安心!くらし情報 ~あなたのたしかな目~ 毎週金曜日 午前11時45分~11時50分

バックナンバー

第27回(10/3放送分)  「“コルチカムの球根”誤食に注意!」

手間をかけずに花を楽しむことができる“コルチカム”という鑑賞用の植物。この植物で意外な事故が起こっている。今回は、コルチカムを安全に楽しむための 注意点について国民生活センター商品テスト部危害情報室 塚越匡史さんに話を伺った。
コルチカムは、野草の「イヌサフラン」を園芸用に品種改良したもので、球根は玉ねぎに似ているユリ科の植物。
春に出た幅広の葉が夏に枯れて休眠に入るが、秋になり涼しくなると休眠から覚め、淡い紫や白のきれいな花を咲かせる。コルチカムは、球根をテーブルや窓辺に置いておくだけでも、球根から直接花を咲かせる。土に植えずに花を咲かせた場合には、花が終わったら庭や鉢の土に植え戻し、翌年の6月頃に球根を掘り上げて保存すると、その球根でまた秋に花が楽しめる。

コルチカムは葉や球根に“コルヒチン”という成分を含み、古くから痛風の鎮痛薬として用いられてきたが、毒性が強い。
起きている事故は、ペットの犬が庭に植えてあった球根を掘り出し、食べて死んだ例や、春の山菜採りのシーズンに、のびた芽(葉)が山菜のギョウジャニンニクに似ていることから、誤って採取して食べ、重篤な食中毒になった例がある。また、球根を誤って食べて中毒を起こしたという例もある。
乳幼児や子どもが誤って口にしないよう、置く場所に気をつけることや球根を植えるときも植えた場所を覚えておく、また犬などが簡単に掘り起こせないように工夫することが必要である。さらに球根を保管するときは、名前を書いた袋に入れ、乳幼児や子どもの手の届かない所に保管し、食べ物と間違えないように台所には絶対に置かないようにして欲しい。
コルチカム以外にも有毒な成分を含む植物はたくさんあるので、確実に食用だと判断できないものは口にしないように注意が必要である。

<今日のキーワード>
「コルチカムには有毒成分がある」
「花を咲かせる時や保管する時 球根は乳幼児や子どもの手の届かない所に置く」
「球根を植える時は簡単に掘り起こせないようにする」