W杯 森保監督「非常に厳しい戦いにはなるが、最高に良いグループに入った」欧州視察でヒントも

サッカー

2022.4.13


森保一監督 写真:JFA/アフロ

 今年11月にカタールで開幕するサッカーのワールドカップ(W杯)へ出場するサッカー日本代表の森保一監督は、欧州視察で日本選手が所属するクラブの練習や試合へ足を運びながら、従来と異なる準備状況に頭を悩ませながらも、目標とするW杯8強入りへ準備と戦いのイメージを膨らませている。

 7大会連続7度目のW杯出場を手に3月29日にアジア最終予選を終えると、その3日後、森保監督はカタールのドーハへ飛んで本大会組み合わせ抽選会に出席。そこで、ドイツとスペインという大会優勝経験のある2か国と、コスタリカまたはニュージーランドのプレーオフ勝者という日本の対戦チームが決定。

森保監督「楽しみでしかない」

 ドイツ代表、スペイン代表という優勝経験のある2チームと同組になった本大会のグループステージの組み合わせについて、日本代表の森保一監督は改めて、「非常に厳しい戦いにはなるが、最高に良いグループに入った」と喜んでいる。

「日本は2050年までに世界一になるという日本協会が掲げる目標もある。我々は今、ベスト8以上を目標に戦っている。W杯の舞台で、優勝経験のある強豪国に勝つ、あるいは勝点をしっかり取れる戦いができるように、自信を持って臨めるようにしていきたい。楽しみでしかない」と語る。

今回の視察では4月7日にフランクフルト対バルセロナのUEFAヨーロッパリーグ準々決勝第1戦も観戦。フランクフルトは退場者を出しながらも1-1で引き分け、第2戦へつなげた。

フランクフルトで奮闘した鎌田選手のほか、MFペドリやMFガビ、FWフェラン・トーレスらスペイン代表選手も多く絡んだ対戦で、森保監督はフランクフルトの守備が「参考になった」と話し、ヒントを得た様子だ。

スペインとは、昨年夏の東京オリンピックで対戦したU-24スペイン代表との経験も活かして「我々がどれだけチャンスを作れるか、少しでも五分五分で戦える、我々が勝つ確率を高められる準備をしていきたい」と話す。

ドイツ代表についても本格的な分析はこれからとしながらも、代表選手を多く擁するバイエルンの試合やドイツ代表の試合を見て、「非常に流動的に、局面のところで全選手がハードワークしながらインテンシティ高く戦ってくる」と指摘。

「我々も個の良さを活かしながら組織的に彼らと互角に戦って勝つ、最後に確実に勝点を拾えるような流れを持てるように準備したい」と語った。

日本は2018年ロシア大会では2002年、2010年大会以来の16強に進出。ノックアウトステージ1回戦でベルギーに最終的には2-3で敗れたが、後半途中まで2-0リードを奪う戦いを展開した。

その大会にコーチとして帯同していた森保監督は、「世界の強豪と互角に戦えるという自信を持てた大会だった」と振り返り、「勝つ確率はまだまだ上げられる」と約7カ月後に開幕するカタール大会へ視線を向ける。

 今回のW杯では各国の大会登録選手数を従来の23人から26人へ、試合中の交代枠を3人から5人へ増やすことも検討されている。決定すれば戦い方にも選手選考にも幅が出る。

 日本代表指揮官は、さらに1週間ほど欧州視察を続ける。本大会へ、貴重なブレインストーミングの時間に違いない。


取材・文:木ノ原句望

【W杯カタール大会 グループステージ組み合わせ】


日本はドイツ、スペインとグループステージで対戦 写真:AP/アフロ

■グループA
カタール、エクアドル、セネガル、オランダ

■グループB
イングランド、イラン、アメリカ、欧州プレーオフ勝者(ウェールズ、スコットランド、またはウクライナ)

■グループC
アルゼンチン、サウジアラビア、メキシコ、ポーランド

■グループD
フランス、大陸間プレーオフ勝者(UAE、オーストラリアまたはペルー)、デンマーク、チュニジア

■グループE
スペイン、大陸間プレーオフ勝者(コスタリカまたはニュージーランド)、ドイツ、日本

■グループF
ベルギー、カナダ、モロッコ、クロアチア

■グループG
ブラジル、セルビア、スイス、カメルーン

■グループH
ポルトガル、ガーナ、ウルグアイ、韓国