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第30回(10/24放送分)  「健康食品との上手な付き合い方」

自らの健康のために健康食品を利用している人も多い。しかし、身体に良いと思っている健康食品も選び方や使い方を間違えると、かえって健康を損ねることになりかねない。今回は、健康食品との上手な付き合い方について、独立行政法人国立健康・栄養研究所情報センター長 梅垣敬三さんに話を伺った。

最近、様々な健康食品が販売されているが、明確な定義はない。一般的に健康に何らかの良い効果が期待されるものが健康食品と呼ばれている。しかし「体に良いものだ」と期待しても、有効成分の含有量や効果、安全性がわからない健康食品もたくさんある。
健康食品には国で認めているものとそうでないものがある。国が認めている保健機能食品には、特定保健用食品と栄養機能食品の2種類がある。特定保健用食品は、国が製品ごとに安全性や有効性を審査し、マークとともに期待できる機能などの表示が認められている。栄養機能食品は、医学・栄養学的に機能 が確立されているビタミンやミネラルなどの補給・補完を目的に利用するものである。それらの成分が製品の中に一定量含まれている場合に、栄養成分と機能などの表示をすることができる。一方、保健機能食品以外の「いわゆる健康食品」は科学的な根拠が乏しく、身体に対する具体的な効果は表示できない。これらの製品は有効性も安全性もよくわからないというのが実情である。
健康食品は、特定の成分が効く・効かないではなく、製品そのものの品質はどうなのかという視点で選ぶようにする。また、利用するときは病気の治療・治癒のために健康食品を自己判断で使うことは絶対にやめる。特に病気の人は健康な人よりも健康被害を受けるリスクが高いため、医師や薬剤師、栄養士などに必ず相談してほしい。
健康は、食事・運動・休養のバランスと生活のリズムから作られるもの。健康食品はあくまでも補助的、または食生活を見直すきっかけとして利用してほしい。

<今日のキーワード>
「健康食品は特徴を理解して利用する」
「選ぶときは製品の品質や規格を確認する」
「自己判断で病気の治療や治癒のために使用しない」