焼肉屋の煙回収機・歯科用の吸引機・紙幣計算機・養魚場の空気源・食品の真空パック包装機など様々な用途に使われる真空ポンプ。株式会社三津海製作所は、その真空ポンプを作りつづけて43年という会社だ。特に紙幣計算機向けポンプでは世界の6割、麻酔ガス用ポンプでは国内の9割のシェアを占めている。麻酔ガス用ポンプが国内9割のシェアを占めてまでになったのは、2年前に、患者に負担をあたえないよう従来の6分の1の大きさで、5倍の真空圧力を持つ超小型の医療用真空ポンプを開発したからである。現在ではグローバル企業として活躍しているが、かつては不良品のため製品を回収することになって、倒産寸前の状況に陥ったこともある。しかし、打開策を巡らすうちに、高機能の真空ポンプを作ることに成功。「倒産の危機を技術力で乗り越えた」のだ。独自の技術で、新規開拓に挑み続ける企業の姿を紹介する。 取材先:大田区 三津海製作所
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