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2014

3月12日 #511 「音楽教育!?」


2月9日、東京文化会館小ホール(東京都台東区)で、「東京文化発信プロジェクト ミュージック・エデュケーション・プログラム~ワークショップ・リーダー育成プログラム」を締めくくるコンサートが開かれた。音楽教育に関心を持つ学生や音楽家を対象としたプログラム。音楽の世界を広げるワークショップ・リーダーを育てるための初の試みだ。

プログラムのために、ポルトガルの音楽専門施設「カーザ・ダ・ムジカ(音楽の家)」から、3名の講師が来日した。「カーザ・ダ・ムジカ」とは、公演・教育・創造を目的とした、ポルトガルで最先端の音楽専門施設。開館は2005年。“音楽は芸術であると同時に人々の心の豊かさを育むものである”という信念のもと、あらゆる人に豊かな音楽体験をしてほしいと、様々なプロジェクトを展開している。講師のジョルジュ・プレンダス、パウロ・ネート、ジョルジュ・ケイジョの3名は、音楽家であり、ワークショップ・リーダーでもある。

彼らを招聘した東京文化会館の事業企画課・梶奈生子課長は「彼らは、コミュニケーションのツールとして音楽をどうしたらいいかということをよく知っている。彼らみたいな人が、日本の中からも生まれて欲しい」と語る。

12月7日、育成プログラムが始まった。受講者20名は、カーザ・ダ・ムジカのワークショップを初めて体験する。言葉による指導はほとんどなく、身近な調理器具などを叩いたり歌ったり、音楽を全身で楽しみ、合図や身振りで音を紡ぐ。およそ1時間、気がつけば音は重なりあい、人が、音楽が、ひとつになっていた。
「自分が、こんなだったっけ、というぐらい興奮して」(音学大学3年生)。
「街の音が、リズムとかメロディっぽく耳に入ってきてすごく驚いて」(音楽教育専門学校1年生)。
「どう導くかということを蓄積した中でワークショップされていて、そういう人に私もなりたい」(音学大学大学院1年生)と語る受講生。

講師のひとりジョルジュ・プレンダス氏(エデュケーション・プログラム・コーディネーター)は、「参加者の能力の高さには 本当に驚かされました。私たちからいろいろなことを しっかり学びとってくれたと思います。次回2月までに彼らが行う仕事の質と量に きっと驚かされるでしょう」と受講者を評する。

続くプログラムは、受講者が親子のためのオリジナル・ワークショップを作り上げること。
開催は2月。どんなワークショップに出会えるだろうか。