講道館杯全日本柔道体重別選手権大会(千葉ポートアリーナ)は3日、男子4階級女子3階級が行われ、女子52キロ級から階級を下げ48キロ級に出場した角田夏実(27・了徳寺大職)が優勝した。
徹底してかけ続けた得意の巴投
初戦を得意の巴投で一本勝ちとすると、準々決勝では4月の全日本選抜体重別選手権で優勝、シニアの国際大会でも結果を出してきた古賀若菜(18・南筑高校)と激突。序盤こそ巴投を警戒する古賀にペースを握られるが、1分過ぎにすかさず入った巴投から素早く腕挫十字固を決めて一本勝ち。
準決勝も遠藤宏美(26・ALSOK)を巴投で奪った合わせ技一本で下して決勝へ。渡邉愛子(東海大)との決勝でも序盤に巴投で技ありを奪うと、さらに片手巴投を決め一本勝ち。初戦からオール一本で優勝を遂げた。
今大会優勝者は五輪代表選考会 グランドスラム大阪の代表に
東京五輪の二次選考会となるグランドスラム大阪(11月22日~24日・丸善インテックアリーナ大阪)の代表枠は一階級4枠で、世界選手権(8月)の代表とグランドスラムブラジリア(10月)に出場した選手はすでにその権利を持つ。残りの枠は今大会の優勝者、そのほかは実績・内容などを踏まえて選ばれる。