第17回(7/25放送分) 「ペットボトルの破裂事故」

ペットボトル入り飲料は持ち運びに便利だが、そのペットボトルが「突然破裂した」という報告が寄せられている。
なぜそのようなことが起きるのか?
今回は、ペットボトルの破裂事故の原因と防ぐ方法について国民生活センター商品テスト部危害情報室 角村 浩室長に話を伺った。
報告された事例には以下のようなものがある。
【事例】ペットボトル入り炭酸飲料を半分ほど飲み残し1ヶ月ぐらい放置していたら、突然破裂し相談者の肘を直撃した。相談者は肘を複雑骨折し、ペットボトルはそのまま天井に突き刺さった。
【事例】ペットボトル入り果実飲料を1センチほど飲み残し、2日間ぐらい放置した後でボトルを洗うためにキャップを外そうとしたところ、そのキャップが勢いよく目に飛んできて、1週間ほどの怪我をした。
ペットボトルが破裂する原因は、一度栓を開けると空気中の微生物がボトル内に入り込み、中身の飲料を栄養にして増殖し炭酸ガスを発生させるので、密閉したボトル内の圧力が高まり、その圧力にボトルが耐えられなくなるためである。
特に、ボトルから直接口飲みすると、口の中の微生物がボトル内に移る。
中身の飲料が糖分を含んでいる場合は、微生物がより増殖しやすく、大量の炭酸ガスを
発生させる。
その結果、ボトル内の圧力が急速に高まるため、容器が変形し最悪の場合破裂につながるのである。
このような事故は、飲み物をコップに移してから飲むことで防ぐことができる。
その他に破裂を防ぐ方法としては、飲みきれるサイズのものを選び早めに飲みきることや飲みきれなかった分は微生物の増殖を防ぐためキャップを閉めて冷蔵庫に保管することなどがある。
また、これ以外に
【事例】ペットボトルに水とドライアイスを入れて遊んでいたら破裂してしまった。
という報告がある。ドライアイスは気体になると体積が何百倍にもなるので、ペットボトルを密閉するとボトル内が極端な高圧になって破裂する恐れがあるため、ドライアイスを密閉容器に入れるのはたいへん危険である。
<今日のキーワード>
「一度栓を開けたら早く飲みきり、残ったら冷蔵庫で保管する」
「口飲みをしない」
「ペットボトルなどの密閉容器にドライアイスを入れるのは危険」