10月15日 #234 「兄弟剣士!」
フェンシングで世界を目指す兄弟がいる。目標は兄弟でオリンピック出場。
全国の高校2年から大学2年までの精鋭が集結した「東京都フェンシング個人選手権大会 第41回ジュニア男子フルーレ」。142名の参加者の中に、小学校6年生と中学校2年生の兄弟がいた。松山恭助君(12歳)と松山大助君(15歳)だ。ふたりは初めて上のクラスに挑戦する。二人の監督・川名宏美さん(日本フェンシング協会監事・ワセダクラブ監督)は、「上のクラスに挑戦するのは良い経験です。勝ち負けは別として、キャリアを踏むことはどんどんやった方が良いんですよ。今の一線級にいる選手でもみんな出ていたんです。」と、ふたりの挑戦を応援する。
兄弟が、フェンシングを始めたのは8年前。自宅に近いフェンシング・クラブへの入部を、母・幸子さんが薦めたのだ。その理由は、「私自身が、集団でやっていくのが苦手なこともあって、ちょっと変わった方がいいのかなって」と、シンプルだった。しかしふたりは、2001年には西日本大会に出場するなど、みるみる上達し、5年前、本格的にフェンシングを学ぶため、「ワセダクラブ」に所属した。「フェンシングの場合は、剣のやりとり、剣の戦いみたいなのがあって面白いんですよ。」とは、弟・恭介君の弁。兄・大助君は「心が強い方が勝つんで、精神面は大切だなって。」と、精神面の成長を自覚する。そして、父・松山武司さんは、「例えばオリンピックとか、目標までのプロセスの中では、やらなくてはならないことがいっぱいあると思うんです。当然壁もいくつも出てくるでしょうし、それを乗り越えられる力がつけば、人生のいろんな所で役立ってくると思います。」と、二人を見守る。母・幸子さんは、「こんなに小さいのに、こんなに好きなものを見つけられて、何て幸せな子たちなんだろうって、自分の子どもながら思うんですね。それを本当に伸ばしてあげたいっていう気持ちだけです。」と、目を細める。
次回は、松山兄弟、ジュニア大会で大活躍。