空きビルで男性の焼死体が発見された。遺体の身元は人材派遣会社の営業部長・永沢明(やべきょうすけ)と判明。両手両足に手錠をかけられ、生きたまま火を放たれたとみられる。警視庁強行犯係の係長・樋口顕(内藤剛志)は、残忍な手口に表情をこわばらせた。
捜査会議で、所轄署刑事・藤井麻奈(内山理名)が発言を求めた。被害者が勤めていた人材派遣会社は貧困に喘ぐ若者に融資し、完済するまで過酷な労働を強いることで急成長した悪名高い会社だという。関係者の怨恨による犯行が疑われる。
会議後、樋口は警務部の監察官から声をかけられた。生活安全部警部補の氏家譲(佐野史郎)について聞きたいという。氏家は樋口の親友だ。
監察官は、警視庁に送りつけられてきた写真を示した。それは氏家が安達恭子(松山メアリ)という女性とホテルに入る瞬間を撮ったものだった。恭子は3年前、覚せい剤の密売に加担した罪で氏家が検挙した女性だ。2人が会ったのには事情があるはずだが、監察下にある氏家とは話すこともできない。
樋口はその夜、被害者の勤めていた派遣会社の社長・赤塚玲司(梶原善)を訪ねた。赤塚は1カ月ほど前から殺害予告メールを受け取っているといい、一刻も早く犯人を突き止めてほしいと訴えた。
ほどなくメール発信者の青年が逮捕されるが、その直後赤塚の15歳の娘・真理子(早咲心結)が誘拐されてしまう。犯人は赤塚に対し、貸し付けた債権の回収放棄と、娘の身代金10億円を要求してきた。犯人が指定したタイムリミットは24時間だ。
赤塚は学生時代から出会い系サイトの運営で金を貯え、現副社長の落合浩貴(本宮泰風)の会社を買収、社長に就任した。落合には何の権限も与えず、2人の間には深い確執があった。犯人の目的は、会社を倒産させ赤塚の財産を奪い取ることとみられ、落合が絡む可能性も十分考えられる…。
クラブでの聞き込みで、落合が必ず指名していたホステスの情報が得られる。あろうことか彼女は、氏家と共に写真に写っていた安達恭子だった。彼女は3カ月前に店を辞め、連絡が取れないという。
続いて落合が行方をくらます。人質の命にかかわる緊急事態に、樋口は監察中の氏家を連れ出し、恭子の居場所を突き止めさせる大胆な行動に出る…。
















