「男はみんな好きになる」理想の女性チーコの魅力とは?黒崎煌代×UTAインタビュー:赤灯えれじい
きらたかしによる同名コミックを原作とした、ドラマ「赤灯えれじい」(毎週木曜深夜24時)。無色のヘタレ男・柳川智史(サトシ)と彼とは正反対な気の強すぎるヤンキー女・秋山智子(チーコ)が織りなす、大阪を舞台とした青春純情ラブコメディー。
サトシを演じる黒崎煌代、やがてチーコを巡って対峙することになるチーコの元彼・矢間勇作(ユーサク)を演じるUTAのインタビュー【後編】。愛すべきヒロイン・チーコの魅力、黒崎が「スタッフ全員“赤灯えれじい愛”に溢れたチーム」と語る、熱き現場の雰囲気を語ってもらった。
インタビュー【前編】では、お互いの印象や、連載終了から約20年「赤灯えれじい」が今の時代も人々を魅了する理由についてトーク。
【動画】サトシがチーコに出会う「赤灯えれじい」第1話見逃し配信中
ドラマ「赤灯えれじい」第2話より
――原作のサトシとチーコは1984年生まれ。当時、読者だった40代の視聴者の期待も大きいと思います。
黒崎「今回、瀧悠輔監督をはじめ監督が3人いらっしゃったなか、熊野桂太監督がサトシと同い年なんです。ほかにも、リアルタイムで原作を読んでいたスタッフさんがたくさん。みなさんのそれぞれの思い入れが強かったぶん、プレッシャーも半端なかったです」
UTA「ひとり一人の熱量がものすごかったから」
黒崎「自分も含めて、全国には原作ファンが大勢いるからね。何としてでも期待に応えなきゃ、と思った」
UTA「たくさんの人たちの想いを背負っているドラマになりましたし、スタッフさんや出演者の方々とも、その想いに応えられるよう最大限の努力を重ねた現場でした」
――原作の大ファンという山本晃久プロデューサーもリアルタイム世代。念願のドラマ化だったそうですね。
UTA「もうね、一番すごかったです、熱量が」
黒崎「『これをやらずに死ねるか!』とおっしゃっていましたね。それくらいの想いと覚悟を持って臨まれていました」
UTA「だから“山本さんのために!”じゃないですけど、その原作への敬意と愛、情熱によって現場が一つにまとまっていたくらい。それくらい全スタッフ、出演者が同じ方向を目指していました」
――その山本プロデューサーによれば、原作と出会ったのは自身も社会に出たばかりの悩める時期で。サトシとチーコが苦悩しながらも懸命に生きている姿を見て、暗い道にわずかな灯りを見つけることができた、と。
黒崎「本当に、その通り。そういう若者の悩みというのは、いつの時代も一緒で。時代が1周、2周しても変わらない普遍的なものを描いているからこそ、自分たち今の20代の心にも刺さると思うんですよ」
UTA「サトシとチーコの思いは、どの時代にでも当てはまるもので。当時を知っている人には懐かしく、若い人が見ても何かを感じられる作品になっていると思います」
ドラマ「赤灯えれじい」第2話より 黒崎煌代演じる柳川智史(サトシ)
――サトシは実家暮らしで自堕落な日々を送る、主人公らしからぬ無職のヘタレ男ですが、ご自身の役のどこに魅力を感じますか?
黒崎「原作を読んでいる時から“なんでこんなにもサトシに魅力を感じるんだろう?”って考えていたんです」
UTA「真面目でお人よしで。ヘタレなんだけど、なぜか魅力的に映るキャラクターですからね」
黒崎「読者として“あんな誠実な男がいるのか!”っていう、驚きと感動があったくらい」
――原作のきら先生は、過去に「ダメ男なんだけど、恋愛に対して一本気なところは、男として憧れます」とおっしゃっていました。
黒崎「そうなんですよね。だから人として応援したくなる。“頑張れ!”って背中を押したくなるし、サトシの成長を見て自分も“頑張ろう!”と思えるところが魅力なんでしょうね」
UTA「サトシもチーコも各話、各シーンごとに応援したくなるじゃない? 見ている人は、そんな2人の姿を自分に置き換えて、人生に重ねているんだと思う」
黒崎「そういうヘタレだけどピュアで真っ直ぐで、何にでも感動しちゃうサトシを応援してもらえるよう、サトシに見えるよう、監督方と丁寧に、丁寧に役を作りあげていきました」
ドラマ「赤灯えれじい」より UTA演じる矢間勇作(ユーサク)
――方やユーサクはチーコの元彼で、服役していた噂がある強面の謎多き男。
UTA「ユーサクは人生において誰よりも失敗している人で、ある出来事をきっかけに服役もしていて。普通に生きている人からすると、なかなか共感しづらいキャラクターではあるとは思うんですけど、根はいいヤツなんですよ」
黒崎「サトシにとっては恋敵ではあるんだけど、どこか憎めないんだよね」
UTA「無口で怖そうなんだけど、それは不器用なだけで。話が進むにつれて、そんなユーサクの人間味も見えてくると思いますし、応援したくなるんじゃないかな、と期待しています」
サトシを演じる黒崎煌代、やがてチーコを巡って対峙することになるチーコの元彼・矢間勇作(ユーサク)を演じるUTAのインタビュー【後編】。愛すべきヒロイン・チーコの魅力、黒崎が「スタッフ全員“赤灯えれじい愛”に溢れたチーム」と語る、熱き現場の雰囲気を語ってもらった。
インタビュー【前編】では、お互いの印象や、連載終了から約20年「赤灯えれじい」が今の時代も人々を魅了する理由についてトーク。
【動画】サトシがチーコに出会う「赤灯えれじい」第1話見逃し配信中
普遍的なものを描いているからこそ今の20代の心にも刺さる
ドラマ「赤灯えれじい」第2話より――原作のサトシとチーコは1984年生まれ。当時、読者だった40代の視聴者の期待も大きいと思います。
黒崎「今回、瀧悠輔監督をはじめ監督が3人いらっしゃったなか、熊野桂太監督がサトシと同い年なんです。ほかにも、リアルタイムで原作を読んでいたスタッフさんがたくさん。みなさんのそれぞれの思い入れが強かったぶん、プレッシャーも半端なかったです」
UTA「ひとり一人の熱量がものすごかったから」
黒崎「自分も含めて、全国には原作ファンが大勢いるからね。何としてでも期待に応えなきゃ、と思った」
UTA「たくさんの人たちの想いを背負っているドラマになりましたし、スタッフさんや出演者の方々とも、その想いに応えられるよう最大限の努力を重ねた現場でした」
――原作の大ファンという山本晃久プロデューサーもリアルタイム世代。念願のドラマ化だったそうですね。
UTA「もうね、一番すごかったです、熱量が」
黒崎「『これをやらずに死ねるか!』とおっしゃっていましたね。それくらいの想いと覚悟を持って臨まれていました」
UTA「だから“山本さんのために!”じゃないですけど、その原作への敬意と愛、情熱によって現場が一つにまとまっていたくらい。それくらい全スタッフ、出演者が同じ方向を目指していました」
――その山本プロデューサーによれば、原作と出会ったのは自身も社会に出たばかりの悩める時期で。サトシとチーコが苦悩しながらも懸命に生きている姿を見て、暗い道にわずかな灯りを見つけることができた、と。
黒崎「本当に、その通り。そういう若者の悩みというのは、いつの時代も一緒で。時代が1周、2周しても変わらない普遍的なものを描いているからこそ、自分たち今の20代の心にも刺さると思うんですよ」
UTA「サトシとチーコの思いは、どの時代にでも当てはまるもので。当時を知っている人には懐かしく、若い人が見ても何かを感じられる作品になっていると思います」
ドラマ「赤灯えれじい」第2話より 黒崎煌代演じる柳川智史(サトシ)――サトシは実家暮らしで自堕落な日々を送る、主人公らしからぬ無職のヘタレ男ですが、ご自身の役のどこに魅力を感じますか?
黒崎「原作を読んでいる時から“なんでこんなにもサトシに魅力を感じるんだろう?”って考えていたんです」
UTA「真面目でお人よしで。ヘタレなんだけど、なぜか魅力的に映るキャラクターですからね」
黒崎「読者として“あんな誠実な男がいるのか!”っていう、驚きと感動があったくらい」
――原作のきら先生は、過去に「ダメ男なんだけど、恋愛に対して一本気なところは、男として憧れます」とおっしゃっていました。
黒崎「そうなんですよね。だから人として応援したくなる。“頑張れ!”って背中を押したくなるし、サトシの成長を見て自分も“頑張ろう!”と思えるところが魅力なんでしょうね」
UTA「サトシもチーコも各話、各シーンごとに応援したくなるじゃない? 見ている人は、そんな2人の姿を自分に置き換えて、人生に重ねているんだと思う」
黒崎「そういうヘタレだけどピュアで真っ直ぐで、何にでも感動しちゃうサトシを応援してもらえるよう、サトシに見えるよう、監督方と丁寧に、丁寧に役を作りあげていきました」
ドラマ「赤灯えれじい」より UTA演じる矢間勇作(ユーサク)――方やユーサクはチーコの元彼で、服役していた噂がある強面の謎多き男。
UTA「ユーサクは人生において誰よりも失敗している人で、ある出来事をきっかけに服役もしていて。普通に生きている人からすると、なかなか共感しづらいキャラクターではあるとは思うんですけど、根はいいヤツなんですよ」
黒崎「サトシにとっては恋敵ではあるんだけど、どこか憎めないんだよね」
UTA「無口で怖そうなんだけど、それは不器用なだけで。話が進むにつれて、そんなユーサクの人間味も見えてくると思いますし、応援したくなるんじゃないかな、と期待しています」
鳴海唯演じるチーコは男の理想
ドラマ「赤灯えれじい」第1話より――そして、鳴海唯さん演じるチーコ。サトシとは正反対の性格で喧嘩っ早い、金髪のヤンキー女なんですが、ある種の、男の理想と言いますか。実に魅力的な女性として描かれていますよね。
黒崎「見た目ヤンキーで最初はとっつきにくけど、実は心優しくて。家族思いという」
UTA「男ならみんな好きになるキャラクターですよね。実際、原作を読みながらチーコのことを好きになっちゃいましたもん」
黒崎「分かる~、男性の読者はみんな好きになると思う」
UTA「こういう人に出会いたいなあ……って思ったくらい好きになりました(笑)」
――きら先生いわく、チーコのいいところは「友情モードである程度付き合える。男と男的な付き合い方が通用するところ」なんじゃないかと。
UTA「自分の中に譲れない信念があって、男っぽいんだけど、ふとした瞬間に女性らしさが見えたりして。そのギャップがまたいいんですよ」
黒崎「鳴海さんご自身も、その節がありますよね? チーコみたいな強い意志も感じるし……それは俳優としても、人としても。何事もちゃんとしようはするんだけど、どこか抜けていて(笑)、そこが可愛らしい部分でもあって。すごくチーコっぽい。撮影を離れた普段でも“えっ、チーコじゃん!?”って、重なって見える瞬間が多々ありました」
UTA「チーコを演じていた期間だったからなのかどうか分からないですけど、撮影中、そこにいたのは間違いなくチーコでしたね」
黒崎「この作品におけるチーコの重要度といったら計り知れないじゃないですか? 同時に、相当なプレッシャーもあったでしょうし。でも、チーコというキャラクターを難なく乗りこなして――というか、実際はたやすく見せながら、陰ではきっと大変な努力をしていたと思うんですけど、みんなの期待に応えていった。そこに一番、感動しました」
――では、そんな愛すべきキャラクターが織りなす青春純情ラブコメディー「赤灯えれじい」の魅力とは? 最後にメッセージをお願いします。
UTA「サトシとチーコの恋愛が中心にありながら、家族の問題や仕事の問題、そこに関わるすべての人たちの人生を描いている人間ドラマであるところです。“人生っていろいろあるよね”と、誰もが共感できる作品だと思うので、たくさんのみなさんに楽しんでいただきたいです」
黒崎「サトシとチーコ、チーコとユーサク、そしてサトシの弟カップル、両親といった、さまざまな人間模様と、それに伴う問題も描かれている。単なる恋愛コメディーでは終わらない時代を超えた普遍的なテーマを扱った作品です。笑って泣いて、感動していただけると嬉しいです!」
今夜放送、ドラマ「赤灯えれじい」(毎週木曜深夜24時)第2話は?

第2話「チーコ、サトシに告られる」
チーコ(鳴海唯)の実家「秋山製作所」に招かれたサトシ(黒崎煌代)だが、突如押しかけてきた取立屋と出くわす事態に…!咄嗟にチーコの盾になるサトシだが、殴り倒されてしまう…。その後も相変わらずのヘタレっぷりをさらすサトシをチーコは先輩の店に誘うが…。少しずつチーコへの恋心を募らせたサトシは、チーコがバイトを辞めると聞き、抑えきれなくなった想いを衝動的に伝える。しかしその直後、チーコは姿を消してしまった…!
放送後より「TVer」、「ネットもテレ東」で見逃し配信中! ディズニー公式動画配信サービス「Disney+(ディズニープラス)」で、各話放送後から国内見放題独占配信(アジア独占配信)!
【プロフィール】
黒崎煌代(くろさき・こうだい)
2002年4月19日生まれ、兵庫県出身。2023年、連続テレビ小説「ブギウギ」(NHK)で俳優デビュー。映画デビュー作「さよなら ほやマン」(2023年公開)では、日本映画批評家大賞新人男優賞を受賞。以降も、ドラマ「サバ缶、宇宙へ行く」(フジテレビ)、「九条の大罪」(Netflix)など数々の話題作に出演。映画初主演作「見はらし世代」(2025年公開)、「急に具合が悪くなる」(2026年公開)はカンヌ国際映画祭に正式出品され、世界で注目を浴びた。
Instagram:@kodai_kurosaki
UTA(うた)
1997年10月1日生まれ、東京都出身。幼少期からインターナショナルスクールで学び、中学時代はスイス留学。高校、大学は米国のバスケットボールの強豪校に進学する。2018年にパリメンズコレクションでモデルデビュー。東京を中心にミラノ、ロンドンなどで活躍。2026年7月より世界配信のドラマ「ガス人間」(Netflix)で俳優デビューし、高い評価を受けた。
Instagram:@utauuu
※このページの掲載内容は、更新当時の情報です。