土曜スペシャル

毎週土曜日夜6時30分放送

2010年12月18日放送

冬の風物詩 日本の里 ふるさと再発見

信州「遠山郷」

旅人/ドン小西/永島敏行

そこは日本3大秘境の一つとも言われる遠山郷。冬の遠山郷を訪れたのはドン小西さんと永島敏行さん。
何やらこの場所には日本を代表する冬の大祭があると聞いて来た2人ですが・・・まずは遠山郷の中心地、和田宿を散策。和田宿は戦国時代には遠山氏の城下町、江戸時代には秋葉街道の宿場町として栄え、製紙会社による山林伐採が行われた明治~大正時代にかけては、料亭などが立ち並ぶ一大繁華街でもあったという。また、足りない職人はいないと言われる程の職人の町でもあり、今でも散策していると軒先で桶を作ったり、ミシンを掛けている職人を見かける事が出来る。2人ものんびりとした町並みを散策してみることに、すると何やら見慣れないものが道端に置かれているが・・・なんと!置いてあったのは二匹の猪。実はこの辺りは山肉文化が栄えており、特に今の時期は冬に備えて狩猟が活発に行われるのだ。地元の人の紹介で2人も早速山肉料理を星野屋で頂くことに。遠山郷の味覚を満喫した二人はまだまだ和田宿を散策。地元の人のお勧めスポットに向かうことに。そこは今南信州で一番とも噂されるパワースポット“龍淵寺”。ここには樹齢500年・高さ50mの親子杉が聳え、敷地内から湧き出る水は、戦国時代から一度も枯れた事のない名水だと言う。確かにしきりに県内外から水を汲みに来ている人を見かける。2人も名水を味わってみることに。そろそろ夕暮近い時間。寺の上には住職お勧めの絶景スポットがあるのだと言う。2人も早速登っていくと・・。そこから見えたのは遠山谷の彼方に夕日が沈み、V字型に切り取られた空。それはまるで逆さまにした浮世絵の赤富士のよう。空気が澄んでいる秋~冬にかけて良く見る事が出来る風景だと言う。遠山郷の懐かしい風景と人情に触れた2人。いよいよ今宵の宿へと向かいます。2人が宿泊するのは“いろりの宿 島畑”。囲炉裏を囲んだ食事処で地元の郷土料理が味わえると人気の宿です。食事内容は時期にもよりますが、ヤマメやアマゴなどの川魚や山菜、鹿や猪などの山肉など、遠山の大自然が育んだ山の幸・海の幸を存分に味わうことが出来ます。
そして翌朝、祭りの前に立寄ったのは“日本のチロル”とも呼ばれる下栗の里。標高800~1100mの間に耕地や民家が点在する下栗の里は、2009年に“にほんの里100選”にも選ばれた。傾斜30度余りの山腹を切り開いたこの土地は、古くから自然の恵みを求めて人々が暮らしてきた場所であり、日本の原風景が残る場所。そんなにほんの里を散策していると、急斜面の畑で作業をしている農家の人々が、これから本格的に降雪が始まる前に、畑の野菜を使って漬物やこんにゃく作りをしているのだという。2人は農家の軒先で出来たての漬物をつまみながら話をしていると、頂上に絶景スポットがあるという。休むのも程ほどに2人は山頂方面へ。するとそこからは急斜面に点在する家屋と畑、そして山の緑と青い空が織りなす幻想的な風景が。これぞ日本のチロルと呼ばれる所以の絶景!下栗の里を降りた2人はいよいよ今回のメインである、この地方独特の冬の大祭へ向かうことに。その大祭の名前は“霜月祭り”。長野県飯田市の上村、南信濃地区に古くから伝わる祭りで、日本全国の神々を迎え、一年間のお礼をするというもの。毎年近くの神社6~8か所ほどで行われているのだと言う。中でも見所は各神社が所有する“面”を被った男たちが踊る様子。面の種類や場所によって微妙に動きが異なるのだと言う。そして祭りもそろそろ終わり。信州を代表する冬の風物詩“霜月祭り”、そして地元の人々との温かな触れ合いから、信州の旅に大満足した二人でした。

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石川県「奥能登」

旅人/東ちづる/加藤紀子

羽田空港から約1時間。能登空港に降り立ったのは東ちづると加藤紀子の仲良し女優の2人組。空港から目指すのは奥能登・珠洲市。“珠洲市”の冬支度・風物詩を求めて海岸沿いを散策していると「波の花」といわれる光景を発見。波の花は、シベリア風が吹き荒れる12月から2月頃に見られる。そして、その近くにある「垂水の滝」も鑑賞する。珠洲市と輪島市の境にあり、垂水の白糸のような滝が、山から海へと直接流れ落ちる全国的にも珍しい滝。幻想的な光景に感動した2人。
続いて海岸沿いで出会った漁師から教えてもらったのが「ホンダワラ」。11月頃から本格的な収穫シーズンを迎えるホンダワラは「子孫繁栄」を意味する縁起物として、子宝を祈って結婚式などの祝いの汁物の実と使われたり、正月飾り(しめ縄など)にも欠かせないもの。能登の習慣としてお正月は神棚に祀るとこもあるという。さらに散策していると「間垣」を発見。昔から厳寒の冬の能登半島では年越しの作業(冬支度)として間垣の修正が恒例になっているという。その後、珠洲市の山間の方へ移動。「干柿」や「大根干し」や「雪吊り」を発見。近所の方々とふれあう。そして今宵の宿へ。「海の家 たけざわ」は毎日が賑やかで笑いの絶えないアットホームな宿。夕食は冬の能登料理づくしに舌鼓を打つ。その他、地元の神社の冬支度を訪ねる。やってきたのは、「羽黒神社」。境内では正院町 雅楽会の準備をやっている小学生に出会う。子供の一生懸命な姿に感動した2人。その後、田園に集まる「白鳥」を発見。冬の訪れを告げるように珠洲市には毎年白鳥が田んぼに飛来する。最後に「あえのこと」を見学させてもらう。あえのことは昭和51年、国重要無形民俗文化財に指定され、毎年12月5日に、奥能登一円の農家で行われていて、田の神様を自宅に招いて、1年の収穫に感謝する田の神事。その独特の行事に感動した2人。冬の奥能登で風物詩に触れ、その土地ならではの、暮らしと風土を地元の人と触れ合いながら満喫した2人でした。

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青森県「奥津軽」

旅人/伊吹吾郎/三田村邦彦

12月4日に八戸~新青森間が開通したばかりの東北新幹線に乗って、冬の青森にやってきたのは、伊吹吾郎と三田村邦彦の2人。さっそく駅に降り立った2人は、構内にある「旬味館」へ。ここは、青森県産の特産品や伝統工芸品等を取り揃えた施設。2人も中を見学させてもらいます。その後は、青森新幹線開通に合わせて、デビューしたばかりの、ハイブリッドシステムを搭載した、「リゾートしらかみ青池」に乗車。一路、五所川原を目指します。実は、今回の旅、三田村さんにはお目当てのものがありました。それが、津軽鉄道のストーブ列車。これに乗って地吹雪と津軽三味線の故郷の冬支度を楽しもうということだったんです。散策していると、民家の庭にポストと書かれた小屋を発見。中に入ると、そこは津軽凧の工房で、職人さんが絵付をしている。もともと津軽凧は、貧窮に苦しむ津軽藩士の内職として、江戸時代から作られるようになったのが始まりなんだとか。再び津軽五所川原駅に戻ってきた二人は、いよいよストーブ列車に乗車することに。車内では、津軽鉄道の名物石炭ストーブで焼いたスルメに大満足の2人。終点まで行こうとした2人ですが、アテンダントから冬の風物詩「カッチョ」を見ることを勧められる。降りた駅は、何もない無人駅。カッチョとはどこにあるのでしょうか!?駅から歩いて5分ほどの所に、「カッチョ」で囲まれた集落を発見。実はこの辺り、シベリア北西からの強い風が吹く地吹雪の名所。56世帯ある集落は、この地方独特の防風雪柵「カッチョ」で家を囲い、地吹雪から守っているのです。津軽の人々の寒さをしのぐ知恵を学んだ2人。さらに、周辺を散策していると賽の河原地蔵尊の看板を発見。2人は行ってみることに。境内に入り、社務所にいた地元のおじいさんによると、ここは恐山よりも古い土着信仰の霊場とされ、イタコの修業の場でもあったとのこと。地元の人から、津軽の人々の、信仰を大切にする気持ちを学んだ二人。その後、太宰治の生家・斜陽館の前を歩いていると、近くの掲示板で「宵の語り部」のチラシを発見。やって来たのは古い民家「かだるべぇ」。こちらは、築140年の古民家を修復した家で、地元の人が集まって行われているのが「宵の語り部」。コミュニケーションが少なくなる中、伝統を後世に伝えるため、津軽地方の民話を語り聞かせるイベントが開かれていたんです。
すっかり夜になった金木の町。2人は昔ながらの居酒屋「愛八」で貝焼き味噌、タラ鍋などをいただく。
翌日、バスに乗り込んで、十三湖を目指すことに。五所川原市北部の十三湖は、日本有数のシジミ産地として知られている。
漁師たちは、鋤簾(じょれん)と呼ばれる漁具を操り、シジミをかき出す。2人も腰引き漁も見せてもらう。さらに十三湖の先にあるのが、五所川原市の中でもカッチョで有名な脇元地区。とにかく、ここは日本海から吹く風が強く、「風の町」ともいわれるほどの土地。
お邪魔させていただいたお宅の中は、カッチョのおかげで、冬でも暖かかく過ごせる造り。
極寒の津軽で生きる人々との、温かな触れ合い旅に、大満足した二人でした。

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※掲載している情報は、放送時点のものです。