歌舞伎役者、坂東三津五郎。屋号、大和屋。 粋でいなせな歌舞伎役者として人気を博す一方、日本舞踊・坂東流の家元という顔も持ち、当代きっての舞踏の名手と評される坂東三津五郎。 この4月に新たな姿を見せた歌舞伎座。しかし、その開場までには様々な出来事がありました。 昨年末、三津五郎さんの同級生の大親友、中村勘三郎さんが他界。そして2月には大看板である市川團十郎さんまでこの世を去りました。 これから新しい歌舞伎座に向けて弾みを付けようという時に重なった不幸。それを乗り越え、新しい檜舞台に向かう三津五郎さん。 そして6月坂東三津五郎家に代々受け継がれてきたお家芸「喜撰」が、新生歌舞伎座の演目として選ばれました。