部長の部屋でエッチ(?)な残業「やめろ......ベッドの上では”部長”じゃない!!」

堤司のマンションに着いた2人。

「うちに来いって、それって…」

「ん?」

「口止めする代わりに、もしかして、その…」

真由美は「悪いが今日は、俺の言う通りにしてもらう」とベッドに押し倒されるのを想像してニヤニヤ。しかし、部屋に入るとすぐにパソコンを取り出し、仕事を開始する堤司。
「『うちで仕事する』ってことなら、そう言ってくれればいいのに」とぶつくさ言う真由美に、「契約書の件は、部長権限で持ち出し申請出しといたから、大丈夫だ」とテキパキ仕事を進める。

「けど、もうするなよ」

「はい本当に申し訳ありません。仕事も手伝わせてしまって」

「まあ、営業部は通った道だし、このくらいなんてことない」




6年前、入社したての真由美の教育係は、当時営業部で成績トップの堤司だった。2人で残業することもしばしばで、真由美はそんなことを懐かしく思い出す。

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(あの頃は言えなかったけど、私がうまく仕事をこなせるようになったのは、堤司部長の教え方が上手だったからだ…)

仕事もあと一息という時、真由美のスマホがピコンと鳴る。それはさとみからのメッセージで、ライブ会場でグッズのタオルを掲げる写真が送られてきた。

「…え? ライブ?」

しかし次の瞬間、写真の送信が取り消される。

「まさか…宛先間違えちゃったんだ…」

呆然とスマホを見つめる真由美。

堤司の協力でなんとか仕事が終わり、帰り支度をしていると、電子レンジの音が鳴った。「お、出来たな」と堤司がキッチンから持ってきたのは、具だくさんのスープ。

「食べろ。昼から何も食べてないんだろ? 体壊すぞ」

無言で座り、温かいスープに口をつける真由美。すると目から涙がポロリとこぼれ落ち、それに気づいた堤司がギョッとする。

「私…本当は気づいてたんです」

果たして、真由美の涙の理由とは…。2人はこの後、どうなるのか?

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