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高校でeスポーツサークル発足! 学校教育におけるゲームの在り方

エンタメ

テレ東

2019.5.3

eスポーツの"甲子園"ともいえる大会に青春をかける高校生たちを追う企画。「朋優学院高等学校」eスポーツサークルの取材【後編】は、顧問の岸波禎人先生に、いち早くeスポーツの活動を始めた学校の取り組みや、学生たちの変化などについてのお話などをうかがいます。

【前編】はこちら

学校教育におけるeスポーツ活動と学生たちの変化


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都内の私立高校「朋優学院高等学校」では、今年3月に決勝大会が行われた「全国高校eスポーツ選手権」出場のため、昨年秋にeスポーツサークルを発足。男女6人のメンバーが、放課後の週3回3時間ずつ、教室に集まって練習しています。

プロ選手やプロリーグも続々と誕生し、オリンピックの正式種目化も検討されているeスポーツ。しかし、教育の現場では、eスポーツ部の設立については「学校教育でゲームをすることに抵抗がある」など反対の声も多いのも事実。そんな中、全国でもいち早く学校の活動としてeスポーツサークルを立ち上げた「朋優学院高等学校」。世間的にはまだまだ風当たりも強い彼らの活動は、顧問の岸波禎人先生の目にはどのように映っているのでしょうか。

「少なからず、いい影響を与えていると感じています。頭を使わずにできるゲームや、誰ともコミュニケーションを必要としないゲームと違い、eスポーツは頭脳戦でありチーム戦。チームワークが何よりも重要なのでコミュニケーション能力が鍛えられます。サークルを始めてから学校の出席率が上がった学生もいますし、みんな学校に来るのが楽しくなったといいます。学生生活を充実させる意味でも、帰宅部でいるより断然メリットが多いですね」

しかし、活動を続けていくためには、大きな壁があるといいます。

「現在、パソコンは『eスポーツ部 発足支援プログラム』の無償レンタルのものを使っているので、活動には一切費用がかかっていません。しかし、3年後にはそれが利用できなくなります。新しいPCを買おうと思えば約100万、2019年度のプログラムを使用した場合、3年目の維持費には年間40万円がかかる計算になり(※注1)、学校でその費用を捻出するのは相当厳しいと思います。

甲子園を目指す野球部などの運動部では保護者から部費を徴収して活動するということもあるかもしれませんが、eスポーツとなると理解が得づらく、難しい現状です。学生たちだけではサークルを維持できないので、活動を続けるのが困難になります」

eスポーツ後進国と言われる日本での高校eスポーツ活動は、今後、どうすれば発展していくと考えられますか。

「ゲーム先進国の韓国では、子どもがゲームをしていると、親が『頑張ってるね。プロから声がかかるんじゃない?』と応援するくらいゲームへの理解が進んでいます。日本の高校eスポーツ界も、親御さんの意識が変わればもっともっと伸びていくかもしれませんね」

※注1:「2019年度 eスポーツ部 発足支援プログラム」では、ゲーミングPC 5台を3年間継続レンタルすることを条件に、初年度と2年目の2年間無償貸出し。3年目からは有償レンタルとなります。
https://gamemaster.diginnos.co.jp/top/esports_club/

チームの一番の強みは、仲間との関係性


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朋優学院高等学校eスポーツサークル「HYeC(ハイエック)」メンバー
写真左から:谷川智郎くん、何 若松くん、細川 恭くん、坂本 凌くん、松本梨歩さん。

「朋優学院高等学校」eスポーツサークル「HYeC」(ハイエック)は、この夏開催の高校対抗eスポーツ大会『Coca-Cola STAGE:0 eSPORTS High-School Championship 2019』に、「League of Legends(リーグ・オブ・レジェンド/略称:LOL)」でエントリー。LOL は、MOBA(マルチプレイヤーオンラインバトルアリーナ)と呼ばれるチーム対チームの対戦型ゲームで、プレイヤーが操作するキャラクター「チャンピオン」で相手本陣の攻略を狙います。

メンバーにLOLの魅力を聞くと、「プレイ中に見るべきところも多く、ひとりでは勝てないゲーム。一試合30分くらいかかるので集中力も必要ですし、考えるべきことも多い。そこに魅力を感じています」と、チームの司令塔・何 若松くん(高2)。

若松くんの次にプレイ歴の長い谷川智郎くん(高3)は、「戦略性が高く、とにかく頭を使います。使えるキャラクターの種類は、ほかのゲームと比べてかなり多く、約140体以上。それぞれ特性が違うので、相手の選んだキャラクターを見て自分はどれを使うか考える必要があったり、今までプロでも使っていなかったような戦術を一般ユーザーが見つけ出したりと、奥が深いところが魅力です」と解説。

この日は欠席だった稲澤 諒くん(高2)は、「上達のコツは、早く正確に情報を伝えることや論理的に考えること、注意力、視野を広げることです。これによって普段の生活では、『目配り』『気配り』『心配り』を意識するようになったり、物事を論理的に考えることである程度正確な判断ができるようになったと思います」と、ゲームを通じての成長を教えてくれました。

最後に、リーダーの若松くんに大会に向けての気持ちを聞くと、「まずは予選突破が目標。谷川先輩はこれで引退なので、全力を出し切りたいと思います」と意気込みを。実は、3年生の谷川くんは昨年度で引退するはずでしたが、新たな大会『STAGE:0』が誕生したことで、「もう一度チャンスが巡ってきた」と参戦。岸波先生も、「3年間という限られた学生生活のなかにチャレンジする機会が増え、生徒たちのモチベーションにも繋がっている」と喜んでいました。

「HYeC」の強みは、何よりもその「仲の良さ」。オンラインゲームの特性上、遠隔で活動しているチームも多い中、彼らは同じ場所で顔を合わせて練習しています。隣でプレイすることで、お互いの性格やプレイスタイルなどを知り尽くしているのです。「負けても責めない、楽しい雰囲気がチームの魅力」と、若松くん。バツグンのチームワークで、まずは目標の予選突破......いえいえ、やはり優勝目指して、頑張ってくださいね!

青春時代、同じ目標に向かって仲間と頑張った思い出は、大人になってからも自分の支えになってくれます。ぜひ、今回の大会に、みなさんの全力をぶつけてきてくださいね!


日本中の高校生がチームを組んでeスポーツを競い合う『Coca-Cola STAGE:0 eSPORTS High-School Championship 2019』。『League of Legends』『クラッシュ・ロワイヤル』部門の出場エントリーは、いよいよ5月10日(金)17:00までとなりました。迷っている高校生のみなさん、ぜひエントリーして、全国の高校生と対戦しましょう!

※『Fortnite(フォートナイト)』部門のエントリーは、4月26日(金)~6月17日(月)17:00
エントリーはこちらから!

5月の「オンライン予選大会」、6~7月の「オフライン予選大会(ブロック代表決定戦)」を勝ち抜いたチームが、8月14日(水)・15日(木)に舞浜アンフィシアターにて行われる「決勝大会」で激突。試合ゲームタイトルは、世界でも人気を集める『クラッシュ・ロワイヤル(クラロワ)』『Fortnite(フォートナイト)』『League of Legends』の3タイトル。ゲームタイトルごとに豪華商品も! 参加対象者は以下の通り。

<参加対象者>
・日本国内に在住する高校生・定時制高校生・高等専門学校生・専修学校(高等課程)生・通信高校生であること。
・生年月日が2001年4月2日~2004年4月1日であること。
・チームメンバー全員が同じ学校に在籍していること。
eスポーツには自信ありという猛者、自分の脳力を試したい、仲間とともに戦いたい......そんな全国の高校生諸君、世界のステージへとつながるこの大会に、ぜひエントリーを! 自分の新しいステージの扉を開こう!

「STAGE:0」大会公式ホームページ:https://stage0.jp/
「STAGE:0」大会公式Twitter.:https://twitter.com/stage0_jp

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