ユニクロvs王者ワコール 快適か美か...ブラ戦争:ガイアの夜明け

現場で奮闘する人たちの姿を通して、さまざまな経済ニュースの裏側を伝えるドキュメンタリー番組「ガイアの夜明け」(毎週火曜 夜10時)。10月9日(火)の放送では、女性下着をめぐる熾烈な販売競争に密着。約6400億円とも言われる巨大市場を舞台に、「ユニクロ」や専門メーカーがしのぎを削る"戦いの最前線"を追跡する。
ユニクロvsトリンプ「ワイヤーなし」ブラで激突!
フリースやヒートテックなどを生み出してきた「ユニクロ」のヒット商品の中で、現在注目を集めているのが価格1990円の"ワイヤレスブラ"。胸を支える金属ワイヤーをはずして、生地にも特殊なウレタン樹脂を使用。快適な着け心地が評価され、販売開始から1年で売上が倍増した。「ユニクロ」の開発チームは"ワイヤレスブラ"ユーザーからの声をチェック。その意見を踏まえて数百回に及ぶフィッティングなどのテストに取り組み、今もなお"ワイヤレスブラ"の改良を重ねている。

ブラジャー市場で存在感を見せ始めるユニクロに対して、既存メーカーは対抗心をあらわにする。"天使のブラ"で知られる老舗下着ブランド「トリンプ」では、この秋に立ち上げる新ブランドの準備を着々と進めていた。そのメーン商品となるのはワイヤーが入っていないブラジャー。「ユニクロ」との真っ向勝負になるが、開発チームを率いる岩橋朝子さんの念頭にあったのは、着け心地だけではなく"きれい・フェミニン"というキーワードだ。新商品"ネオノンワイヤー My Glow"の価格は「ユニクロ」の約2倍となる3900円。幅広のサイドベルトでフィット感と快適性を高めており、色鮮やかなレースなど"きれい・フェミニン"な女性らしさが随所に散りばめられている。
岩橋さんは"ネオノンワイヤー My Glow"の発売を目前に控え、ターゲットとなる30代~40代の女性100人に新商品を発送。SNSを活用した口コミ作戦でスタートダッシュを試みる。
SNSで注目の"サルート女子"って!?
ワイヤーを使わないブラジャーが台頭する中、それとは違う視点の新商品を打ち出すメーカーもある。下着業界の最大手「ワコール」では、自社の研究所であらゆる年代の女性の身体を計測。4万人以上の膨大なデータをもとに、商品開発に取り組んでいる。
35年にわたって「ワコール」の伝統を受け継ぐブランド・サルートは、ゴージャスかつセクシーな大人の魅力が売り。30代以上の女性に支持されていたが、店舗の売上データを分析したところ、20代の若い世代が注目する"隠れたヒット商品"が浮かび上がった。それはサルート専門店の限定商品。1万5000円という高価格にもかかわらず前年比300%増という急伸ぶり。SNSではサルートを着けて自撮りする"サルート女子"という言葉も飛び交っていた。
チーフデザイナーの小島沙弥香さん(39歳)は、20代の新規ユーザー獲得に向けてサルートの新作を準備。本来のゴージャス感はそのままに、若手デザイナーの意見を積極的に取り入れていく。
新興メーカーが大手百貨店に異例の出店
下着商戦で大手が凌ぎを削る中、存在感のある新興メーカー「ナオランジェリー」も戦いに名乗りを上げている。デザイナーと社長を兼任する栗原菜緒さん(34歳)は、 素材にこだわり抜いた高級感のある下着を手がけている。素材はすべて国産で、極上のシルクやレース、肌に優しいオーガニックコットンなどをふんだんに使用。「ナオランジェリー」のブラジャーは、働く女性たちに支持されながらじわじわ人気を集めているという。
小さな店舗兼オフィスで営業していた「ナオランジェリー」だが、そこに日本橋髙島屋から出店依頼というビッグチャンスが舞い込んだ。日本橋髙島屋での出店にあたり、確保しなければならない商品は、これまでの生産量の3倍となる。日本全国の町工場と取引を重ねてきた栗原さんは、素材確保のために各地の工場や問屋へ出向く。
だが、日本橋髙島屋への出店まで残り2ヵ月となったある日、レース素材の発注ミスが発覚。工場、問屋、栗原さんはオープン初日に向けて奔走する。
女性のハートをつかむべく激しい競争を繰り広げる下着業界。その開発現場で働く人々の熱い挑戦は、今夜10時からの「ガイアの夜明け」で放送。どうぞお見逃しなく!
過去の放送回を見るなら、ビジネスオンデマンドへ!


