの担ぎ技や足技も、前に圧力をかけながら出さないといけないと思っています。気持ちが落ち着いている時はしっかり組むことができて、いい感じで技も掛けられ不思議と負けません。

 

 そんな時は自然と前に出ていますし、足も出ています。ただそれをいつでもできるように自分の中でコントロールしなくてはいけないですし、落ち着いて柔道ができれば絶対に負けないと思っています。

 

 

──東京五輪へ向け、今回の「グランドスラム東京」はどの様な位置付けになりますか?

 

絶対に金メダルが必要です。五輪に出るには来年の世界選手権に出なくてはいけないと思っていますし、世界選手権に出るには東京での優勝が必要です。グランドスラム東京は色々な試合に繋がっていきます。講道館杯では負けていますから、ここで勝たないと話になりません。何が何でも金メダルを取って、ヨーロッパのワールドツアー、全日本選抜体重別、世界選手権とつなげていきたいです。

 

 阿部一二三はこんなもんじゃないというのを見せないといけないですし、インパクトのある勝ち方をしないといけません。井上(康生)監督にも、圧倒的な力を見せて存在感を示せと言われました。一本にはこだわりますが、泥臭くても勝ちにいきたいです。2年前のグランドスラム東京で僕のすべてが始まりました。優勝してたくさんの人に名前を知ってもらいました。またここで優勝して東京五輪に向かい、いいスタートを切りたいです。

 

 

阿部 一二三

生年月日:1997年8月9日

出身地:兵庫県

階級:66kg級

所属:日本体育大学1年

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