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第45回(2/13放送分)  「花粉症対策『知恵袋』」

いまでは「国民病」と呼ばれるほど多くの

人が苦しんでいる花粉症。薬以外で症状

を和らげるために工夫できることはあるのか。

今回は、花粉症対策について、日本医科

大学付属病院耳鼻咽喉科・頭頸部外科 

大久保公裕准教授に話を伺った。



「花粉症」とは、人間の体の中に異物が入って起こるアレルギー反応。体内に異物が入ってきたときに、その異物を排除しようとする動きで、 古くからの人間と異物との付き合いの中で生まれた免疫反応の一つである。「鼻水」や「涙」は、体にとっては異物である花粉を洗い流そうとし て、「くしゃみ」で花粉を吹き飛ばして外に出そうとしている。
春先の花粉症はスギ花粉によるものが有名で、地域によっても異なるが、2月から5月に飛散している。日本のスギ林の面積は、国土の約12%、森林面積の約18%になっている。このため花粉症の人たちの約70%がスギ花粉によるものである。スギの他にも、樹木ではハンノキやヒノキ、シラカバなどがあり、草本ではイネ科の植物や秋にはブタクサ、ヨモギ、セイタカアワダチソウなど、キク科の植物がある。このように、花粉症の原因となる花粉は年間を通して私たちの身近にある。また花粉症は、山間部より都心部で多く発症している。これは、河筋に沿って風が通り、その風に乗って多くの花粉が都心部に運ばれ、さらにビル風によってまき散らされるからである。
花粉症対策で重要なのは、いかに花粉を体の中に入れないように工夫するかということである。その意味では、やはりマスクとメガネは効果がある。外出は、なるべく花粉の飛散が少ない朝方にし、コートなど上に羽織る衣服は表面がなるべくつるつるしたものを使用する。帰宅した時には、外で花粉を払ってから家の中に入り、うがいをしてほしい。うがいは、鼻からのどに流れた花粉を除去する効果がある。また、花粉が付きやすいのは頭と顔なので、外出時には帽子を被り、帰宅後は顔を洗うことを実践してほしい。このほかドアや窓を開ける時には、反対側の窓は必ず閉めておく。これは、開けた時に外の空気と一緒に花粉が一気に室内に入って来るのを防ぐためである。
ストレスや睡眠不足、喫煙、飲み過ぎなどは花粉症悪化要因となるので、これらを控えることも大切である。