コメの常識が変わる!タニタ食堂など有名店が絶賛!今、注目の「金芽米」とは?<カンブリア宮殿>
カンブリア宮殿
放送日時:2017年6月8日(木)22:00~22:54
コメの常識が変わる!タニタ食堂など有名店が絶賛!今、注目の「金芽米」とは?▽"世界最高米"&進化する玄米...83歳の発明家のコメ革命が日本の農家を救う!

【コメの常識が変わる!今、大注目の「金芽米(きんめまい)」とは!?】
東京・銀座に店舗を構える飲食店「近畿大学水産研究所」。世界初となるクロマグロの完全養殖を成功させた近畿大学が運営しており、天然モノに引けをとらないその味が人気を呼び、連日大賑わいだ。
この店は、もちろんマグロがウリではあるが、コメにもこだわっているという。使われているのは「金芽米(きんめまい)」なるもの。この金芽米、「白米よりおいしい」と料理人からも客からも評判が良い。
また、東京・丸の内の「タニタ食堂」では、金芽米は、おいしいだけでなく低カロリーという健康面に着目。その存在を知ってすぐに導入を決めた。方々から注目を集めるこのコメを手掛けているのは和歌山に本社を置く東洋ライスだ。
もともと精米機メーカーとしてスタートした同社は、その技術を生かし、今やコメそのものの加工販売も行う。トップは、金芽米の生みの親でもある雜賀慶二社長。彼の発想がそのまま商品になることも多々あるという、いわばコメ業界の発明王だ。
そんな雜賀率いる東洋ライスが見つめる日本の「コメ」の未来とは。知られざる"コメの総合メーカー"の全貌に迫る。

【コメだけではない!野菜もおいしくする東洋ライスの技術力】
雜賀は、83歳になった今も社長業と共に技術部長も兼務し、これまで世界初となる技術を用いた製品・商品を数々生み出してきた。
例えば、その昔は当たり前であった「コメ袋に小石が混ざっている」という問題を解決した「石抜き機」だ。また、今や定番商品となった「無洗米」も雑賀の発明品。
ここ最近では、無洗米を作る際に出る肌ヌカを用いた、有機質肥料「米の精」を生み出し、有機農家からの引き合いが殺到している。
雜賀は、「私は経営をしているという意識はない。ただ、儲けるのではなく、技術の創造で世の中に役に立ちたい、という気持ちで会社をやってきた」と言う。

【日本のコメ農家を元気に!金芽米で地方活性化】
「日本の米は安すぎる。もっと評価され、高く売買されるようになれば農家の意欲も上がる」。雜賀が常日頃から抱く思いだ。
今、東洋ライスは、雜賀のこの思いをもとに全国のコメ農家とタッグを組み、新たな取り組みを始めている。鳥取県・若桜町。近年この地では過疎化が進み、コメ農家の数が激減。
それに伴い、コメの生産量も減少していた。しかし5年前を境に生産量は右肩上がりに。背景には、東洋ライスがこの地のコメの品質に惚れ込みタニタ食堂の金芽米に採用したことがある。生産者は「全国で自分たちのコメが食べられている」と意欲的になった。
また、島根県安来市では、美しい水に恵まれたこの土地の農家と「無農薬栽培のコメ」の生産をスタート。オーガニック志向の強い海外向けに新たな付加価値を持たせた金芽米を作り、グローバルな販路を開拓していこうというのだ。
東洋ライスが目指すのはコメ農家を軸にした地方活性化。コメと共に歩んできた会社は今、新たな一歩を踏み出した。

出演者
【ゲスト】東洋ライス 代表取締役社長 雜賀慶二
【メインインタビュアー】村上龍
【サブインタビュアー】小池栄子
