裸で温泉街を疾走!? Tシャツしぼって汗集め!? 今じゃありえない”伝説”を知っているか!? TVチャンピオン「名場面ベスト5」

2018.09.15

「TVチャンピオン」はこうして生まれた


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数々の伝説を残した名番組は、どのように生まれたのか。誕生の経緯を聞いた。


「TVチャンピオン」誕生の経緯


「当時、僕の師匠にあたるプロデューサーが日曜ビックスペシャルで『大食い選手権』を担当していて、既にTX(テレビ東京)のGH帯(ゴールデンタイム)の優秀コンテンツでした。出場選手のプロフィールを紹介して、予選・1ラウンド、2ラウンド、決勝という対決していくフォーマットを大食いだけでなく違う分野にも当てはめることはできないか、そこで生まれたのが『TVチャンピオン』でした。
ちなみに『TVチャンピオン』第一回放送も「大食い選手権」です。栄えある第一回の優勝者は伊藤織恵さん。大食いは、他局でも全く扱っていなかったジャンルで人気があったのでレギュラー番組のスタートで「大食い」という4番打者を第一回放送にもってこれたのは、番組にとって相当なアドバンテージでした」


フジテレビの「カルトQ」もヒントになった!?


「番組開始当初は、大食い・汗かきなどの“体質・体力もの”ジャンルと、すし職人をはじめとする技を競う“職人もの”の二本柱でした。番組の当時のキャッチフレーズは『誰でも人に負けないものを持っている』。ある特定のものの知識がすごい人間を集めて戦えないか、三本柱目の“通もの”も番組に必要な要素だと感じました。


そして、正直言いますと既にOAしていたフジテレビの「カルトQ(※1)」が参考になりました。いい番組だなぁと思って、ちょっといただいちゃったとこはある(笑)。あちらはクイズ形式でしたが、あのマニアック感をもっと映像化しようと思いました。


“職人もの”は『TVチャンピオン』が最初だと思います。当時は職人さんの世界はテレビのゴールデンタイムには取り上げられていなかった。また、職人さんを戦わせるって意外に誰もやっていなかった。ペーパークラフト・発泡スチロールアート等々、それまで日が当たらなかったニッチな世界に注目したのがこの番組。ラーメン王・昆虫王等々“通もの”の選手のみなさんも、『なんでこんなマニアックな人が!』という、ちょっと変わった人が多くて(笑)。


数年後に『TVチャンピオン』を参考にしてフジテレビで放送が始まったといわれているのが『料理の鉄人』(※2)なんですよ。それはそれはうちよりも潤沢なキッチンスタジアムね(笑)。『料理の鉄人』のスタッフルームに『TVチャンピオン』の職人もののビデオが並んでいたという話は、当時よく聞きましたね」


(※1)「カルトQ」:フジテレビにて1991.10月~93.3月まで放送されていた特定ジャンルに特化したマニアックな伝説のクイズ番組。


(※2)「料理の鉄人」:フジテレビにて1993.10月~99.9月まで放送。テーマ食材をお題に、特別なキッチンスタジオで料理人同士が対決。


【「チャンピオン王」はこんな人だ!】
多田 暁(ただ ぎょう)
PROTX テレビ東京制作 代表取締役社長。テレビ東京制作局元チーフプロデューサー。1979年4月テレビ東京入社。「ヤンヤン歌うスタジオ」「サタデーナイトショー」などを担当し、1992年4月~2005年6月まで「TVチャンピオン」のディレクター・プロデューサー・チーフプロデューサーを務める。ほかにもテレビ東京在籍時には「素晴らしきドケチ家族」「完成!ドリームハウス」などを担当。


今回は、「名場面ベスト5」と、番組誕生の経緯についての話をうかがった。今よりもテレビが少し自由だった頃、“時代の寵児”として登場した「TVチャンピオン」。今では想像もつかないような珍企画・名企画に、「テレ東プラス」記者も、当時のエピソードを聞いては涙を流して笑ってしまったほど。


次回、10月に公開の連載第二回は「TVチャンピオンの神セブン」。TVチャンピオン王・多田暁が、忘れられない濃ゆーーーい出場者たちの知られざるエピソードを紹介する。



今週の放送は人気企画「ペーパークラフト王選手権」


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9月16日(日)放送の「TVチャンピオン極~KIWAMI~」(BSジャパン:毎週日曜夜9時、テレビ東京系:毎週土曜午前10時30分~ ※1週遅れで放送)は、これまでの「TVチャンピオン」でも大人気だった企画のひとつ「ペーパークラフト王選手権」をお届け。番組初となる事前オーディションを勝ち抜いた3名の達人が登場。


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事前オーディションにエントリーしたのは総勢9名。その中からファイナルに進んだのは、サンリオピューロランドでペーパークラフトの実演販売を手掛ける「メルヘン&ドラゴン」こと金田和也、遊び心満載のペーパーからくりを得意とする「ペーパーからくりジェンヌ」石井希、波乱の人生を転がり続けた「人生コロコロ苦労人」の雪下正明の3名。


ファイナルは「びっくりペーパージオラマ勝負」。テーマは「祭」。準備期間は事前の1週間と審査当日の3時間。作品の中には必ず「びっくり場面転換」を盛り込むことがルールだ。


そして今回の放送の目玉は他にも! 次世代の才能を発掘する審査員として、大熊光男(ペーパークラフト3連覇チャンピオン)、山田卓司(情景王 プロモデラーチャンピオン)ら歴代のレジェンドたちが登場。懐かしい顔ぶれにも注目だ! レジェンドたちがジャッジする新世代の「ペーパークラフト王」は誰の手に!?

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