もう何を飲んだか忘れない。新橋「和酒場 庫裏」のレシートは日本酒を勉強できる工夫あり

(前編はこちら)
フレッシュな新酒を飲んだので、秋のお酒として親しまれている「ひやおろし」を飲んでみることに。
「ひやおろし」とは、冬から春に造られた新酒に一度だけ火入れをしてから蔵内に寝かせて熟成させ、そして秋になる頃に2回目の火入れをせずに出荷された日本酒のことを指します。熟成によって角がとれ、新酒にくらべると、まろやかで旨味のある味わいになるのです。
今回チョイスしたのは、特別純米酒「龍勢(りゅうせい)冷やおろし 雄町」(藤井酒造/広島)。
▲淡い色使いのラベルがおしゃれ!
先ほどのフレッシュな新酒とは対照的で、米の旨味がしっかりとあり、酸の強さがぐっとくる飲みごたえのある一杯です。熟成感から来るバナナのような味わいもあります。「旨味がしっかりあるので、お燗をつけてもおいしいですよ」と店長の佐々木さん。
「和酒場 庫裏」の酒燗器は、"スピード酒燗器"と呼ばれる機械を使用しています。上についた注入口からお酒を注ぐと、一瞬でお燗し、下の注ぎ口から出てくるというもの。60mlの小グラスサイズからお燗に対応しているので、寒い季節は、燗酒を飲んで体を温めるのもいいですよね。
「庫裏」では、珍しい日本酒だけでなく有名銘柄もそろえています。この日あったのは、純米大吟醸「田酒(でんしゅ)四割五分」(西田酒造店/青森)。口の中でやわらかな香りが膨らみ、旨味もある一杯です。
スタッフさんに好みを伝えれば、オススメの銘柄を紹介してくれるので、迷ったらスタッフさんに聞いてみましょう。色々と飲みくらべて、お気に入りの日本酒を見つけたいですね。
ちなみに、レシートには注文した銘柄名や醸造方法が印字されています。おいしいお酒を見つけても、何を飲んだのか忘れてしまいがちですが、これなら記録に残るので便利ですよね。
フードメニューは、全国各地の名店から取り寄せた珍味!
さて、ここからはフードメニューもいくつか紹介しましょう。「庫裏」はあくまで日本酒がメインのバー。そのためフードメニューは、おつまみ程度となります。とはいえ、全国各地にある名店の珍味や、魚や肉を使ったメニューもあり、種類も豊富です。

「広島 赤なまこの塩辛」は、コリコリした食感でピリっとした味わいです。しっかりと味がついているので、ときどき生野菜の大根とキュウリでさっぱりと口直しをしながら、つまみたい一品です。

「大山鶏のたたき」は、表面は炙ってありますが、中はレアな状態に。ワサビとショウガをお好みで付け、すりごま入りのポン酢でさっぱりといただきます。すりごまの風味がアクセントになっています。

「スモーク数の子 オリーブオイル漬け」は、数の子の燻製です。燻製の香りが漂うプチプチ食感の数の子は、濃厚な味わいで個性的な一品。一度食べるとやみつきになってしまうかも。
飲みながら、日本酒の知識を深められる!

メニュー表の後半には「日本酒・焼酎など お酒に関する豆知識」があり、お酒の用語や歴史などを紹介しています。1人で飲んでいると、手持ちぶさたになることがしばしば。そんな時の読み物にはもってこいですし、一緒に飲んでいる人との会話のネタにも使えますよ。

このように「和酒場 庫裏」は日本酒の種類が豊富で、しかも60mlと少量から飲め、おまけに日本酒の知識も仕入れられる一風変わったバーなのです。日本酒好きも日本酒初心者も楽しめること間違いないですし、0次会や2次会の利用にもおすすめですよ!
【店舗情報】
和酒場 庫裏
住所: 東京都港区新橋3-19-4 桜井ビル2F
電話番号:03-3438-3375
営業時間: 月~金 17:00~24:00(L.O.肴23:00、飲み物23:30)/土 16:00~24:00(L.O.肴23:00、飲み物23:30)
定休日:日曜・祝日
URL: http://www7a.biglobe.ne.jp/~kurisake/shinbashi/top.html
※価格はすべて税込
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