第24回(9/12放送分) 「「磁気活水器」トリハロメタン除去効果は?」

『水道管や蛇口に取り付けるだけで「水がまろやかになる」』という効能をうたって、販売されている「磁気活水器」。今回は、「磁気活水器」のトリハロメタン除去効果に関するテスト結果について、国民生活センター商品テスト部 福山 哲さんに話を伺った。
浄水器と違い「磁気活水器」には、公的な規格や自主基準がない。さらに商品の多くは、浄水器のようにフィルターを通して水を処理するのではなく、蛇口や水道管を磁石で挟み水
を処理するものである。
フィルター交換の必要がなく長寿命であるとうたっている商品が多く、なかには消費者の関心が高い、発がん性などが指摘されているトリハロメタンなどの有害物質を除去できると、ホームページなどで広告しているものもある。
消費者からは「磁気活水器」の安全性や品質に関する相談が寄せられている。
そこで、「磁気活水器」で本当に有害物質を除去できるのかをトリハロメタンに効果があることをうたっている商品について、除去性能を調べた。テストは、磁気活水器を取り付け、1分間に10リットルの流量で10分間流した後、水を採取して調べるというもの。
結果は、蛇口に取り付けるタイプでも水道管に取り付けるタイプでも、全ての商品において、取り付け前と取り付け後の総トリハロメタンの量にほとんど変化がなく、磁気活水器ではトリハロメタンは除去できないことがわかった。
また、水道水に殺菌のため添加されている「遊離残留塩素」についても除去性能を調べたが、結果はトリハロメタンと同じく、遊離残留塩素の量にほとんど変化は見られず除去できないことがわかった。
<今日のキーワード>
「今回テストした磁気活水器には、水道水に含まれるトリハロメタンや遊離残留塩素を除去する効果はなく、これらを除去する目的には使用できない」