第16回(7/18放送分) 「相談急増『ロコ・ロンドン取引』」

突然かかってきた電話で「ロコ・ロンドン」という名前の金の取引を執拗に勧める・・・
最近、 「ロコ・ロンドン」をはじめとした様々な名前の金取引についての相談が急増している。
これらはどのような取引で、どのような被害が発生しているのか?
「ロコ・ロンドン取引」の実態と被害を防ぐための注意点について
国民生活センター相談部 青木正典さんに話を伺った。
そもそも「ロコ・ロンドン取引」とは、国際的に信用のある大手銀行や商社などの事業者間で行われる
ロンドン渡しの金の現物取引の総称で、一般消費者が直接参加できるものではない。
相談が寄せられているケースは、この業者間の金の取引価格の変動を利用し、証拠金や保証金と
呼ばれる一口50万円程度の資金を業者に預け、その何十倍もの取引を行なうものである。
「ロコ・ロンドンまがい取引」とも呼ばれ、最近は貴金属だけでなく、原油を使った取引での被害も出て
いる。
寄せられた相談からみる被害に至るパターンは、
・まず電話で勧誘があり、あいまいな返事をすると、強引に消費者の自宅へ
訪問してくる。
・業者が儲かる話を強調して熱心に勧誘するので、消費者は内容がよくわからない
まま契約し、
その日のうちにお金を預けてしまう。
・最初は利益が出るので、その後も業者の求めに応じて、より多くの追加資金を出して
しまうようになる。
・やがて業者から相場が変動して多額の損失が出たと報告され、消費者が解約を
申し出ると出資金のうちわずかしか返金されない。
これらは金の信頼性を逆手にとった手口であり、公正に取引が行なわれたとしても、一般の消費者が
参加するには仕組みが複雑でリスクの高い取引である。
トラブルに巻き込まれないために、勧誘されてもはっきり断り、絶対に手を出さないことが大切である。
また自宅に訪ねてきて、しつこく契約を迫られた場合でも、絶対に応じない、入金を迫られてもお金を
預けないということも大切である。
もし、すでに契約しトラブルになっている場合は、早めに消費生活センターなどに相談して欲しい。
<今日のキーワード>
「電話で何度勧誘されても、はっきり断る」
「自宅を訪問されて、契約を迫られても、その場では絶対に契約しない」
「しつこく入金を迫られても、絶対にお金は預けない」