第33回(11/14放送分) 「新手の悪質商法に注意!」

キャリアアップをして、ゆくゆくは会社をおこしたいという大学生や専門学校生をねらった悪質商法に関する相談が増え
ている。
今回は、東京都消費生活総合センターに寄せられている相談の具体例や注意点について、消費生活相談員の増田悦子さんに話を伺った。
これまでの学生をターゲットにした悪質商法は、「アルバイトをしないか?」「簡単に儲かる」など、「たくさんお金が儲かる」ということをうたって勧誘することが多かった。
しかし今年の春ごろから、「将来会社をおこしたい」「独立したい」というような意識の強い若者に対して「人脈が作れる」「営業の経験が学べる」などと誘う点が特徴的な相談が寄せられている。
最も典型的なものは、キャリアアップのつもりがスーツを買わされてしまったという事例である。具体的には、学内やインターネット上の友人などから「独立のための人脈が作れる」「営業の経験が学べる」などと誘われて事務所に連れて行かれるが、「社会人として営業をしていくためにはスーツが必要」とオーダースーツを作らされ、20万円も支払わされてしまう。しかし、実際は営業などはなく、友人にアポをとって連れて来るようにばかり言われ、キャリアアップの目的が果たせないので、スーツの契約を解除したいという相談である。
注意してほしいのは、会社をおこしたり、独立したりすることが簡単にはできないことを念頭におき、どのようなステップで学習していけばよいかよく考えること。最近では大学でも、起業・独立のためのセミナーなどを開催しているので、そのような信頼性の高いところで学習してほしい。もし、契約をしてお金を支払う場合には、「何に対してお金を払うのか」ということをよく確認してほしい。このケースでは、本人はキャリアアップのためにお金を払ったつもりだが、実際には単にスーツを購入する契約をしただけであり、キャリアアップできないからといって業者に契約解除を求めても、拒否されてしまう。
また、今回紹介したスーツのほかにも、高額な金融商品の取引や競馬の予想ソフトなどを購入させられるケースもあるので十分気をつけてほしい。
<今日のキーワード>
起業や独立を目指すのであれば、信頼性の高いところで学ぶ
契約をするときには何に対してお金を支払うのかなど、内容をよく確認する