★月山(山形県):根本りつ子、古瀬絵理
月山は山形県の中央部によこたわる標高1,984mの山。湯殿山、羽黒山とともに出羽三山の一つに数えられ、修験者の山岳信仰の山として知られている。秋の紅葉が美しく、草紅葉やミネザクラ、ミネカエデなどの低木の葉が色付き、まるで絨毯のような美しさで登山客を楽しませでくれる。旅の出発は月山湖の畔。ここから色付いた月山を眺め、その後バスで月山山麓にある県立自然博物園へ。ここは、手付かずの自然が今でも多く残されている、国内でも数少ない貴重な場所。広大な園内には、ブナの原生林やミズナラ、カエデ、トチなどが林立し、湧水なども見られる。その後、今宵の宿「月山の宿・かしわや」へ。翌日、宿の送迎車で姥山へ向かう。ここからベアリフトで15分、リフト上駅に到着。正面には紅葉に染まる月山の姿が!紅葉を横目に20分程で姥ヶ岳に到着。斜面は草紅葉が美しく、ここから見下ろす月山中腹の紅葉もまた格別。
★八甲田山(青森県):中島史恵、新田恵利
八甲田山は青森県青森市の南側にそびえる火山群で、10余りを数える山々から構成されている。秋はブナ、ダケカンバ、ナナカマドなどの紅葉とアオモリトドマツ、ハイマツなどの緑のコントラストが見事。旅の出発は青森駅。その後、ロープウェーで車窓から色付き始めた木々を眺めながら約10分で山頂公園駅に到着。そして、草紅葉の美しい田茂萢湿原(たもやちしつげん)を通り、標高1,548mの赤倉岳山頂を目指す。その後、山頂から見下ろした紅葉の美しい毛無岱(けなしたい)へ向かい、その美しさに感動!紅葉を堪能した後はヒバ千人風呂で有名な酸ヶ湯温泉で疲れを癒す。
★仙丈ケ岳(山梨・長野県):小林綾子、野村真美
仙丈ケ岳は、長野と山梨の県境にそびえる標高3,033mの山で、南アルプスを代表する名山。標高が高く紅葉も9月中旬から様々な植物が色を変える。標高が高い山だが、南アルプスの入門コースとなっていて、年配者にも安心して登る事が出来る。旅の出発は中央本線の甲府駅。ここからバスで約2時間、バスの乗り換え地点である広河原に到着。ここで南アルプス林道専用のバスに乗り換え、約25分で北沢峠に着く。北沢峠は山梨県南アルプス市と長野県伊那市の境界にある峠で、標高は2,032m。
仙丈ケ岳や甲斐駒ケ岳などへの登山拠点になっている。翌朝、再び山頂目指して出発。仙丈ケ岳へは、主に藪沢新道を行くコースと小仙丈尾根を行くコースがあるが、眺望を楽しむために、藪沢新道から山頂を目指すことに。平坦な樹林帯を歩いて行くと視界が開け、沢沿いの樹木は紅葉真っ盛り。その美しさに感激しながら更に登って行くと、馬の背に到着。ここまでは北沢峠から約3時間30分。周辺にはダケカンバやナナカマドが多く、その紅葉を眺めながら昼食。その後、穂高の涸沢、立山の山崎と並び「日本三大カール」と称される藪沢カールを眺めながら、仙丈ケ岳山頂を目指す。
★白馬乗鞍岳(長野・新潟県):まこと、富永美樹
白馬乗鞍岳は、長野県と新潟県にまたがり、北アルプス北部にある標高2,469mの山。新宿から特急で中央本線から大糸線に入り、約4時間で白馬に到着。旅の出発はここ白馬駅で、バスに乗り換え約20分で栂池高原駅へ。さらに、ゴンドラとロープウェイを利用して、栂池自然園へ向かう。白馬乗鞍岳の標高1,800m~2,000mの山腹にある栂池自然園には、湿遊歩道が整備され、秋にはナナカマドやダケカンバの美しい紅葉を見に多くの観光客が訪れる。ここで紅葉を楽しんだ後、自然園の前にある今夜の宿へ。翌日、山頂を目指して出発。急斜面の登山道を登って行くと、やや緩い樹林帯の中に入り込む。しばらく登ると樹木がなくなり、森林限界にさしかかる。ここからゴロゴロした石の道を登ると、「天狗原」と言われる広い湿原に出る。標高2,200mにある湿原で秋は草紅葉が美しく、登山者の休憩場所にもなっている。さらに登山道を登って行くと、雷鳥に遭遇。その雷鳥に案内されるかのように登山道をすすむと、いよいよ白馬乗鞍岳の山頂に到着。
★栗駒山(岩手・秋田・宮城県):ダニエル・カール、小島よしお
栗駒山は岩手・宮城・秋田の三県にまたがる山で、標高は1,627・4m。ほぼ全山が紅葉する山として人気が高く、シーズン中は多くの登山客で賑わう。東京から東北新幹線で約2時間30分、岩手県の一ノ関に到着。ここでバスに乗り換え約1時間半で、秋田県との境にある須川高原に到着する。早速、宿の横から登山開始。須川コースと言われている登山道を行くと、約20分で名残ヶ原(なごりがはら)の湿地帯に到着。ここは紅葉が素晴らしく登山者の楽しませてくれる。その紅葉を楽しみながら地獄谷を登って行くと昭和湖に到着。昭和19年に栗駒山のガス爆発でできた湖と言われている。エメラルドグリーンの強酸性の水をたたえ、登山の休憩地として親しまれている。ここを過ぎるとこのコース最大の難所「胸突き坂」が現れる。急勾配の階段を注意しながら登って行くと、秋田県側からの天馬尾根コースとの分岐する天狗平に到着。ここから尾根沿いを登って行くと栗駒山の山頂に到着。下山後は須川高原温泉へ。栗駒山の北方、標高1,129mにある温泉で登山の基地として利用されている。ここの露天風呂で登山の疲れを癒す。
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