大谷翔平「1番」復帰で崖っぷちを救えるか!?ドジャース3連敗から奇跡の逆転へ 運命の第4戦の見どころ
<2026年10月15日(日本時間16日)ナ・リーグ優勝決定シリーズ第4戦 ドジャース対ブルワーズ@ドジャー・スタジアム>
ワールドシリーズ3連覇を目指すロサンゼルス・ドジャースが、絶体絶命の危機に立たされている。
ミルウォーキー・ブルワーズとのナ・リーグ優勝決定シリーズでまさかの3連敗。あと1敗でシーズン終了が決まる状況で迎える第4戦は、大谷翔平(32)が「1番・指名打者」で先発出場する。
打線の沈黙を破り、歴史的な大逆転への第一歩を踏み出せるのか。運命の一戦を前に、両チームの注目ポイントを整理する。
最大の注目は、大谷翔平の打順変更だ。
今シリーズ第1戦と第2戦では4番、第3戦では6番を任された大谷。しかし、チームは思うように得点を奪えず、3連敗を喫した。
第3戦では2打数1安打1四球。6回には四球で出塁して満塁の好機をつくり、ウィル・スミスの2点二塁打につなげた。さらに8回には、打球速度約183キロの強烈な安打を放った。
その内容を評価したロバーツ監督は、第4戦で大谷を1番に起用する決断を下した。
「ここ数日の練習を見て、彼の精神状態も良いと感じています。昨日の打席内容も良かった。少し打線に変化を加えたかったんです」
大谷は2日前、午後9時まで球場に残って打撃練習に取り組んでいたという。
監督は「5打席立って、得点を生み出す最高のチャンスをつくってくれると信じています」と期待を寄せた。
今ポストシーズンは長打が出ておらず、右上腕二頭筋と左膝にも問題を抱える大谷。それでも、チームが最も頼りにする打者であることに変わりはない。
慣れ親しんだ1番打者として、ドジャース打線を勢いづけられるか。
先発グラスノーが背負う重責、山本由伸の救援登板はなし
ドジャースの先発マウンドに上がるのはタイラー・グラスノー。
負ければシーズン終了となる一戦で、右腕にはブルワーズ打線を抑え、味方の反撃を待つ投球が求められる。
ロバーツ監督は試合前会見で、山本由伸を救援投手として起用する可能性について問われると、「ノー」と明言した。
「ブルペンは十分に休めていますし、能力のある投手がそろっています。4勝する必要がありますが、まずは1勝しなければなりません」
目の前の勝利に全力を尽くしながらも、その先の戦いを見据えた投手起用となる。
一方、ブルワーズは左腕シェーン・ドロハンが先発。救援陣を積極的に投入する継投策が予想される。
沈黙するドジャース打線、強力救援陣を攻略できるか
ドジャースが勝利するためには、打線の奮起が欠かせない。
第3戦では6回にスミスの2点二塁打で一時逆転に成功したものの、その後は得点を奪えず、2-6で敗れた。
ロバーツ監督は、ここまでの攻撃について「事実として、僕たちは打てていません。長打もシリーズで2本しか出ていません」と厳しい現状を認めている。フリーマンも、ブルワーズの投手陣の強さを警戒した。
「彼らは素晴らしい投手陣です。時速100マイル(約161キロ)のボールを、さまざまな角度から投げてきます」
ただし、第3戦では救援右腕アブナー・ウリーベから四球で走者をため、得点につなげた。
フリーマンは「相手のブルペンを消耗させて今日勝てれば、明日に向けて勢いをつけられます」と、攻略への糸口を語った。
大谷、ムーキー・ベッツ、フリーマン、スミスと続く上位打線が、相手投手陣をどう攻略するかが勝敗を左右する。
44年ぶりワールドシリーズ進出へ!ブルワーズが誇る結束力
一方、ブルワーズは1982年以来、44年ぶりとなるワールドシリーズ進出に王手をかけている。
第3戦ではジャクソン・チョウリオの先頭打者本塁打で先制。6回に逆転を許したものの、7回にジェイク・バウアーズの2ランなどで再逆転し、ドジャースを突き放した。
攻撃力に加え、救援陣と堅い守備も大きな武器だ。第4戦を前に、救援左腕DL・ホールはチームの結束力を強調した。
「僕たちは本当に仲が良くて、グラウンドの外でも友達です。まるで家族のようなチームです」
また、トゥラングはドジャースとの対戦について、「最高のチームになるには、最高のチームを倒さなければならない」と強い決意を示した。
3連勝で勢いに乗るブルワーズだが、気の緩みはない。
ホールは「1球ごと、1イニングごと、1試合ごとに勝つことを意識してきました」と語り、第4戦もこれまでと変わらない姿勢で臨むことを強調した。