水が漏れず、折り畳めて、焼却可能な保冷容器がある。商品名は「ディンプルQ‐BOX」。見た目は普通の段ボール箱だが、包装材の中芯に合成樹脂を使用しているため、耐水性・保冷性に優れ、リサイクルも可能である。開発したのは台東区にある日本ディンプルカートンだ。同社は昭和47年の創業以来、主に冷凍食品の包装容器を販売してきたが、顧客のニーズに応えようと新素材を開発した。新しい包装用の箱は、一般の段ボールだと中で開花してしまう切花も蕾のままで新鮮に配送できるという。96時間以上も水が漏れず、しかも環境に優しいこの製品は、1998年の東京都産業技術大賞で入賞し、さらに2002年日本パッケージングコンテストで、ジャパンスター賞を受賞した。素材の特性を生かした開発で、流通業界の熱い注目を浴びる企業を取り上げる。 取材先:台東区 有限会社加藤紙器
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