すなっぷ

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2009

2月25日 #252 「内野スピン」


BMXの競技、フラットランドに魅せられた男がいる。

BMXとは、1970年代、アメリカのカリフォルニア州で誕生したバイシクル・モトクロス(Bicycle Motocross)のこと。フラットランド(Flatland)とは、連続した技を平らな地面で行う競技で、「自転車のフィギア」とも呼ばれている。

内野洋平がBMXに出会ったのは高校2年の時。神戸の公園で仲間と一緒に見て以来虜となり、プロを目指す。「僕等、BMXに釘付けで、全員一致でこれにしようということになって、みんな高校の間はやっていたんですけど、高校を卒業して、皆は仕事とか好きな事やって。でも僕はそのままBMX。」と語る内野だが、実は、他のスポーツは長続きしなかったのだ。内野は言う、「結局は自分の中で悔しい部分があって、言い訳が全く出来ないスポーツってないのかなって思って」。 内野にとってBMXがそれだった。「BMXは、コンクリートの地面あればどこでも出来る。言い訳が出来ないスポーツなんじゃないかなと思って。やはり、言い訳はなかったですね。練習した分だけ上手くなるし。」

神戸でトップとなった内野は、上京を決意。練習環境がいいことから、練馬に居を構える。上京して3年、内野は、神戸で開かれた大会で、日本チャンピオンとなる。更に、2008BMXワールドサーキットアメリカ戦で優勝する。その時内野は自身が考案したスピンを披露し、注目を浴びる。内山の名をとってウッチースピンと呼ばれる技に、今、多くの選手が挑戦している。

2戦目のドイツ大会は8位。最終戦の日本戦に向けて、練習、練習、練習の日々。「一日練習をサボっても体が疼く。その一日の練習で後悔したくない。できることは全部やって大会に行って、駄目だったら駄目で仕方ない。とにかく、自分のやりたい事をそこでやる大会にしたい。」

浅草ROX3で開催された「2008BMXワールドサーキット日本戦」。もちろん、内野が狙うは優勝だが、何より、悔いを残さないこと。そしてチャレンジすること。内野は総てを出し切った。結果は3位。「評価するのは周りだから。自分じゃないから。だから今年は3位って評価されました。来年はまだ目指せる。1位じゃないから」

好きなことに出会って、挑戦を続けて!