ラブホで目覚めハッと体を起こすと、隣には犬猿の仲の裸の部長が...!?
6年前。入社したての真由美の教育係は、当時営業部で成績トップの堤司だった。終電ギリギリまでオフィスに残ることも…。真由美はそんな堤司に必死で食らいつき、営業の仕事を一から学んだ。
しかし、ある日突然、堤司は自らの希望で総務部に移動。そしてそれからは、定時上がりの堤司部長に。いったい何があったのだろう。
帰宅した堤司は、キッチンに立ち、華麗な手捌きで野菜を切っていた。料理で大切なのは、下ごしらえと的確な手順、そして最も大切なのは時間だ。広いテーブルに出来上がった料理とワインを並べ、満足そうにひとりで頬張る。
「うん…さすが俺」
一方の真由美は、散らかった部屋で幸せそうにコンビニスイーツを食べていた。部屋を見渡せば、カゴいっぱいの洗濯物とたまりにたまったゴミ。これを食べ終わったらなんとかしなければいけない…永遠に食べ終わらなければいいのに。ため息をつきながらチビチビ食べる。
翌日の仕事に備えるため、堤司の就寝時間は遅くても夜11時。真由美はというと、こんな時間に寝るのは久しぶりで、ベッドに横になり目を閉じるが、なかなか寝付けない。時間だけが過ぎていき、ろくに眠れないまま朝を迎えてしまった。
◆
翌朝、真由美が出社すると、「先輩、クマすごくないですか?」と後輩の三森さとみ(小野莉奈)がギョッとする。
「早く帰ったんだけど、逆に寝られなくて」
「寝不足だと、今夜つらくないですか?」
「え?」
すっかり忘れていたが、今夜は営業部の新年会だった。ビール片手に盛り上がる営業部の面々を横目に、真由美はウーロン茶を飲む。
少しだけ付き合ってこっそり帰ろう。今夜残業できないのは痛手だけど、明日も残業すれば…。
そんなことを考えていると、少し離れたテーブルから「だらだら残業しないで、ちゃんと定時に上がるんだ。おまえはタスク管理が甘すぎる」と聞き覚えのある声が。偶然にも同じ居酒屋に居合わせた堤司が、部下・草野優一(永田崇人)に説教しているところだった。
「あれ、うちの営業部?」
草野がこちらに気づき、振り返った堤司と真由美の視線がバッチリ合う。
(なんでこんな展開になるの?)
営業部の飲み会に合流することになった堤司と草野。真由美の隣には堤司が座り、ごくごくビールを飲んでいる。
「丸山先輩、次、何飲みます?」
「あ…ウーロン茶で」
気を利かせたさとみが、グラスがあくたびにドリンクの注文を聞いてくる。隣にいる堤司と話すこともなく、気まずさから何杯もウーロン茶を煽る真由美だったが…。
「この、定時上がりの堤司部長が!」
グラスをテーブルにドンと置き、堤司に怒鳴りつける真由美。ノンアルコールを飲んでいたはずだが、いつの間にか頬は赤く染まり、ろれつも怪しい。
「みんな遅くまで働いてるのに、毎日一人でスタコラ帰って!」
「残業イコール努力じゃないぞ。時間内に仕事を消化して定時で帰れないのか?」
「定時定時うるさい! 残業するのがそんなに悪いのか!」
「悪い、至極悪い。君の残業時間は労基ギリギリすぎて総務の間でも有名だ。この残業の鬼が!」
「こんの、定時の鬼が!」
2人は睨み合い、その騒ぎにギョッとする営業部の面々。実はさとみが注文していたのはウーロンハイで、完全に出来上がってしまった真由美を見てニヤリと笑う。
しばらくして宴はお開きになり、皆が帰る中、真由美と堤司はまだ言い合っていた。言い分に呆れた堤司がスタスタと歩きだすと、真由美が「まだ話は終わってない!」と引き止める。
「上等だ。もう一軒行くぞ」
バーのカウンターで飲み直しながら、根性論を語る真由美。
「時代遅れの昭和脳か」
「昭和生まれは部長でしょうが! チームワークとか、人の為に頑張るとかないんですか?」
「そんな根性論より大切なのは、各々のタスク管理だ。この際みっちり教えてやる」
「結構です!」
◆
翌朝。目を覚ました真由美の目に飛び込んで来たのは、なんと男性の腕だった。ハッと体を起こすと、隣で裸の堤司が寝息を立てていて…!?

1月12日(水)深夜0時30分からは、ドラマParavi 「部長と社畜の恋はもどかしい」第2話を放送!
「俺たち、大人だから」と言った堤司(竹財輝之助)の言葉を“一夜限りの関係”だととらえ、割り切って仕事に集中することにした真由美(中村ゆりか)。いつも通り、沢山の雑務を請け負う真由美だったが、残業が諫山(丸山智己)に見つかってしまう。
仕方なく仕事を家に持ち帰ろうとすると、バッタリ堤司に遭遇! 家でも仕事をしようとしていることに気付いた堤司は、真由美に「うちに来い」と言う!そんな中、真由美にとって落ち込むある出来事があり…。


