旅人/松木安太郎 島崎俊郎
夏は暑くて有名な山梨県甲府市。なぜこの時期に山梨へ?と思うことなかれ、ここには数多くの“ぬる湯”の名湯が点在しているのだ。
その暑~い山梨の気持ちいい“ぬる湯”を訪ねるのが、松木さんと、サッカー少年だった島崎さん。まずは、農家のぶどう畑から湧いたという『山口温泉』へ。周囲は民家のど真ん中という立地で、とても温泉が湧き出しているとは思えない環境だが、お湯は38度の炭酸泉で、肌に泡がまとわりついてくるような柔らな名湯だ。そして次なる温泉もまた、その環境が素晴らしい。なんと、広大な田園風景の中にポツンと建つ日帰り温泉の『韮崎旭温泉』がそれである。お湯の色から“エメラルドの湯”とも呼ばれ、約40度の源泉掛け流しのお湯は地元の人々に大人気。
風呂から上がり、韮崎の町を散策していると、さすがはサッカーの町。元サッカー日本代表・中田英寿氏の銅像が立ち、彼の母校が駅のすぐそばに。サッカー少年たちとボールを蹴りながら、炎天下の中、サッカーに夢中になる松木さんと島崎さん。汗だくになりながら、腹ごしらえに向かったのは、名物“おざら”と “馬モツ”を出すお店。そして次なる“ぬる湯”は、鰻屋さんに湧く温泉『正徳寺温泉』。もともとは豊富に湧く井戸水を利用した養鰻業から始まり、その後、鰻専門店として営業。鰻が他より活きのいいことを不思議に思った先代が敷地内を掘ってみると、温泉が湧き出したという。源泉掛け流しの35度の冷たいと感じるほどのお湯だが、じっくり浸かっていると身体が温まってくる。2人は、そのありがたいお湯の効果に感動。そして今宵の宿『岩下温泉旅館』へ。お宿の温泉は、源泉100%のアルカリ性単純温泉で、源泉はなんと28度。真夏の暑い時期に、岩下温泉の微温泉に浸かるのが良いと、県内外から常連さんも来ているほど。
ぬるい温泉のあと、2人は敢えて熱い名物ほうとう鍋を注文。暑い山梨で、ぬる~い湯に浸かり、再び熱~い鍋をつつく2人の夜は更ける…。
旅人/古賀稔彦 谷本歩実
旅の始まりは西伊豆の堂ケ島から。 “平成の三四郎”という異名を持つ彼は、ここから是非、「三四郎島」を見てみたかった。早速2人は、夏に楽しめる海岸の温泉をテーマに松崎町へ歩を進める。まずは、その町並みと海岸の美しさで“日本のコートダジュール”を掲げる岩地海岸へ。温泉情報を地元の方々に聞くと、『夏になると出てくる温泉』があるらしい。早速、水着になった古賀さんと谷本さん、海水浴を楽しんで砂浜に上がり海岸を見渡すと、そこにあるのは、なんと船の温泉!しかもこれが、源泉掛け流しなのだ。
海水浴客と楽しくふれあい、海の家でお腹を満たしたところで、次は海岸沿いに南下して石部の町へ。細い路地をぶらり歩いていると、高齢のご夫婦が営むオリーブ園が。次なる温泉の前に、香ばしいオリーブ茶をいただき、2人は一休み。ご夫婦に教えられた道を辿っていくと、石部海岸の一角に、お地蔵様の祀られた「平六地蔵露天風呂」を発見。この平六地蔵は、大波にのまれた我が子を思って海岸に座り続けた平六という父親の菩提を弔うために地元の人々が建てたという。2人は優しいお地蔵様に見守られて、海鳴りを聞きながら、地元の人とのんびり温泉を堪能。
そして、西伊豆を更に南下し雲見温泉に到着。目指すは今宵の宿『雲見園』。家族で営む温かい雰囲気の可愛いお宿だ。温泉は、“岩の露天”と“樽風呂”で、いずれも宿の自慢、天然温泉100%かけ流し。まずは温泉を楽しみ、旬の魚やおばあちゃんの手作り漬物など全12品がズラリと並ぶ西伊豆ならではの夕食を堪能。
翌朝、早起きの2人は、なんと柔道着に着替えて浅間神社のある『烏帽子山』へ。
汗をかいた後、山頂の展望台から見下ろす美しい西海岸の大パノラマを満喫する。
そして旅の締めくくりは、赤井浜に広がる『雲見温泉露天風呂』。ここは海を間近に見ながら入れる絶景の露天風呂。海水浴の後、水着で気軽に入れて楽しめる夏こその温泉めぐりに大満足の2人。明日からは、また柔道一直線で頑張る!?
旅人/倉田真由美 勝間和代
スキー場で有名な志賀高原だが、夏の時期は一面の高山植物と山々の緑がまぶしい絶景の避暑地となり、しかも名湯が湧く観光地だという事は意外に知られていない。そんな高原の入り口、湯田中から出発。倉田さんと勝間さんは、お互いの苦労時代を知る大親友。しかし、プライベートでも、番組でも、旅は初めてという間柄。今回は、盛夏でもホタルが舞うという、その名も『ホタル温泉』を訪ねて、高原の夏を楽しむ。まずは、蓮池からロープウェイで、『発哺温泉 薬師の湯』に到着。
初の2人だけの温泉デビューを果たした2人は、更にゴンドラに乗って『東館山高山植物園』へ。植物園と言っても、フェンスなど人工的なもので区切られているのではなく、手つかずの大自然そのまま。夏はニッコウキスゲが見頃で、黄色い可憐な花がいたるところに咲き誇る。そしてサマーリフトで降り立ったのは、高天ヶ原ホテル。ここでは、2人の目当ての昼食『ねまがり竹の竹の子汁セット』を頂く。
今宵の宿『志賀リバーサイドホテル』では、“雲上の湯巡り手形”をもらう。それで訪れたのが、宿の隣にある、自家源泉を持つ『熊の湯ホテル』。ここは、 1921年創立で志賀高原最古のホテルだ。お湯はエメラルド・グリーンで、佐久間象山がこの地を訪れた時に発見したと伝えられる歴史ある温泉だが、勝間さんの温泉の感想は、経済効果や分析学を取り入れた独自のもので温泉評論家もビックリ。
山の幸が中心の夕食後は、いよいよ待望のホタル見学。ホタル見学の観光客たちと一緒にポイントに到着すると、暗闇の中でフワ~ッと幻想的に舞うホタルが点々と光っている。人に慣れているのか、点滅しながら近くに飛んでくるホタルに2人は大興奮。思い出に残るホタル観賞の夜が更けていく。
翌朝、2人はホタル温泉の朝風呂でスッキリ。記念すべき初旅行を終える。
旅人/山口良一・康子夫妻
この夏、9月までの夏期限定で、高崎からD51型蒸気機関車が走る。このSLに乗って上州の温泉を行くのは、山口良一さんと元劇団員の奥様・康子さん。夫婦での旅は久しぶりというだけあって、なんだかソワソワ、ウキウキ、楽しそうな 2人。レトロな雰囲気の中で車窓を楽しみ、大勢の人々とふれあいながら、最初の温泉地のある沼田駅で下車。夏に涼しい温泉を求め、送迎バスで群馬北部の川場村にある秘湯『小住温泉』に到着。川と緑の涼やかな環境と泉質の良さは、地元に人々にも愛され、口コミだけで評判に。清涼感溢れる露天風呂を楽しんだ後は、川場村を散策。あちらこちらに清流が流れ、夏訪れるには最高の場所だ。『滝の沢名水』の隣に2人が見つけたのは、一軒の蕎麦屋。もちろん滝の沢の名水を使って蕎麦を打つ、知る人ぞ知る人気の名店だ。2人は名水が生んだ絶品の蕎麦を楽しむ。
そして今宵の宿『悠湯里庵』に向かうため、道の駅で送迎バスを待つ。2人が泊るのは、この春にオープンした、川場の田園の中に日本の原風景を蘇らせた、萱ぶきの素敵な宿だ。館内は、カートを使って移動する広さで、部屋の中にはプレスするタオル干しや豪華なアメニティグッズなどが揃えられ、これまたユニーク。夕食まで少しの時間、近くの花の寺「吉祥寺」を訪ね、境内の中の滝や池など、爽やかな水辺を楽しむ。夏の避暑地の贅沢なひとときを満喫したあとは、宿の温泉と、上州麦豚や川場産の野菜を使った夕食を堪能。さらにオリジナルカクテルを飲みながら、贅沢な夕涼みを。
翌朝は、部屋付きのこじんまりした露天風呂に入り、涼やかな風の音を聞きながら、ご夫妻の2人旅を終える。
旅人/天宮良 石井正則(アリtoキリギリス)
舞台で共演して以来、仲が良いという天宮さんと石井さん。今回は、4月~10月の夏期限定営業、6月までは残雪によって道路も閉鎖されてしまうという標高1475メートルの秘湯の一軒宿を訪ね、ここで湯巡りをしようという計画なのだが…。
まずは、松本駅から新潟県の糸魚川を結ぶ大糸線で1時間。車窓から北アルプスの山並みを見ながら到着したのが白馬駅。駅前の観光案内所に行くと、そこに併設された足湯を発見。さらに、駅にほど近い住宅街の中にポツリとある白馬八方温泉の1つ『みみずくの湯』を訪れる。地元客の多い温泉で、露天からは白馬三山の雄姿が望める。泉質は日本有数の強アルカリ性で、化粧水のようにトロリとしているのが特徴だ。風呂上りの散歩は、アルプス山麓の原風景を色濃く残す名所『大出公園』へ。畑仕事をする地元の人々とふれあい、もぎたてのキュウリやトマトを頂く。
ちょうど昼時になり、散策途中で見つけた古民家の佇まい『かっぱ亭』で、名水で打つ『むらさき米うどん』を堪能する。次に大糸線で平岩へ。駅からバスに乗ること1時間、木立の間から顔を出す赤い屋根の建物が目的の『蓮華温泉ロッジ』だ。なんとここは電気が通っておらず、自家発電しているという。大勢での食堂での夕食の後、電気が消えると、2人は童心に帰り、懐中電灯を持ってロッジ内を探検。従業員の意外な姿を発見する。
翌朝、ロッジの裏山にある源泉と泉質の違う4つの露天風呂を巡ることに。露天までは山道を登り、木立の中にある『黄金の湯』、見晴らしの良い『仙気の湯』など、いずれも脱衣場も何もない大自然の中にポツンとある野趣あふれる温泉だ。男らしい湯巡りに、2人も大満足。
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