すなっぷ

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2005

2月16日 #45 「心を読む!」


子供たちの国語力低下が問われる昨今、港区立笄小学校では特別授業を行っている。
先生を務めるのは、アニメ「ドラえもん」の「のび太」の声でおなじみの小原乃梨子さん。
2004年5月から1年をかけて、児童全員を対象に朗読と読み聞かせの指導を行うというもの。「声に出して本を読んで、いろんな発見をしてほしい。そして、読む力、考える力、思いを伝える力が育っていけば」と小原さん。その授業を覗いた。

まずは、大きく口を開けて正しく発声するための小原流「お口の体操」から。みんな立ち上がり両手を広げて「あくびの『あ』」「えがおの『え』」2人ずつ向き合いながら口の形を確かめた。そして、教科書に載っている「手紙」(アーノルド=ローベル作)を小原さんから朗読。続いて子供達。「ここは、嬉しい気持で読んで」「本当に驚いたように」「私の真似をして本を読んではダメ」と小原さんは指導する。

「十人いれば十種類の読み方があることを、みんなに体で分かってもらいたい。1人1人が自由に感じたことを他人に伝える方法を見つけ、さらに他人の心をちゃんと受け取れる、そんな素晴らしい大人になって欲しい」と小原さんは話す。

読み終えた子供達は「言葉に気持を込めることが分かった。」「ぼくは、あ、い、う、え、お、の口の形がはっきりしていなかったので、はっきりさせて読みたいと思います」と満足げな様子。「国語の授業は、文章の意味を理解することが優先されがち。素晴らしい文章を声に出して読み合い、聞き合うことで、気持をやりとりする楽しさと大変さ、大切さを学べたのでは」とは笄小学校の校長先生。

感情や考えを正確に伝え合うことは大人でも難しい。それができるようになるため、なるべく気持を入れて本を声に出して読み、家族や友達に聞かせてあげたらどうだろうか。