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残業2000時間...過労死寸前?医師たちの”働き方改革”:ガイアの夜明け

ビジネス

テレ東

2019.2.26 ガイアの夜明け

現場で奮闘する人たちの姿を通して、さまざまな経済ニュースの裏側を伝えるドキュメンタリー番組「ガイアの夜明け」(毎週火曜夜10時)。2月26日(火)の放送では、長時間勤務や過労死などの問題が指摘されている勤務医の仕事ぶりにカメラが密着。医療現場の過酷な実態とともに、アプリを活用した新しい"働き方改革"を追う。

「35時間連続勤務」が当たり前の日常

土谷良樹さん(44歳)は、千葉県・流山市の東葛病院で働く勤務医。地域医療の拠点となっている同院は数多くの患者を抱えており、土谷さんは40人の入院患者を受け持ちながら毎日外来の診察も担当し、午前中だけで30人以上の外来患者を診ることもある。

当直日には救急搬送されてくる患者にも夜通し対応しなければならない。さらに、治療方針を決める会議や若手医師のための育成ミーティング、入院患者の家族への病状説明といった仕事も山積みだ。

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土谷さんの場合、月に4~5回は35時間ほどの連続勤務が避けられないという。朝7時から入院患者の回診や外来診察をこなした後、そのまま当直勤務に突入。そして、当直明けにわずか3時間足らずの仮眠をとっただけで再び通常の日勤が始まる、という激務。1月にとった休日は、正月休みも含めて3日間のみ、残業時間は年間で2000時間にも上る。土谷さんは、そんな過酷な"日常"を繰り返している。

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医療用アプリは医師を激務から救えるか...

「日本の医療は進んでいる」というのが一般的なイメージだが、OECD(経済協力開発機構)に加盟する先進各国と比較すると、人口当たりの日本の医師の人数は平均以下で、世界水準よりも10万人の医師不足という指摘がある。

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そんな中、660人の医師を擁する東京慈恵会医科大学附属病院では、新しい取り組みをスタートさせた。そのカギとなるのがスマホアプリ「ジョイン」。機能やセキュリティを医療向けに特化したアプリで、患者のデータや診断画像をアプリ上で共有すると病院の外にいる医師からアドバイスが届く、という仕組みだ。慈恵医大の脳神経外科・村山雄一主任教授が考案したアイデアをベースに、ITベンチャーのアルムが開発を手がけている。

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想定したのは、医師が昼夜を問わず病院に呼び出される、というシチュエーション。「ジョイン」を活用することで、病院に駆けつけなくても患者のデータや診断画像を確認できる仕組みを構築した。長時間労働の軽減につながるだけでなく、若手医師にとっては、ベテラン医師から有意義なアドバイスを得られるシステムになっている。

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「ジョイン」が活躍しているのは首都圏の大病院だけでない。人口4000人ほどの漁業と農業の町、徳島県・牟岐町の県立海部病院では、1年前から「ジョイン」を導入。その背景には、やはり長時間労働の問題があるという。徳島県は人口あたりの医師の数は日本一多いが、海部病院では、外部から派遣されていた医師の数が次第に減少。その影響で、勤務医たちが次々と過労で倒れ、一時は毎週土曜日に急患を受け入れることができないという事態にまで陥った。そこで「ジョイン」を導入。1年が経過したところ、勤務医の"働き方"が大きく変わっていったという。

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患者の命を守るため、医師たちが命を削るように働き続ける医療現場。彼らの長時間労働の実態を浮き彫りにする「ガイアの夜明け」は、今晩10時から放送。どうぞお見逃しなく!

放送を見たい方は、テレビ東京ビジネスオンデマンドへ!

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番組情報INFORMATION

ガイアの夜明け

ガイアの夜明け

事実はニュースで、真実はガイアで。江口洋介がナビゲートする経済ドキュメンタリー番組の決定版。

放送日時:テレビ東京系列 2月26日(火) 夜10時

出演者

【案内人】江口洋介【ナレーター】杉本哲太

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