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池江璃花子と「どん底に落ちた」開発者...トップアスリート、スポーツメーカーの二人三脚を密着取材:ガイアの夜明け

ガイアの夜明け【アスリートと共に戦う挑戦者たち 独占密着!2年間の軌跡】

【11月3日(火)夜10時放送】スポーツ大会も徐々に開催されるようになった今、五輪の檜舞台を信じて“闘いをやめない不屈の人々”アスリートとスポーツメーカーの知られざる闘いの現場を追った。

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テレ東

2020.11.3 ガイアの夜明け

現場で奮闘する人たちの姿を通して、さまざまな経済ニュースの裏側を伝えるドキュメンタリー番組「ガイアの夜明け」(毎週火曜よる10時)。11月3日(火・祝)の放送では、トップアスリートとスポーツメーカーの二人三脚を密着取材。「東京オリンピック」開催を信じて突き進んだ2年間の軌跡をカメラが追った。

ピンのない画期的スパイク...0.01秒を縮める闘い


新型コロナウイルスの流行で1年延期となった「東京オリンピック・パラリンピック」。脚光を浴びるはずだったアスリートたちのいまの心境は...? 卓球世界ランキング2位の伊藤美誠選手は、意外にも「いいことしかなかった」と笑う。

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以前よりも筋肉がつき、背中が大きくなった。延期になった分、練習に費やした結果だという。素早く動く伊藤選手の足元には、「ミズノ」社製の卓球シューズが。同社では伊藤選手の要望に応えるため、1年半をかけて開発が進められてきた。

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「アシックス」も、男子100メートルで日本人初の9秒台を出した桐生祥秀選手とともに、画期的な陸上スパイクを開発。靴底には、当然あるはずの金属製のピンがない。

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同社が開発したのは、カーボン素材で作った、"金属ピンがない陸上スパイク"だ。ピンが地面に刺さることで起きる抵抗を減らすために生み出され、ピンありとなしの差はわずか0.001秒。10歩なら0.01秒。開発者の「アシックス」小塚祐也さんは、「0.01秒の差が選手がメダルを獲得できるかできないかに関わってくる」と話す。

桐生選手の走りを分析し、試作品ができては試してもらう日々。小塚さんは桐生選手を担当して3年、スパイクの開発にすべてを捧げてきた。「シューズが合ってくるにつれ、(桐生選手との)距離感も縮まってきた」と話す。

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桐生選手は、去年9月にカタール・ドーハで開催された「世界選手権」で、ピンレススパイクを履いた。しかし、決勝進出を逃す結果に。大会後、「東京オリンピック」に向け練習に熱が入る桐生選手のもとを訪れた小塚さん。スパイクの細かな改良点を提案すると、桐生選手は「あまり変えられると古いスパイクの感覚を忘れてしまう。ごちゃごちゃされた方がつらい...」。

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それでも小塚さんは改良を諦めない。去年12月、桐生選手の接地感に合わせて使っていた補助パーツの金属もカーボンに変え、重さ3グラムを削ろうと考えたのだ。小塚さんは、京都大学の大学院で運動工学を専攻していた先輩社員・高島慎吾さんを頼り、改良に取り掛かる。

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今年2月、小塚さんは、苦労してできた試作品を手に桐生選手のもとへ。果たしてその評価は...。

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しかし、新型コロナの影響で大会の1年延期が決定。10月には、公式戦の「日本選手権」がやってきた。ライバルたちに混ざり、ただ一人、ピンレススパイクで挑む桐生選手の勝負の行方は...。

「初めて仕事で涙が出た」 池江選手との二人三脚で雪辱を誓う開発者


日本のトップスイマーたちに最新技術を駆使した水着を提供してきた「ミズノ」。番組は、2年前から、競泳・池江璃花子選手を支える「ミズノ」に密着していた。同社のベテラン開発者・吉井宏見さんは、当時18歳の池江選手とともに、「東京オリンピック」用の水着を開発。「東京五輪を見据えての開発なので失敗できない。よりたくさんの選手に着てもらいたい」と意気込む。

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「ミズノ」は、日本代表選手の使用率トップ(※同社調べ)だが、世界では「スピード」社(イギリス)と「アリーナ」社(ドイツ)が圧倒的なシェアを誇る。自国開催で巻き返したい...。女性用水着の腹部に斜め十字のテープを付け、体幹を補う"秘密兵器"は、そんな思いから生まれた。テープが腹筋を支え、水の抵抗が少ないフラットな姿勢を維持できるという。

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去年1月、池江選手が同年最初のレースに挑む会場に、吉井さんの姿があった。池江選手は得意の100メートルバタフライで見事1着に。しかし吉井さんは「ちょっとしんどそうに見えた」と不安げだ。

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その1ヵ月後、池江選手が白血病を公表。ともに歩いてきた吉井さんはショックを隠せない。「これから開発をどうするか考えていきたい...」と途方に暮れた。

しかし、他の日本選手のためにも止めるわけにはいかない。2018年「アジア大会」、100メートル平泳ぎで銀メダルをとった青木玲緒樹選手らが協力し、"バッテンテープの新水着"を改良していく。

そんな吉井さんには水着開発で"どん底"を味わった経験がある。2008年に開催された「北京オリンピック」では、北島康介選手らが「ミズノ」を着用予定だったが、突如登場した「スピード」社の高速水着"レーザー・レーサー"にその立場を奪われた。

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自身が作った水着を否定された吉井さんは、「完敗です。どん底に落ちた。初めて仕事で涙が出た」と振り返る。

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番組では、白血病からの完全復活を目指す池江選手のその後や、吉井さんとの再会の様子も伝える。表舞台を裏から支える開発者らの奮闘を、今晩10時からの「ガイアの夜明け」で放送。どうぞお見逃しなく!

過去の放送が見たい方は、ビジネスオンデマンドへ!

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番組情報INFORMATION

ガイアの夜明け

ガイアの夜明け

事実はニュースで、真実はガイアで。松下奈緒がナビゲートする経済ドキュメンタリー番組の決定版。

放送日時:テレビ東京系列 毎週火曜 夜10時

出演者

【案内人】松下奈緒【ナレーター】眞島秀和

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