深夜の「コストコ」にカメラが初潜入!人気店の戦略を総力取材:ガイアの夜明け
7月29日(金)に放送された「ガイアの夜明け」(毎週金曜夜10時)のテーマは、「ただ今 コストコ拡大中!」。大人気の会員制倉庫型スーパー「コストコ」の新たな動きに密着。2030年までに今の倍に店舗を増やす計画だというが、新たな店はどんな風になるのか。
これまで見られなかった裏側にカメラが潜入した。
コストコ流 客を引き付け、もうける術
今回初めて、深夜のコストコにテレビカメラが入った。超特大サイズのポテトチップスなど続々巨大トレーラーから運び出される。コストコは、倉庫型の巨大な店舗が特徴。
棚の高さは約4.6メートルもあり、店舗が倉庫代わりになっているため、その分、価格を抑えることができる。
店内は毎日のように陳列が変わり、客を飽きさせない。コストコは会員制で、個人年会費(ゴールドスター)は4840円。それでも店は盛況で、来店客のカートには、商品があふれんばかりに入っている。
「コストコ 幕張倉庫店」で売れ筋を聞くと、「ディナーロール」(36個入り 458円)、すでに殻と背わたが取ってある「冷凍生エビ 尾付き」(908グラム 2098円)、フルーツコーナーでは、カリフォルニア産「ネクタリン」(1キロ 1198円)が人気だという。
食品以外には、2000万円のダイヤの指輪も。コストコは、とてつもなく広い店舗だが、商品数は約3500〜4000種類、厳選した商品を置いているという。
アメリカ生まれのコストコが日本に上陸したのは、23年前の1999年。1号店は、福岡。
その後、幕張の店を皮切りに、今や全国に30店舗を展開。総菜はほぼ100%手作りで、調理する食材のほとんどは商社や問屋を通さず、生産者から直接買い入れている。
この日、さいたま市にある「花王」の物流拠点を、コストコ 商品購買部 バイヤー・鎌田陵平さんが訪れた。鎌田さんは、通常の3倍、2580グラム入ったコストコ限定「アタックZERO」の容量をさらに増やし、4000グラムで作ってほしいとお願いする。大容量にすればするほど単価は安くなり、その分お得感が増す。これがコストコの大容量戦略だ。
「コストコ ホールセール ジャパン」(神奈川・川崎市)では、「勅使河原精麦所」(栃木・佐野市)との商談が行われていた。コストコにオートミールを卸している日本の企業は「勅使河原精麦所」だけ。コストコは、質が高いと判断した商品なら、地方の小さなメーカーとでも取引する。
コストコ 商品購買部 バイヤー・山田数男さんは、1キログラム入りの「オートミール」を、もっと大容量で売りたいとリクエスト。2キロに増量するのかと思いきや、なんとそれを2袋詰めた4キロで販売しようというのだ。
量産を約束した「勅使河原精麦所」の工場では、コストコ用の大型パッケージ作りが進められていた。しかしその一方で、勅使河原唯男社長には大きな不安材料が。
社長が電話したのは、原料のオーツ麦の調達を依頼している輸入業者だ。電話口からは「率直なところ非常に厳しい。一番大きいのは、主要生産国であるウクライナに対するロシアの侵攻」との声が。穀物の争奪戦が始まっていた――。





