髙嶋政宏×吉田豪が禁断トーク「SMはその場限り...社交辞令もない一期一会の世界なんです!」
SMはコミュニケーションツールとしても役立つ

吉田「この前、髙嶋さんとネット番組をやった時、『SMというのは現場でのコミュニケーションにも役立つ』とおっしゃっていましたね」
髙嶋「そうです。だから、いきなり現場に鞭とか置いてあったら、初めて絡む俳優さんでも女優さんでも『えっ、なんで鞭があるの?』となるじゃないですか。『誰が持ってきたの?』とワーワーなってるところで、遠くで観察していた僕が出ていって『じゃあ俺を鞭で打ってよ!』って言うと、引きもあるし、笑いも起きる。『何やってるんですか先輩!』と盛り上がったり…。そこに助監督が『じゃあ皆さんお願いしまーす』って入ってくると、みんなでその雰囲気のまま行ける。撮影もスムーズなんですよ」
吉田「あくまで、上下関係を気にせず馴染みやすくするための先輩としての気遣いだと」
髙嶋「そうです、気配りです! “バカだなあ、この人”って言われるぐらいでいい」
吉田「イジっていい存在に自分からなっていってるわけですね」
髙嶋「今回の『ハラスメントゲーム』は、演出家の指示が細かくて、割とヒリヒリした現場なんですけど、その中で、僕は広瀬アリスにはよく絡んでますね。彼女は素晴らしいです。知らないうちに僕のInstagramをチェックしてくれて、最初は『広瀬さん』って呼んでたんですけど、最近は彼女の姿が見えたら『アリス~。アリス頼むよ』みたいな。会見の時『今度、鞭で打ってくれ』とお願いして以来、現場でそれ以上のことは言ってないですけど(笑)」
吉田「その発言がちょっと騒がれちゃいましたからね(笑)」
髙嶋「今回の現場には、僕の同好の士というか同志の佐野史郎さんがいらっしゃるので」
吉田「誤解されますよ、どういう同好の士なんだ! って(笑)。同じ音楽好きみたいな意味なのか何なのか…」
髙嶋「同じような思想の持ち主なんですよ」
吉田「大丈夫なんですか? 同じ枠に入れちゃって(笑)」
髙嶋「佐野さんは昔、ドラマ『ずっとあなたが好きだった』(‘92年)に出ていた時、いろいろ教えてもらうためSMバーに通っていたらしいんですよ。その時、いろんなことを練習したと。ただ、映画『はやぶさ/HAYABUSA』(‘11年)で共演した際、佐野さんと飲みに行った二次会の席で、『SMバーに行こう!』と誘ったら頑なに拒否されたんですよ。それだけが引っかかってます(笑)」
吉田「あれ、仲間だったんじゃないのか、と」
髙嶋「でも、『ハラスメントゲーム』の現場では、佐野さんにいろんなSMの写真を見せていますよ。佐野さんだったらセクハラにならないので」
吉田「なぜなら同志のはずだから(笑)」
髙嶋「誰とは言いませんけど、皆さん食い入るように見ていますよ。現場やメイクルームで『昨日はこんな感じだったんですよ』と見せると、みんなだんだんギラギラしてきて…。そうするとプロデューサーが飛んできて『髙嶋さん、早く常務の顔に戻ってください!』って言われるんです」
吉田「ダハハハハ! 比較的ハラスメント寄りな髙嶋さんが、こういう各種ハラスメントをテーマにしたドラマに出るってどういう気持ちなんですか?」
髙嶋「自分が普段言われて怒られていることを相手に言うという…。たしかに、ふと我に返ると、“俺がこの言葉を言っていいんだろうか?”とは思いますよね(笑)」
吉田「すべてがブーメラン(笑)」
髙嶋「反面教師だから。僕が佐野史郎さんに向かって『役員として品位を下げます』と言うシーンがあったんですけど、俺がこのセリフを言っていいものなのかと…」
吉田「この前、そんな理由で怒られたばっかりなのに(笑)」

吉田「ボクは、髙嶋さんの本のタイトル『変態紳士』っていうのが本当にいいフレーズだと思っていて、変態でありながら紳士というのがポイントだと思うんですよね。ただの変態だったら世の中に嫌われたり問題になったりもするんだけど、あくまでもジェントルという」
髙嶋「そうなんですよ。『変態変態』だと、あとは逮捕しかないんですよね(笑)。僕が出会ったSMの方たちは、紳士淑女ばかりですよ」
吉田「SMの人って、なぜか紳士が多いですよね」
髙嶋「多いです。SMの技術は新しい言語を学ぶぐらいの真剣さでやらないと会得できないものなので、遊び半分じゃ無理ですからね」
吉田「すごいドSの人に仕事で何度か会ったことがあるんですけど、皆さんものすごいジェントルでした」
髙嶋「メールとかLINEでやり取りしていても、しゃべっていても哲学的なんですよね。もちろんくだらない下ネタも話すんですけど。メールで返ってくる文章が丁寧過ぎて、恐縮するぐらい。ただプレイが始まると、鬼のようなことをしていて…恐ろしくもあり興奮する場面を垣間見るんですよ。女の子は号泣していて、でもそれは喜んでる。そんなのを見ると、つくづく奥深い世界だなと思います」
吉田「髙嶋さんも、まだ勉強中なわけですね」
髙嶋「もちろんです。SMの世界では、どんなにひどい行為であっても、それがその人のフェチなら最高のご褒美なんですよ。その人にとって嫌なことだったら、ご褒美じゃなくてハラスメントになる。こうして、またドラマの話に戻りますけど(笑)」
吉田「もういい加減、番宣に戻りましょう(笑)」
髙嶋「ところで豪さん、広瀬アリスはどうですか?(笑) 僕は彼女は『すごい女優になるんだろうな』と思いましたよ。彫刻的な美しい顔なので、そのままスッとしてるだけでは面白くないんですけど、普段から、顔を歪ませたり大笑いしてみたり、下ネタに顔を赤らめたり、実に様々な表情を見せるんです! すごい振り幅なんですよ…。素晴らしいです!」
吉田「相当惚れこんでますね(笑)」
髙嶋「そうですね。人に惚れこむんですよ、僕。胸ツンしたいとか、絶対にそういうんじゃないんです(笑)。“この子はいったい、どういうフェチがあるのかな?”と知りたいだけで…」
吉田「直接的なセクハラではなく、素直な好奇心なんですね」
髙嶋「そうですね。俳優、女優さんに限らずですが、やっぱり何でも好奇心がある人っていうのは、活躍しますよね。名前は言えないですけど、遊びで僕に『打っていいんですか?』と断りながらも鞭で打った2人の俳優は、カンヌに行きましたから(笑)」
吉田「超いい話じゃないですか(笑)」
髙嶋「“これどうなんだろう? どんな感じなんだろう? 鞭は打ったことないけど、打ってみよう”というぐらいの気持ちで、いろんな役に挑戦していく人がいいですよね」
吉田「それこそが世界に認められる(笑)」
髙嶋「絶対にそうです」
吉田「好奇心とフットワークの良さと…」
髙嶋「既成概念とか、周りの人がよくないって言うからやらないってがんじがらめになっているのはつらいと思うんですよね。突発的に起きたことであっても興味があれば何でも飛び込んでいく、俳優にはそういう姿勢が必要なんじゃないかと思うんです」
吉田「そこで何か見えてくるものがあると…。すごく良い話じゃないですか、ただのセクハラトークじゃなくて(笑)」

自身の嗜好をまったく隠さず、すべてにおいてSM的視点で語る髙嶋。吉田豪の絶妙な受けで、トークはブレーキなしのノンストップ状態に。禁断の世界は、めくるめく魅惑に満ちあふれていると教えてもらったような気も…!? 「ハラスメントゲーム」で演じる脇田常務と髙嶋自身のギャップも楽しめそうだ。
そして気になる「ハラスメントゲーム」(今晩夜10時放送)最終回の内容は…。

秋津渉(唐沢寿明)の交渉で丸尾隆文(滝藤賢一)を救出するが、横手理市(加藤雅也)による買収に向けたマルオーへの攻撃は日増しに激しくなっていく。高村真琴(広瀬アリス)にはカスハラ男・田端(迫田孝也)が品川店で暴れているとの連絡が。SNSでは「マルオースーパーが全店閉店」というガセ情報が出回り大炎上。明らかに横手の仕業だ。しかも次の一手がすでに動き出していて…。
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テレビ東京開局55周年特別企画ドラマBiz「ハラスメントゲーム」(主演:唐沢寿明)のLINEスタンプが好評発売中! 唐沢や広瀬アリス、古川雄輝、市川由衣、滝藤賢一、石野真子、佐野史郎、髙嶋政宏などレギュラーキャスト陣全員が登場し、唐沢演じる秋津の名言「クズ中のクズですね」をはじめ、「セクハラです!」「パワハラ?」「家庭内モラハラじゃない?」などハラスメントに立ち向かうセリフやドラマ内で登場した日常で使える言葉が多く採用されている。
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