大谷翔平 花巻東高校の先輩・菊池雄星から3号2ランホームラン放ち、初めての『ホームラン兜』を被る
2023.4.10
大谷翔平 写真:AP_アフロ
<2023年4月9日(日本時間10日)トロント・ブルージェイズ 対 ロサンジェルス・エンゼルス @エンゼルスタジアム>
この日の試合は今季初、昨年8月以来となる『花巻東高校の先輩後輩対決』となった。開幕からここまで28打数、9安打、打率.321、2本塁打と打撃好調のエンゼルス・大谷翔平(28)。対してブルージェイズ・菊池雄星(31)は、4日の今季初登板で5回、3安打、1失点の好投、初勝利を挙げている。
両者の対戦は過去7試合で17打数、4安打、打率は.235だが、ホームランは2本。日本の野球ファンからも注目が集まる一戦に、大谷は「3番・DH」で先発出場した。
1回裏の第1打席、先発・菊池のスライダーを2球見逃し、1ボールからの4球目、低めに決まったスライダーを打ち損じた大谷は平凡なファーストゴロに終わる。それでもゲッツー崩れで一塁に残ると、続くレンドンのレフトフライを相手が見失い捕球できずボールが転がる間に、大谷は一塁から一気にホームにかえり、先制点を挙げる。
3回裏、2番トラウトがセンター前ヒット、1アウト一塁の場面で迎えた大谷の第2打席。
カウント2−1から菊池の4球目、内角に入ってくるスライダーを体をたたんで綺麗にセンターへ打ち返すと、打球速度108.6マイル(175キロ)、打角23度のライナーが中堅フェンスの上を越えていき、飛距離397フィート(121メートル)の2ランホームランに。
5試合ぶりとなる第3号が飛び出した大谷は、ベンチにかえると自身初めての「ホームラン兜」を被って、味方とハイタッチを交わした。
5回裏の第3打席も菊池とのマッチアップ。フルカウントからの6球目、インコース高めのスライダーをしっかりとセンター前に転がして、シングルヒット。2試合ぶり、今季3度目のマルチ安打を記録する。
エンゼルスが6対0と大量リードしていた試合は、まさかのブルージェイズに逆転を許して6対10という展開に。
その後、7対10と3点差で迎えた9回裏、2アウトながらランナー一二塁、一発出れば同点の場面で大谷に打席が回る。ブルージェイズ6番手、抑えのロマノとの対戦だったが、ここは4球でフォアボールを選んだ大谷。チャンスを広げると、続く4番レンドンがデッドボールで押し出し、さらに5番レンフローが2点タイムリー2ベースを放ち、大谷も二塁からかえって、同点のホームを踏む。
ブルージェイズ守護神ロマノを打ち崩したエンゼルス、今季チーム初の延長戦に持ち込むも、ブルージェイズ打線が今度はエンゼルス守護神エステベスから10回に連打で2点を入れて10対12。
10回裏、2アウト満塁でトラウトが打席に入ると、ブルージェイズ・リチャーズが押し出し四球で11対12と一点差。シングルヒットでもサヨナラというこの日一番の山場で、打席には大谷。球場のボルテージは最高潮に。
ブルージェイズは8人目、左のメイザにマウンドを託す。2ストライクからの3球目、内角のシンカーを振っていった大谷だったが、結果はセカンドゴロでゲームセット。一歩及ばなかったエンゼルスは、11対12でブルージェイズに敗れた。
サヨナラのヒーローまであと一本だった大谷は、5打数、2安打、2打点。菊池から放った一発は、今季本拠地第1号かつメジャー通算130号。花巻東対決は、3打数、2安打、1本塁打で後輩大谷に軍配が上がった。大谷は4試合連続安打で打率は.333。連続試合出塁も32に伸ばしている。