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第37回(12/12放送分)  「今日からできる住まいの防犯対策」

外出する機会が多く、家を留守にしがちなこの時期に気を付けたいのが空き巣被害。
今回は、空き巣の侵入手口と効果的な対策について、大妻女子大学家政学部講師樋村 恭一さんに話を伺った。

住宅は大きく分けて戸建て住宅とマンションやアパートなどの集合住宅の2種類があり、その住宅の種類によって空き巣の手口は異なる。戸建て住宅に侵入する手口で一番多いのは、窓ガラスを破って侵入する手口である。窓枠に付いている“クレセント”のまわりのガラスを破って、クレセントを外して侵入する方法だ。
一方、集合住宅では、玄関ドアを何らかの方法で開けて侵入する手口が中心である。バールなどで、ドアの錠付近を攻撃して開けてしまう手口、あるいは特殊な工具で錠そのものを解錠するピッキング、錠の横に穴を開けてサムターンを直接回す「サムターンまわし」などがある。
外からの侵入を防ぐために鍵をかけ忘れないというのは基本中の基本だが、窓ガラスを割って侵入する空き巣を防ぐには、ガラスの中間に樹脂の膜が挟まった“防犯建物部品”に認定されている「防犯ガラス」に交換するというのが一つの方法である。すぐに防犯ガラスに換えることが出来なければ、多少防犯効果は落ちるが「防犯フィルム」をクレセントまわりのなるべく広い範囲に貼る方法もある。また、窓の上か下に「補助錠」を付けることも効果的だ。
ドアの防犯対策は、まず防犯建物部品のドアに換えることが一番効果的である。ただ、すぐに換えることが出来ない場合は、補助錠を付けて「ワンドア・ツーロック」を基本に考えるとよい。ピッキングには、ピッキングに強い錠に取り換え、「サムターンまわし」には「サムターンカバー」を付けることが効果的である。
今回は、物、すなわちハード面での空き巣対策を紹介したが、空き巣対策には物と同じくらい重要な“近所の目”というソフト対策も必要である。普段から近所付き合いをして留守にするときは声を掛け合うなど、地域で協力し合って空き巣の防止に努めることが大切だ。

<今日のキーワード>
防犯建物部品に交換するまでは窓には、防犯フィルムを貼り、補助錠をつける
ドアは、ピッキングに強い錠に取り換える
ワンドア・ツーロックにし、サムターン・カバーをつける