裸で温泉街を疾走!? Tシャツしぼって汗集め!? 今じゃありえない”伝説”を知っているか!? TVチャンピオン「名場面ベスト5」

1992年に産声を上げ、テレビ界にこれまでになかった新風を巻き起こしたテレビ東京の看板番組「TVチャンピオン」。さまざまな特技を持った人々がチャンピオンを目指して真剣に全力で競い合う姿が話題を呼び、「魚通」のさかなクン、「大食い」の赤阪尊子やジャイアント白田、「ラーメン王」の石神秀幸ら数々の人気者を生み出してきた。その伝説の番組が12年ぶりに復活! 「TVチャンピオン極~KIWAMI~」として、2018年4月よりBSジャパン、テレビ東京で放送中だ。
今回、「テレ東プラス」では、番組立ち上げから黄金期を支えた、元チーフプロデューサーの多田暁氏を直撃! 誰よりも「TVチャンピオン」を知り尽くした男"TVチャンピオン王"による、誕生秘話、懐かしの名物企画、心に残る名シーン、伝説のチャンピオン、さらに知られざる裏話などを月イチ連載でお届けする。第一回は、記憶に残る「名場面ベスト5」を紹介!

"TVチャンピオン王・多田暁が選ぶ「名場面ベスト5」
記念すべき第1回放送は、「全国大食い選手権」(1992.4.16放送)。もちろんこちらも名場面に上げていただきましたが、こちらは連載第3回の「大食い選手権」特集で紹介します!

●息だけで水枕を爆発させた「肺人間」

手を使うのはNG! 息だけでボーリングの球を転がし...

苦しくなったら酸素を吸入しながら...

ピンを倒す。最初に10ピン倒した選手がチャンピオン!
「全国選抜肺人間選手権」1992.8.13放送
「肺活量だけで水まくらを爆発させたという、無茶過ぎる企画です。ボウリング場では、ボウリングの球を息だけでフゥーっとレーンを転がして、ピンを倒しました。これは名シーンですね。
当時、日曜日の午後に再放送されていて、この回の時はゴルフ練習場のテレビの前にオジサンたちの人だかりが出来たそうです」
●狭い部屋に太った人がギュウギュウ「汗かき王」

とにかく踊って汗をかき...

着ているTシャツの汗をしぼる! 牛乳瓶一杯にした選手から勝ち抜け。

決勝は、暑い部屋でアツアツの鍋を食べ汗をかく!
「日本一の汗かき王決定戦」1992.11.12放送
「ゴールデンで"汗かき"ですよ。こりゃもう伝説です。
予選で太った人をたくさん集めて、狭い部屋にギュウギュウにして、とにかく踊らせて30分でどれだけ汗をかけるか、着ていた服を脱いで絞ってどれだけの汗が出るかというのを計測するんです。汗の量で予選通過者が決定するという...、匂いもくさかったと思う(笑)」
●5ミリのサイコロを積み上げる!忍耐力勝負の「手先が器用」

5ミリ角のサイコロで大ピラミッド作りに挑戦。早く完成させた選手がチャンピオン!
「積み王選手権」2007.12.27放送

そのほか、5円玉ピラミッドを10列並べ、上の段に糸を通す勝負。
「世界手先が器用選手権スペシャル」 第5回 1995.7.27放送

6センチ×8センチのミニ食卓に並べる、創作ミニ料理作り勝負なども。
「世界手先が器用選手権スペシャル」 第5回 1995.7.27放送
「5ミリのサイコロを何十段も積み上げてピラミッドを作るという勝負。1回バシャっと崩れてしまうと、また3時間か4時間、出来たところまで戻すのに待たないといけない。1日 2日で出来ないこともありました。また、1週間後再びトライしてもついに完成できず、チャンピオンが誕生しなかった回があったのは、『手先が器用選手権』だけです。いわば"忍耐力選手権"。これは民放連でも賞を頂いた企画でした」
●スッポンポンで温泉街を疾走!今じゃあり得ない「温泉通」

温泉&温泉旅館通が集結!

温泉の中にあるクイズの正解カードをゲットし...

次のクイズのため、浴衣をはだけさせながら温泉街を激走!
「第2回 全国温泉&温泉旅館通選手権」1994.3.10放送
「温泉街をどれだけ知り尽くしているかを競う企画。クイズを出題された選手が、正解の旅館に向かって浴衣姿で温泉街を走るんです。正解のカードはお風呂の中にあって、お風呂に入るには裸にならなきゃいけないルールがある。選手たちは脱衣所で脱ぐのですが、正解すれば次のクイズがあるので、またすぐに走り出す。順位を競っているので浴衣をちゃんと着ないで半ばスッポンポンの状態で旅館のロビーを走るわ、温泉街を駆け抜けるわ...という、今じゃコンプライアンス的に絶対にできない企画ですね」
(ちなみに女性選手は水着を着用していたとのこと)
●スタジオで政治家に飛んでもらった?「政界選挙通」

政界・選挙通が集結! 代議士当てクイズでは...

一瞬の勝負! ついたての間を飛ぶ代議士が誰かを当てる。

そのほか、声だけ、シルエットだけで代議士を当てるクイズも。
「全国政界・選挙通選手権」1993.9.30放送
「自民党政権が倒れ細川内閣が誕生した頃で、選挙マニアを集めた企画です。TVチャンピオン史上、最低視聴率2.7%を記録した企画でもあります。特番週で裏番組がどの局も異常に強かったので、かえってマニアックなものの方が数字が下げ止まると考えましたが、番組史上、最低視聴率となってしまいました。この3週後に放送時間が一時間半になった最初の回「和菓子職人選手権」で最高視聴率20.1%とったということもあり、思い出深いですね。
左右のついたての間の狭い隙間に物を投げて当てるクイズがあるでしょ。ある代議士先生に『ついたての間を飛んでください』とお願いしたら飛んでくれて、『今、誰が飛んだでしょうか?』という早押しクイズにしたんです。今もご活躍されている先生ですが、こういうバカな企画に乗ってくださったのはありがたいです」
「他にも、スポンサーNGで1回のみの放送になった『「全国選抜ホスト王選手権』(1992.8.6放送)、匂いに強い人たちが決勝で警察犬と戦った『鼻大王選手権』(1994.2.17放送)、最終的に露天風呂付き離れの宿を作った『全国大工王選手権』(1995.9.28放送)、また池田貴公子が毛皮姿でスイーツを貪る姿が印象的だった『甘味王選手権』(1992.11.19放送など)は柴門ふみさんが漫画の一コマにしてくれたりと、まだまだ名場面はつきません。
大工王、プロモデラー他職人さんが見せてくれた奥深い技の世界、そして素晴らしい作品の数々も、勿論忘れられない名場面なのですが、僕が今挙げた名場面はどちらかというと、マニアックなものに偏っちゃいましたけどね(笑)。どういうラウンドにしたら面白いかっていうのは必死でスタッフみんなで考えましたね。かなり無茶な競技に挑んで頂いて、選手の方には今でも感謝しています」




