比企理恵/伊藤かずえ
東京から電車とバスを乗り継いでやってきたのは、山梨県の早川町。全国の町の中で一番人口が少ないことで知られている。そのせいなのかバス停を下りたところ人影があまりみられない。いかにも田舎にやって来ましたという風情が溢れる場所だ。それもそのはず、町のおよそ9割は森林だという。さっそく二人は町長さんに会うため早川町役場へ。訪れた町役場では、町長がこたつを囲み会議を行っていた。そんな町長の案内で、最初にやってきたのは名湯「湯島の湯」。廃校を利用したこちらの温泉施設は、かけ流しの源泉と目前に広がる雄大な景色が人気の野天風呂。冬場は、温泉の周囲をビニールで囲い寒さ対策をしている。温泉で温まった後は、町特産のフルーツ、「ポポ」を使ったアイスクリームでクールダウン。そして町民との触れ合いを経て、町の特産品が集める「麗の直売所」へ。ここでは、地場産の野菜や特産品を安価で買うことができる。また、県内産肉を使って作られる手作りハム工房が隣接しており、町長の案内で見学。そして、そのハム工房でつくられるベーコンを使った町の名物料理「ベーコンステーキ丼」を味わえるという、食堂「こんぼうず」へ。山梨県の食材を駆使した絶品料理でお腹も満たされたところで、絶景スポットへと移動。到着したのは、つり橋。こちらからは、町名にもなっている「早川」と、雄大な自然が織りなす景色を眺められる。そんな目前に広がる絶景の中に、旅のお宿を発見。一行は向かうことに。やって来た宿は、705年創業、ギネスブックにも認定されている世界最古の旅館・ホテル「慶雲館」。こちらは、皇太子様も宿泊されたことのある由緒ある旅館。名湯百選に選ばれている温泉や、地元食材を使った食事「深山会席」も人気。宿に一泊し、疲れを癒した翌日。再び町長の案内で向かったのは、「野鳥公園」。クマタカ、クマセミなど野鳥観察をできるネイチャーガイドに案内してもらう。すると、運よくニホンカモシカを発見。野生の動物との思わぬ出会いに気分も高揚する2人。そんな2人が最後に訪れるのは、名湯のある旅館「白根館」。宿の主が猟師をしているということで、館内には鹿の剥製などがある。そんな宿自慢の湯「奈良田温泉」に浸かり、山間の自然を眺めながら、貴重な出会いに恵まれた旅を締めくくる。
パンチ佐藤/大鶴義丹
湯田中駅で下車したパンチ佐藤と大鶴義丹。2人を迎えたのは、駅前温泉「楓の湯」。地元の方に愛される無料の足湯で温まり目指すは、町役場。会議中の町長を訪ねると…町長室には、たくさんの着物美人。渋温泉の女将たちと定期的に会議をしているという山ノ内町の(竹節義孝)町長は、町を売り込むフットワークの軽さが身上の熱血町長。さっそく町長の案内で向かったのは、大正ロマンの風情が漂う渋温泉。渋温泉にある9つの外湯を全て巡ることで苦労を洗い流すといわれる「九湯めぐり」の中でも町長のオススメは、9番湯の「結願湯大湯」。外湯を代表する名湯、「結願湯大湯」を満喫したあとは、地元の菓子店「小古井菓子店」の50年前から地元民に愛されている人気グルメうずまきパンに舌鼓。そして町長が二人に会わせたい人がいると次なるお店へ。 町の人が持ち寄ったあらゆる物を販売する不思議な店、「松田ストアー(おもしろ夢倶楽部)」で、大正生まれ御年なんと99歳の名物おばあちゃんが披露する自作の紙芝居を多いに楽しんだ後はいよいよ昼食へ。町長行きつけのお店、県内外の常連客が通う「古芳屋」で、地の野菜を使った天ぷらそばを堪能。こちらのそばは「須賀川そば」と呼ばれ山ゴボウを繋ぎに使用しているそう。お腹を満たした後は今宵の宿を目指すべくやってきたのは湯田中温泉。その道の途中、梅扇寺と言うお寺を発見。境内に立ち寄るとお寺にも源泉があり通常は水で手をすすぐ手水も温泉水、そして子ども達が湧き出る温泉で一生懸命お地蔵様の身体を洗ってあげている「湯けぶり地蔵」御利益があるそうです心洗われた後はお宿へ。「ホテル椿野」は、和風モダンな温泉宿。北信五岳の山々を見渡せる屋上の展望露天風呂で旅の疲れを癒す。そして夕食は信州の食材にこだわった和洋折衷、椿野スタイルのおしゃれな料理を堪能。お腹も一杯になったところで町長に連れられて向かったのは、「スナックタルカス」。お酒を嗜みカラオケを熱唱。 楽しい夜は、これにてお開き。宿に戻り静かな夜が更けていく…翌朝、町長の好意で自宅にお邪魔。山ノ内町の町民食「サバタケ」をメインとした奥様手料理の朝ごはんをご馳走に。朝食の後は町長自慢の自宅温泉で男同士3人裸の付き合い。もちろん温泉は源泉かけ流し。まるで本当の親子のような心温まる時間を過ごす。町長に案内してもらう旅…ラストは雪深い地獄谷野猿公苑の遊歩道を歩き、目指すは谷間の一軒宿「後楽館」。日本で唯一、野猿を見ながら入浴できる野趣溢れる温泉。ハプニングに見舞われながらも愉快な旅だった。
3)新潟県湯沢町 ちはる/矢部美穂
上野から上越新幹線で1時間ちょっと。ちはると矢部美穂が降り立ったのは、越後湯沢。ここは、川端康成の小説・雪国の舞台でも有名な町。まさに冬の雪深い季節。ちはるは先頃再婚したばかり。独身の矢部美穂もロマンチックな場所に「いい出会いがあるかもしれない」と、テンションが上がる。まずは湯沢町の町役場へ。待っていたのは上村清隆町長。町長さんという割には、口数が少ないもの静かな人。しかし、趣味の詩吟は三十余年と言う。道中、その詩吟を聴かせて頂く事はできるのか?そんな上村町長さんの案内で向かったのは雪深い山の中。二人に見せたい名湯があるという。どんな温泉かと期待膨らむ中、やってきたのは洞窟。中に入ると蒸気でムンムン。実は、湯沢町の源泉だった。湯沢町の最初の源泉は、およそ800年前に発見されたと言われている。そして、この源泉を引いた公衆浴場の「山の湯」に連れて行ってもらう。湯沢町で一番歴史ある共同浴場で川端康成も入浴したという。単純硫黄泉・低張性アルカリ性高温泉。普段は男女別だが今回は特別に町長と混浴。温泉から出ると地元のお年寄りがくつろいでいた。聞けば毎日来ているお馴染みさん達。なんと川端康成に会ったことがある人も。そこで、川端康成の印象などを聞かせてもらうことに。入浴して小腹もすいてきたので町長オススメのうんどんすきの店へ。店主は町長と同級生。うどんすきは、湯沢町でお客さんをもてなす時に出す料理だという。食後に向かったのは、温泉宿に併設する味わいあるカフェ。湯の街ならではのメニューを出しているという。出てきたのは、一見何の変哲もないコーヒーとプリン。実は温泉水で作った「温泉珈琲」に「温泉プリン」。体を癒す味にリラックスムードの3人。次に町長が連れて行ってくれたのは、湯沢町の高台にある宿、「一望千里御湯宿中屋」。その名の通り眺めが最高という露天風呂に入浴。湯船からは雪化粧した湯沢町と谷川連峰を望む。この温泉も最初に案内された源泉から引いているという、贅沢な源泉掛け流しだ。そして、1日目のお楽しみは夕食。新潟県の特産素材を使った料理、地元ブランド豚「越後もち豚」の漬け焼き、そして新潟といったらコシヒカリ。釜で炊きあげた炊きたてを楽しむ。夜はそのまま中屋さんに宿泊。翌日、上村町長が迎えに来てくれ案内してくれたのは、湯沢町と言えばスキー場。スキーが伝わって100年というメモリアルイヤーで町は盛り上がっている。町長が二人を連れて行ったのは、数あるスキー場うちの1つ、岩原スキー場。スキーをするのかと思いきや、ゲレンデをどんどんどんどん上っていく。ついたところは「シェラリゾート」というゲレンデと直結しているホテル。この中に町長オススメの温泉があるという。浴室に行くと、なんと湯船からゲレンデが丸見え。そこは男湯ということ。一行は露天風呂へ。屋上の露天風呂はゲレンデからは見えない作りになっており、湯沢町のパノラマが一望できるなんとも贅沢な露天風呂。ここはまさに秘湯。雄大な景色を眺めながら最高の湯に浸かるという最高の時間が流れていった。
※掲載している情報は、放送時点のものです。