第31回(10/31放送分) 「医薬品と同じような成分の「健康食品」」

市販されている「いわゆる健康食品(以下、健康食品)」の中には、医薬品と同じような成分が含まれているものがあるが、利用するときは注意が必要である。
今回は、医薬品と同じような成分を含む「健康食品」について、国民生活センター商品テスト部 小野寺愛衣さんに話を伺った。
「健康食品」として販売されているものの中には、医薬品に使われる成分やそれによく似た成分が含まれているものがある。例えば、ダイエットや老化防止に良いとされる「α-リポ酸」や関節に良いとされる「コンドロイチン硫酸」などの成分がそれらに該当するが、今回は「コンドロイチン硫酸」のテスト結果を中心に紹介する。
「健康食品」に配合されている「コンドロイチン硫酸」とは、動物や植物の体内に広く存在する成分で、関節に良い、骨の形成を助ける、動脈硬化や高血圧を予防するなどと言われている。
一方、良く似た名前だが「コンドロイチン硫酸ナトリウム」という、関節痛や神経痛の緩和目的で医薬品に配合されている成分がある。
テストした商品は、実際に含まれているコンドロイチン硫酸の量が大幅に少なく、表示されている数値だけをみると、医薬品と同じ位の量が入っていると消費者が誤解する可能性があった。
また、医薬品と同じように関節痛に良いとイメージさせるうたい文句やイラストも表示されていた。
市販されている「健康食品」の中には抽出物としての量だけが表示され、実際含まれる成分量が分かりにくい商品がある。消費者は表示からしか情報を得ることができないので、今回テストした商品に限らず、適切な表示を求めていきたい。
「健康食品」はあくまでも食品であるので、治療を目的とする場合は医薬品を使った方が良い。
また、購入するときは目的にあっているかを専門的な知識を持つ販売員に相談した上で判断して欲しい。
<今日のキーワード>
「「健康食品」は、専門知識を持つ販売員に相談してから購入する」
「病気などの治療が目的の場合は、「健康食品」ではなく医薬品を使う」