【サッカー日本代表】アジアカップ初戦の経験を活かしイラク戦へ。伊東純也「どんどん積極的に仕掛けたい」

サッカー

2024.1.18


伊東純也 Getty Images / Koji Watanabe

カタールで行われているサッカーのアジアカップ。日本代表は1月14日(日)のグループステージ初戦で、かつての指揮官が率いるベトナム代表に苦戦しながら4-2の逆転勝ちを収め、19日にイラク代表戦に臨む。

初戦の反省を活かして、勝てばグループステージ突破が決まり、3大会5度目の優勝に一歩近づく。

日本が19日の第2戦で対戦するイラクは、15日の初戦でインドネシアを3-1で下し、初戦を終えて日本と並ぶ勝ち点3を手にしている。得失点差でも並んだが、総得点で日本がD組首位に立つ。

今大会では、各組2位までと3位の中で上位4チームがノックアウトステージへ進出できる。2連勝でグループステージ突破を決めたいのは両者とも同じだ。

日本にとっては初戦の反省点を活かすことが勝利につながる。1試合戦ったことで、オフやウィンターブレイク明け、または所属先で試合時間が多くなかった選手にもゲーム感が戻る。イラクの中3日に比べて1日多いのもプラス材料だ。

伊東純也選手(スタッド・ランス)は、「ベトナム戦はクロスも1、2本しか上げていないので、その回数をもっと増やさないといけない。良さがでるのはサイドで受けたところ。なるべく外で我慢して、うまくボールを引き出せればいい」と話し、チーム内でのプレーのすり合わせも重ねているという。

GK鈴木彩艶選手(シントトロイデン)も守備陣とセットプレーについての確認をしたことを明かし、「失点したシーンは技術的なミス。そこはしっかりと反省して次に繋げていきたい」と話した。

日本とイラクの通算対戦成績は日本の7勝3分け3敗。

ここ10年ほどの間に5回対戦して日本の4勝1分けで、だが、日本が勝利した試合は1試合を除いてすべてが1点差以内だった。今回は2017年6月にテヘランで行ったロシアW杯アジア最終予選(1-1)以来の対戦となる。

イラクは昨年11月のW杯アジア2次予選でインドネシアにホームで5-1、ベトナムにはアウェイで1-0と勝利。大会直前の1月6日に行った韓国との親善試合では0-1で敗れた。

伊東選手はイラクについて、「守備もしっかりしていて球際の強いチーム。強い国とも拮抗した試合をしている」とする見立てを示した。

「初戦は難しいところがあったが、2戦目はもっといいコンディションで、いいプレーを見せられると思う。どんどん積極的に仕掛けたい」と意気込んでいる。

ベトナム指揮官、狙い通りの戦いに手ごたえ

ベトナム代表のフィリップ・トルシエ監督は、「ラインをカットしたり、日本のマネジメントを崩すようにしたい」と話していたが、試合後にも「ハイプレスではなく、要所でプレスをかけて日本に考える時間を与えないようにした」と吐露。

2002年ワールドカップ(W杯)で日本を初の16強進出に導いた元指揮官は「日本を苦しめる試合をしたい」と話していたが、有言実行。若手を織り交ぜたメンバー編成で、途中までは狙い通りの試合運びを披露した。

敗れたものの、日本から2得点を奪ったことに言及して、「(無得点の)0-2よりも2-4の方がずっといい」とコメントした。

FIFAランクで17位の日本に対して94位のベトナムだが、「同じレベルでの打ち合いではなかったが、ポテンシャルは示した」と評価。

指揮官は「選手たちには自信になったと思うし、この新しいやり方を続けていけると手ごたえを感じることができた」と話した。

今大会の目標とするグループステージ突破へ向けては、「次のインドネシアに勝たなければならない。そこへ向けて、日本戦はいい準備になった」と話した。

今大会は各組2位までと3位の中で上位4チームがグループステージを突破して16強に進出することができる。ベトナムは19日にインドネシアと対戦する。

取材・文:木ノ原句望