ビジネス
テレ東
現場で奮闘する人たちを通して、さまざまな経済ニュースの裏側を伝えるドキュメンタリー番組「ガイアの夜明け」。2月13日火曜日の放送では、民泊ビジネスの最新事情に密着します。
豪華別荘を一棟貸し!"民泊の黒船"が襲来
昨年の国会で成立した民泊法(住宅宿泊事業法)が今年6月に施行。日本における民泊ビジネスに絶好機が訪れようとしています。
このチャンスを捉えて日本へ本格的に進出してくるのが、アメリカに本社を置く「ホームアウェイ」。民泊専門サイトを運営する大手で、世界各国での登録物件は200万件、年間取扱額は1兆6000億円超という"民泊の黒船"が、日本の民泊市場に狙いを定めています。
ホームアウェイの日本支社を率いる木村奈津子さんが目をつけているのは、グループやファミリー向けの一棟貸しの物件。別荘として建築された全国各地の豪邸を民泊に活用したいと考えて現場を視察します。
営業本部長で物件開拓の現場責任者でもある榎田豪さん(43歳)も現地入りし、別荘のオーナーたちとの交渉がスタート。
ジャグジー付きの露天風呂やビリヤード台など豪華な設備を目にした榎田さんは、オーナーたちに積極的に打診していきます。
また、ホームアウェイでは既存の物件を転用するだけでなく、オーナーと協力して理想の民泊物件を一から作り上げるプロジェクトも進めています。番組では、廃業した地方の和風旅館を民泊用に改装した物件を取材。複数のファミリーを受け入れることができて、最大20人が宿泊可能です。日本の魅力的な観光資源を舞台に"民泊の黒船"が新たな旅行のカタチを次々と仕掛けていきます。
周辺住民とのトラブルも..."ヤミ民泊"の実態
民泊ビジネスが盛り上がりを見せる一方で、トラブルも増加。無許可で行なわれている"ヤミ民泊"の実態も取材班は目の当たりにしました。
現在の大阪市は国家戦略特区として民泊が認められていますが、民泊の営業には部屋の広さなど一定の条件が必要です。また、マンションの管理会社が民泊を禁止しているにもかかわらず、無許可で部屋を貸し出すオーナーが存在します。
国内民泊のパイオニアが仕掛ける特別な"おもてなし"とは?
番組では、ホームアウェイに対抗しようと、日本のベンチャー企業が奮闘する姿も密着しています。日本民泊のパイオニアとも呼ばれる株式会社百戦錬磨は、「ステイジャパン」という民泊予約サイトを運営。農家や漁師の自宅など約2000件の物件を提供しています。
社長の上山康博さん(56歳)は楽天トラベルの元執行役員で、民泊ビジネスの可能性を追い求めて独立。旅行業界の世界一を目指すと断言する上山さんは、今年6月の民泊解禁に向けて着々と準備を重ねていました。
同社の民泊開発担当・羽毛田恒祐さん(34歳)は、全国各地を飛び回っていますが、特に観光地としてあまり知られていない地方に観光客を呼び込もうとしていました。そんな羽毛田さんが訪れたのは徳島県美馬市。自宅の古さや英会話に不安を感じる住民たちを丁寧にサポートしながら、民泊物件を新規開拓していきます。
そこにイスラエルから来た若いバッグパッカーが訪れました。待っていたのは特別な"おもてなし"。「人生初体験」と外国人バッグパッカーが感動した"おもてなし"とは一体どんなものだったのでしょうか。
全国的な民泊解禁が始まる2018年。ますます競争が激しくなる「民泊ビジネス」の現場に密着した「ガイアの夜明け」は、2月13日火曜日22時からの放送です。どうぞお見逃しなく!
番組名:ガイアの夜明け「光と影・・・民泊新時代」
放送日時:2018年2月13日(火)22:00~22:54
出演者:案内人/江口洋介、ナレーター/杉本哲太
◆ホームページ https://www.tv-tokyo.co.jp/gaia/
◆公式Twitter https://twitter.com/gaia_no_yoake